注文住宅のクラフトホーム/東久留米市の工務店ブログ

自然素材を使った注文住宅「永持ち・快適・エコ」な住まいをご提案する東久留米の工務店。設計担当が日々思うことを綴ります。

過度の加湿に注意を

2007-02-06 14:12:51 | 健康住宅・免疫住宅
もしお宅のお部屋で鍋料理もしていないのに、窓ガラスにびっちりと結露することが頻繁にあると、それは内部結露の注意信号です。

結露には壁、床、天井などの室内表面におこる表面結露と建物の壁の中などにおこる内部結露があります。最近の住宅は断熱性能向上により、壁や床や天井の表面温度が低くなりにくいので表面結露は少なくなっています。

気にしなければならないのは内部結露です。目に見えない部分での結露のため発見しにくいのです。せっかく断熱を行っても適切に断熱材や気密層が施工されていないと内部結露の原因となります。

断熱材を入れるほど断熱材の外にある部分は、外気の温度近くまで低くなってしまいます。もし、壁の内側に施工された断熱材にすき間があると、室内の水蒸気が通り抜け冷たい外壁の内側で結露します。

断熱層の構成は結露を避けるために、室内側は透湿抵抗を大きく、外気側は小さくなるようにするので、室内の水蒸気が建物を通して冷たい面に逃げないように施工します。

また、居住者の生活スタイルも結露には大きな影響があります。昔の家では、乾燥するといってストーブの上にやかんを置いていました。しかし、最近の戸建住宅やマンションは気密性が高いので、水蒸気を発生させ過ぎると、室内の湿度は高くなりすぎてしまいます。開放式のストーブが燃焼する時にも水蒸気が生じるので避けた方がよいです。お風呂のふたや扉はしっかり閉める。扉は下部の通気用ガラリを開け、換気扇は床が乾くまで運転を続けた方が良いです。

加湿器がないと乾燥してしまうという方も、本当に必要かどうかを判断するために、室内湿度を判定してみると良いです。加湿なしでも35%以上の相対湿度であればほぼ問題はありません。逆に窓に結露させてしまうほど加湿することにより住宅が長持ちしなかったり、カビが発生したり、場合によっては健康上の影響も出ます。畳が冬季の結露によって水分を多く含み、これが原因で春以降にカビやダニに悩まされることもあるようです。加湿は程ほどにするよう心がけましょう。

すでにお宅がカビが発生しているようでしたら、ビニールクロスやフローリングなどをFFCイムウッドの物に張替えなさってみてはどうでしょうか?クロスなどにFFCテクノロジー処理をするとカビや感染菌などの病原性微生物の繁殖を抑制できます。
イムウッドの詳しい説明は当社HPのhttp://www.krafthome.biz/10.ffc/ffc.htmlをご覧ください。

設計 山崎 高枝

クラフトホーム公式WEB http://www.krafthome.biz./
 info@krafthome.biz 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