BLOG 思い遥か

日々新たなり/日本語学2020

オンライン授業のこと

2021-01-07 | オンライン授業

おめでとうと、あいさつしての授業はじめは微妙なことであった。言葉の意味に具体性を求めた、正月とはいつからいつまでか、などと、宿題にしていたから、七草がゆの七日はどっちなのだろう。
寒になってしまえば年賀状の定型文句、言葉も使わない。正月と言わなくなるのが、1月というきりかわりに地方によってのこと、鏡開きとか、ドント焼き、左義長とか、まあ、正月早々なのだから、この年のはじめで、初めて会えば、おめでとうと言ってもよいだろう。
セイゲツについて、政治の月、正月を説明させて、インタネット語源サイトの影響は、みんなをしてそう思わしめている。それでも、日本国語大辞典の語源の説明を参照するサイトが多くなって、またこれも、アイノウショーの説だとするものが見えるようになったものの、ひところと異なる。まことしやかに見えるのはいただけない。そう思い込んでしまう。
もとのものを読むか、原典を見れば、とんでも語源となりかねないことがわかる。まあ、俗解のこととするのが普通で、月の異称、異名、別名とその出典までたどるとは困難なことである。






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