my music life

私の好きな音楽の話を綴ります。

ロッド・スチュワート『アトランティック・クロッシング』

2009-03-14 | ロック


『ジェフ・ベックグループ』のジェフとのバトルでハードロッカーしていた頃も大好きだけれど、ライブでヨロヨロのリズム隊とロックンロールを歌う『フェイセズ』の頃も微笑ましく好きだね。ソロアルバム『ガソリン・アレイ』もよく聴いた。
独特のしゃがれ声のハスキーボイスは好き嫌いがあるかも。

私の知り合いにギター職人(ギターを作っている)がいて飲んだ席で「『ジェフ・ベック』とまた一緒にグループ組めば最高だね!」と私が言うと彼は「ロッドって歌下手じゃん!」ガ~~~ン!!!そこで話は終わった。
そうかロッドの歌は下手だと思う人もいるんだとその時初めて認識した。確かにぶっきらぼうで下手に聞こえるかも。
でも私の見解は彼の歌い方はまるでソウル・R&Bシンガーの『サム・クック』によく似ている、というよりそっくりなのだ。
『サム・クック』の『ハーレム・スクエア・クラブ1963』を聴いた時唖然とした!まるでロッドなのだ!!そうかロッドのルーツはサム・クックだったんだとその時思った次第です。ロッドはきっと『サム・クック』をこよなく愛していたんだね。
(『サム・クック・ライブ・ハーレム・スクエア・クラブ1963』のアルバムは最高のライブアルバムです!)

最近スタンダードアルバムが大売れしているそうだが私は聴いていないからコメントできないが、やはり私の愛聴盤はイギリスから大西洋を渡ったとタイトルに示されているアメリカ録音の『アトランティック・クロッシング(1975年)』
我々の時代ならこれしかないね。ファーストサイドのテンポの良いロックンロール。スローサイドのロッカーバラード。無駄な曲が一つもない。ロッドがサッカーボールを持って海を渡るジャケットのイラストは今でも大好きだね。
これ以降もアルバム買ったけれど、こんなにロマンチックでロックンロールなアルバムないよね。
バックミュージシャンもマッスル・ショールズのスティーヴ・クロッパーやジェシ・エド・デイヴィス等を起用しプロデュースはトム・ダウドとくれば悪いわけない。私は『ロッド・スチュワート』の最高傑作だと思っている。



名曲だよね『sailing』



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2 コメント

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Unknown (sam)
2009-03-18 07:42:58
私はフェイセズのころが好きだね~
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Unknown (kou)
2009-03-19 09:24:57
イギリスの頃が好きなファンは結構いますね。
アメリカ進出するとポップになっていく。
でもこのアルバムは丁度良い立ち位置にいますよね。
この後段々つまらなくなっていきますから。
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