明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

インドネシア事業仕分け帰国報告 その5 5/17勉強会

2012-06-05 | 事業仕分け

さて、最終日は学者、メディアなどを集めて勉強会が行われました。

いつも不思議に思うのですが、学者とか報道関係者という方たちからは、同じような質問が出てくるのです。
FAQ集でも作って、事前に目を通してもらえば、時間の節約になるのかもしれませんが…

さて、その日の質問やら批判やらですが、

まず、実施の根拠や結果責任に関して
・法的根拠がないのに、どのような責任で不要の判定ができるのか
・結果が政策に反映できないとき、どうするのだ

情報公開に関しては
・政府は情報公開を担保してくれるのか
・事業シートなどを見てもわかりにくいのではないか
・公開することで、反対の立場から反発(この日は暴動という言葉でした)が起きないか

仕分け人については
・仕分け人の選定はどうするのか(行政寄り、ある思想を持った集団などの排除などが必要で  はないかと考えているようです)
・住民に客観的、専門的な判断ができるのか。感覚で判断してしまうのではないか

実施時間について
・仕分けにかかる時間は1時間程度で理解ができるのか
・判断するには時間不足ではないか

事業仕分けのしくみについて
・事業の点検はうちでもやっている(事業仕分けより優れた仕組みだと)
・議会で決定した判断と異なる結論になった場合もあるが、どうするのか

構想日本の位置付けについて
・構想日本とこのDPD国会との関係はどうなっている(日本でも、構想日本と実施主体である自治体や自民党・民主党との関係について、いろいろ聞かれました)

 構想日本の研修では、これらの批判や質問についての見解を述べています。当然、当日も加藤代表や伊藤さんなどからもコメントしました。

でも、後ろ向きな意見が多く、これではどうかと、私もマイクを握ってしまい、
できない理由、ダメな理由はいくらでも考えられるが、それでは何も進まない。
・政策議論ではなく、使われたお金のチェックである
・参加型民主主義の試みである。住民も経験が必要
・国任せ、役人任せの体質を見直す機会である
・国と地方や公と民の在り方、行政のマネジメントなどを考えないといずれ立ち行くなくなる
・いきなり国レベルで実施するのに抵抗があるなら、意欲がある地方でもどこでもやればいい
・厚木市でも最初はほんの数人の研修から始まった。そして10年継続し、この場にいる。
まずは初めて見ること、そしてやり続けることが大事ではないか。

と、思わず声が大きくなってしまいました。
・・・でも、みなさんから拍手をもらったんですよ。
しかも、最後に、携帯電話番号入りの名刺などをいただき、またインドネシアに来てね、と。

議論・異論が出るくらい結構なことで、多いに話し合い、インドネシアに導入するなら、インドネシア用にカスタマイズすることも検討すべきでしょう。

 研修も大詰め、大分疲れがたまってきました

この勉強会で、すべての研修日程は終わりました。充実した4日間でした。
DPD議員にも、JICAにも、忘れてならないキーマン北田多喜さんにも、もちろん構想日本にも感謝・感謝です。

あぁ~ 今年の夏休みは、インドネシアに行きたいなぁ~


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