明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

『男女共同参画社会と民法改正』を聴講

2010-10-18 | 事業仕分け
『男女共同参画社会と民法改正』を聴講しました。

国連の女性差別撤廃条約に批准した日本ですが、
まだまだ国連の審議では、“懸念”とか“勧告”という
言葉がたくさんあるそうです。
(ちなみに、未批准国は、アメリカ、イラン、スーダンなど

きちんと実施されているかどうか、
締約国には報告義務する義務があり、
2009年7月23日、第4回日本政府が提出したレポートについて
「女性差別撤廃委員会」が審議した結果、
48項目(!!)もの主要な懸念事項と勧告があり、
さらに2年以内に実施に関する詳細な報告が
要請されたとのことです

一体、何が委員さんたちを怒らせたかと言うと
「民法」がその理由の1つなんですって。

婚姻の年齢が男女で異なるのは、
世界でも日本と中国くらいなんだそうです。
16歳と18歳、この違いの合理的な説明は
難しいですよね。

再婚禁止期間の男女差も不合理だとのこと。

さらに選択性夫婦別姓も「選択性」であっても、
なかなか改正できないです。

2001年の世論調査で、
「姓が一緒の方が一体感がある」 YES41.6%
「姓が異なっても一体感はある」  YES52% 
という結果とか。
この数値は男女というより、
年齢によって大きな違いが出たとのことです。

ちなみに日本人女性の実に96%が
結婚すると姓が変わるんですって。

そういえば、結婚する女性に向かって
「今度はなんていう名前なの?」
と聞くことはあっても、
同じ質問、男性にはほとんどしないですね。

日本における男女共同参画社会の実現・・・
道のりは、長く険しいのでしょうか?





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