上坂研究室のできごと

岐阜大学 上坂研究室の(HPから漏れた?)活動を紹介します。

外部実験@大分大学

2020-11-16 13:47:23 | 日記

11月11日にD2伊藤、M2森田、M2吉田及びD1伊藤が外部実験を行うため、大分大学 放電プラズマ研究室へ出張しました。

このようなご時世において、実験をご快諾いただいた大分大学 市來先生、本当にありがとうございました。

 

実験準備の様子。 市來先生が大気圧プラズマの実験装置について説明をされています。

実験の様子。当日は丸1日かけて実験を行いました。

昼食は大分大学でいただきました。同じ大学生協なのに、何か違って見えるのは環境が異なるからでしょうか。

 

また、空き時間を利用して別府へ観光にでかけました。有名な観光名所である地獄を巡ったり、いい感じに暴飲暴食してきました。

 

 

市來先生にご紹介いただいたふぐ料理のお店。たいへんおいしかったです。

今回の実験結果を今後の研究に生かしていきたいと思います。

記事:D1 伊藤(陽)


研究打ち合わせ@京都

2020-11-13 17:20:20 | 日記

11月6日に,研究室の共同研究先企業との打ち合わせのために

京都に行きました。当該企業とはMVP法による細穴内面へのコーティングの

実用化に関する共同研究を行っており,担当しているM1坪田に加えて

B4加藤とB4内山が参加しました。打ち合わせでは実験結果の確認,考察

と次の実験計画が話し合われました.加えて,共同研究成果を投入する予定の

産業機械を見学させて頂きました。

 

研究の打ち合わせ後には近くの中華料理店(西海、https://chinese-saikai.com/)

に行きました。

美味しいちゃんぽんを頂くことが出来ました。

その後伏見稲荷への観光も楽しみました。

有名な千本鳥居はとても神秘的でした。

今回の打ち合わせを今後に生かしていきたいと思います。

(B4 加藤)


日本機械学会2020年度年次大会

2020-09-24 15:42:48 | 日記

2020年9月13日(日)~9月16日(水)の日程で開催された

日本機械学会2020年度年次大会「人・モノ・未来をつなぐ機会工学」に上坂GよりM1末松が参加しました.

 

第26回卒業研究コンテスト

『一個流し成膜のための基材包囲円筒ターゲットを用いたHiPIMS成膜技術の開発』

本研究では,1個流し・インライン成膜に対応した成膜技術革新の推進を背景に,1個流しまたは小ロット・インライン成膜へのHiPIMS技術の対応を目的として

基材包囲型ターゲットを有する同軸型マグネトロンスパッタリング装置を試作,試作した装置を用いたHiPIMS法による作動検証について発表しました.

初の学会発表&web開催という慣れない状況であったためとても緊張しました.

コンテストでは最優秀賞をいただくことができ,研究へのモチベーションが上がりました.

 

年次大会に参加するにあたり,他の方の発表も聴講しました.

以下,聴講した内容を紹介させていただきます.

①『Sn薄膜による鋳鉄の表面改質』(名城大学 安井様)

鉄系合金上でのSn成膜の摩擦低減効果の検証およびSnの分布の摩耗特性への影響検証を目的として、

鉄系合金上にSn膜を不均質になるように成膜し,膜の不均一性が摩擦低減に寄与する可能性について評価されていました.

結論として,黒鉛の存在の有無に関わらず,鉄系合金上に機械的にSn膜を不均質に成膜することで摩擦低減効果が得られることが示されていました.

 

②『窒素イオンビーム支援FCVA 法によるta-CNx 膜の膜質と耐摩耗性に及ぼす照射角度の影響』(名古屋大学 平田様)

IBA-FAD法による、照射角度がta-CNx 膜の膜質および耐摩耗性に及ぼす照射角度の影響解明を目的として,

それぞれ照射角度がta-CNx 膜の膜厚、膜硬度および耐摩耗性に与える影響について評価されていました.

結論として,膜厚は照射角度の余弦に比例,硬度は照射角度の余弦の二乗に比例およびイオンの衝突方向の運動エネルギに比例,

比摩耗量は硬度の逆数に依存することが示されていました.

 

同世代の卒業研究の発表を聞き,大変刺激になりました.

