東京消防庁の原発福島第1の3号機への放水作業に関する記者会見報道に、感動しました。現場で働く人のリアルな発言に、その凄さを感じました。
政府や減力安全保安院、東電の記者会見では、その歯切れの悪さに隠ぺい体質だとの批判もありましたが、それに比べてなんとわかりやすく率直なのか、と。
発表は、放水作業の手順を写真等の資料で示しながら、淡々と説明したものです。具体的データと図解した資料はみなさんに理解してもらいたいという気持ちが伝わってきました。
隊長と隊員の心理面に言及した時は、大仕事をやり遂げた誇りで、その顔は輝いていました。
ある隊長は、「隊員が(決死の覚悟で臨んでくれた)・・・」と声を詰まらせ、もう一人の隊長は、「妻が頑張ってきてと送り出してくれた。今は、とにかく眠りたい」と不眠不休の仕事を語っていました。
きれいな言葉で飾ることもなく淡々と。…だからこそ訴えるものが大きかったように感じました。
この動画を見た方のコメント:任務の遂行を成し遂げた彼らの口からは、誰一人として「命がけ」なんて薄っぺらい言葉は出てこない。 常に被災者・被害者の命を真剣に守ってきた蓄積があるからこそ、簡単に命がけなんて言葉が出てこないのも納得し、脱帽した。 部下を思う上官の彼らの気持ちがあふれている。これを見て私の目からは涙が止まらない。
基礎自治体は消防署(救助すべき現場)をもっています。過去からの過激なテロ、凶悪事件なども念頭に、災害対策をシミュレートしてきたからこそできた任務だったのでしょう。
私のいとこや友人にも消防職員がいますが、真剣な訓練はもちろん、いつ「いざ」が起こるか分からないので、心構え(死んだ時の)は家族で共有していると聞いた事があります。
人の心を動かすのは、災害避難所で食事を配る中学生も含め、このように現場で働く人々の真剣な姿なんだと改めて感動した記者会見でした。 http://www.youtube.com/watch?v=6Vad16Rlx8U
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