6月24日
梅雨の晴れ間の日差しが、朝から照りつけています。
まだ暑さに慣れていない体には、じめじめした蒸し暑さも真夏を思わせる気温も
疲れを増幅させるような気がします。
そんな夏に備えるために、古くからこの季節に行われてきたのが梅仕事。
私も小田原市の下曽我に梅畑を持つ知り合いから、今年も梅を分けていただきました。
水の中に入れると、まるで水まんじゅうみたい。
実の周りのごく短いうぶ毛が、こんな面白い姿を見せてくれるようです。
手でさっと洗うと、もうこんなふうにはなりません。
ヘタをとって洗った梅を、まずは梅干しにするために塩漬けしました。
梅干し用の梅は黄色く色づいて、良い香りを放っています。
このほか、青梅を梅酒や梅シロップに加工する梅仕事もありますが、
私のお勧めは、この色づいた梅を使った酢漬け。
ラッキョウを漬けるくらいの塩を加えた酢に、漬けこむだけの簡単さです。
もっとお手軽に作るなら、市販のラッキョウ酢に漬ければOK。
ひと月ほどして梅が柔らかくなってきたら取り出し、フルーティーな梅を楽しむことができます。
また、梅を取り出した後の酢は料理に使えるだけでなく、熱中症予防の強い味方。
好みの濃さに薄めて、飲むことができます。
甘い飲み物が苦手な方にもスッキリと飲め、塩分、ミネラル分を補給することもできます。
クエン酸が体の疲れをとってくれるのはよく知られていますね。
つまり、自家製スポーツドリンクといったところです。
熱中症予防には、こまめな水分補給と同時に塩分の補給も必要です。
ただし、高血圧などで塩分が制限されている方は、飲みすぎに注意してくださいね。