今回の発表・聴講を通して,自身の良い点・悪い点が分かったので次の発表では今回より良い発表ができるよう,研究を進めたいと思います.

 

記事

末松孝太


プラズマ・トライボロジー共同研究打ち合わせ(兵庫県立大学)

2020-04-14 11:33:35 | 日記

2020年3月18日にて、プラズマ・トライボロジー共同研究打ち合わせ(兵庫県立大学)に上坂GよりM2池田とB4末松が参加しました。

兵庫県立大学は田中一平先生がいらっしゃる大学であります。

 

共同研究打ち合わせでは、これまでの研究成果について発表しました。

初めての対外発表ということでとても緊張しましたが無事に発表することができました。発表後には田中先生より鋭いご質問やご助言があり、今後の研究に対して大いに参考になりました。

一方、M2池田は最後の集大成として貫禄を見せつけるべく、普段のゼミとはひと味違う素晴らしい発表でした。

また、兵庫県立大学の大久保さんはプラズマCVDによるダイヤモンド合成について発表されており

他大学のプラズマを研究する学生の方の発表を聞くことによって、今後の研究へのモチベーションが高まりました.

(M2池田発表の様子)

研究発表の後は研究室・実験室を見学させていただきました。

田中先生らは硬質薄膜を中心とした真空・プラズマ技術による薄膜形成とトラボロジー特性評価の研究を行っています。

同じ真空・プラズマ技術の研究ということで普段目にするような実験装置が多くありましたが、なかには我々研究室にないような実験装置もあり驚きました。

(M2池田見学の様子)

打ち合わせ後には姫路駅近くの居酒屋に行きました。

姫路ではおでんを生姜醤油に付けたりかけたりして食べるという文化があり

おでんを生姜醤油で食べるのは初めてでしたがとても美味しかったです。

 

今回の共同研究打ち合わせは,今後の研究において参考になるようなお話を聞く事が出来た貴重な機会となりました。

今後もこのような機会があれば,積極的に参加していきたいと思います。

(B4末松)


8th International Conference of ASPEN(ASPEN2019)@松江

2019-11-15 11:19:21 | 日記

11/1211/15日に開催された8th International Conference of ASPENAsian Society for Precision Engineering and Nanotechnology ASPEN2019@松江に古木先生,M2平野貴大が参加しました.11/1211/15日に開催された8th International Conference of ASPENAsian Society for Precision Engineering and Nanotechnology ASPEN2019@松江に古木先生,M2平野貴大が参加しました.

国際学会においてM2平野が口頭の講演をさせていただきました.Micro/Nano Fabrication Processesセッションにて磁気研磨技術について発表しました.

国際学会は三度目でしたが慣れない英語の発表のため,講演前はとても緊張しました.資料作成の際に常に英語の発表を想定し,慣れることが大切だと感じました.様々なことを考えることができた発表となりました.

 

他の講演において興味深かったものは

L.T. Ho様(The Hong Kong Polytechnic University)のAn investigation of factors affecting the surface generation of magnetic field assisted mass polishing (MAMP) of freeform surfaces.です.ステンレス材に対する磁気援用研磨を行っており,加工条件出しの際に効率化のためタグチメソッドを用いていました.私は研究の際,条件を一つ一つ比較し,最適条件を求めているため,Ho様が用いたタグチメソッドの効率性や正確性を比較し,研究に取り入れることができるのか注目していきたいと感じました.

またN.Fujita様のMetal Additive Manufacturing of Aluminum Alloy by Friction Surfacingについても興味を持ちました.金属3Dプリンタについて金属を押し当て,圧力を制御することで金属と金属を接着させるという3Dプリンタの新しい形でした.私は研究でパウダーベット方式の3Dプリンタを用いているため,各方式の優位性や用途などを比較し,注目していきたいと感じました.

講演後はYoung Researcher Nightという若手研究者の交流会にも参加いたしました.こちらでは3分間で自身の研究を紹介するショットガンプレゼンに参加しました.英語での3分という短い時間の中で研究内奥を伝えることについて,パワポの工夫や話し方のコツなどを学ぶことができました.

 

出雲大社に行くなど観光も楽しみました.

 

今回学んだことを今後活かしていきたいです.

(M2平野)