明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

報道を読み解くちから

2010-06-25 | 事業仕分け

 今日(6/25)の朝日新聞朝刊の「池上彰の新聞ななめ読み」を読んでいたら、(池上さんの記事引用については、許諾に時間がかかるらしいので、引用しませんでした。)先日の慶應大学大石裕教授からジャーナリズムについてお聞きしたことを思い出しました。
 大石教授のお話では、人はものを見てから判断するのではなく、このようなものだろうと考えてからものを見る=色眼鏡で見てしまう・・らしいんです。マスメディアに携わる人たちも、主観が(個人の主観、編集者の主観、社の方針・・・)入った記事になってしまうのは、やむをえない。だから、そのうえで、情報を受け取る私たちのメディアリテラシーを向上させることが大事だとおっしゃっていました。
 池上さんのコメントも、同様に、記者によって表現はまちまちなので、読者は新聞記事のニュアンスを読み解くちからが必要だ、というようなことが書かれていました。
 国の事業仕分けにかかわった私は、本当に共感することばかりでした。新聞も、テレビも、事実のすべてを報道することは不可能でしょうから、一部分を切り取って(この編集段階で、主観が入る)報道します。
 私たちは、報道されるものに主観が入っているということを認識した上で、きちんと情報を受け取り、自分自身で判断しないといけないのだ、と実感しています。
 このことは、私の中で、国の事業仕分けが注目されるようになってからの、とても大きな課題となっています。


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