my music life

私の好きな音楽の話を綴ります。

「ボズ・スキャッグスのローン・ミー・ア・ダイム」

2009-03-22 | ロック


「ボズ・スキャッグス」というと『1976年 シルク・ディグリーズ』の都会的なお洒落なアルバムで一躍トップミュージシャンになったけれど、彼の『1969年 ボズ・スキャッグス&デュアン・オールマン』は泥臭さの残るなかなかの好アルバムだ。
さすがに売れるアルバムかというと??だが通好みのアルバムではあるね。
R&Bミュージシャンがよく録音していた「マッスル・ショールズ・スタジオ」で録音したこのアルバムは当時ここのスタジオミュージシャンだった「デュアン・オールマン」がバックでギターを担当しているので日本版は二人の名前を配しているが、原題のアルバム名は「ボズ・スキャッグス」彼のソロアルバムです。
もうすでに彼の渋いシルキーボイスは完成されていてR&Bからブルース、カントリーっぽい曲など佳作が入った好アルバムです。
 
やはりここでは一番有名な「デュアン・オールマン」のギターが冴える「ローン・ミー・ア・ダイム」のブルース。原曲はブルースマン「フェントン・ロビンソン」の『サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム』。
 ふにゃふにゃなハイトーンで陽気に「誰かおれに10セント貸してくれ」と歌っている「フェントン」と違い、しっとりブルージーに歌っている。ギターも後半ギンギン!端正ながら心揺さぶる「デュアン・オールマン」のギターも最高でした。アメリカ人も日本人好みの浪花節調なこんな雰囲気の曲好きなのかな~?と思いつつも当時、部屋を暗くして良く聴いていた覚えがある。
なんとこの曲クレジットはボズになっていて「フェントン・ロビンソン」には印税が入らなかったらしいです。「フェントン・ロビンソン」は1997年になくなりましたが大好きなブルースマンでしたから残念です。
そういえば二人ともハイトーンの鼻にかかった歌い方が似ているよね、奇遇だね。

さすがに最近の「ボズ」は『 シルク・ディグリーズ』の頃の覇気はないですが何回か来日して私達を楽しませてくれていますね。去年はTOTOとのジョイントライブもあったそうです。
 近年結構アルバム出していたよね、私も『2001年 ディグ』のアルバム持っているが中々力作だよね。地味ながら私達を満足させてくれるアルバムを出し続けているボズ、最近はジャズボーカルアルバムを出したそうだが聴いてない。「ロッド・スチュワート」のスタンダードアルバムしかり年取るとロッカーもそちらに行っちゃうの?聴いてから判断だね。



「ボズ・スキャッグス」というとこの曲だよね『We're All Alone





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3 コメント

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Unknown (sam)
2009-03-25 08:54:17
シルク・ディグリーズの頃のボズを聴いてメランコリックな世界もいいかと思ったよ~~~\(^O^)/
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Unknown (kou)
2009-03-25 19:22:19
硬派なロッカーは軟弱なAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)は聴かないとか当時は言っていたけれど、こんな大人の世界もいいな~と私も思っていました。
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追伸 (kou)
2009-03-25 19:23:41
結局、私も軟弱ロッカーでした。
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