こ~わの あれやこれや

たあいのないことを書いてますが
これが結構 本音だったり…

伯母さん

2016年02月06日 08時26分39秒 | 何だかなぁ・・・
ブログ 久し振り…
なのにこんな話しですみません…

日曜の午前に 母から電話があり、
伯母さんが入院しているから見舞いに行くと言うので、
慌てて支度をした。

弟が運転してくれて、久し振りに奈良へ行った。

伯母さんに会うのも久し振り。

いつも元気な伯母さん。
今年90才になる。

ベッドに横になる伯母さんは
元々小さかったのに、もう一回り小さく感じた。

見舞った時は絶飲食状態だった。

今迄 きちんと食べて健康に過ごしてきた人だったのに、
「こんな点滴でもお腹がすかないなんて不思議やね。」
と穏やかに笑っている。

伯母さんは母の姉。
伯母さんと私。
伯母さんには息子が一人いる。
娘も一人いたが、子供の時に亡くしてしまったそう。
それもあってか、私は子供の頃
夏休みに何日も泊まらせてもらったり、
随分お世話になった。

明るくて賢くて落ち着いた伯母さんが好きだった。
高校の時は 初めて内緒で買った白いパンプスを
秘密で見せたこともあった。

いつか私も家庭を持ち、自分の子供を連れてまたに会いに行ったりしたが、
ふとした時、伯母さんが使っていた物のことで
「私が死んだらあげるわ。」
と言われたことがあった。

そう言ってくれるのは嬉しかったが、
後でよくよく考えたら、そんな立場ではない気がする。
伯母さんの息子さん家族がいるのだから、
自分はあまり会いに行ってはいけないのではないか…
そんな気がして足が遠のいてしまった。

会いに行こうと思えばいつでも行ける。
そう思っていたら、もう随分会えずにいた…

私も年を取ったし、伯母さんも老いを重ねていた。

母に残った姉弟は伯母さんと叔父さんだけ。
気の弱いところがある母の為にも
出来るだけ長生きしてほしい。

別れ際、伯母さんの手を取ったら、
懸命に泣くのをこらえて伯母さんは声を殺した。
その様子がとても切なかったが、
気持ちを振り切って3人病室を出た。

帰り道 不安気に
「大丈夫やろか…」
母が何度も聞いたが、確かなことは言えなかった。
回復を祈るしかない…
元気になって…
神様 お願いします…

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