my music life

私の好きな音楽の話を綴ります。

幻の実写版「鉄腕アトム」蘇る!

2009-12-25 | Others


突然ミュージックから漫画のお話になりますが、あまりにも感動してしまったものですから、番外編ということで幻の実写版「鉄腕アトム」のお話をしますね(笑)。

「鉄腕アトム」といえば私の幼少の頃、月刊誌「少年」に連載されていた皆さんお馴染みの「手塚治虫」氏のSFロボット漫画。

 毎月「少年」が発売されるのをワクワクしながら今か今かと待っていたものだった。
本誌で読んで続きが付録の別冊で読むという、当時としては当たり前の読み方だった。

1963年からアニメーションとなりTVで放映されたときはもうかじり付いて観ていたものだった(笑)
「鉄腕アトム」というとアニメが放映される以前は実写版(1959年~)が放映されたことは知っていた。(その前に人形劇でも放映していたらしい。できればこちらも観たい。)
 なぜなら雑誌「少年」に実写版「鉄腕アトム」のTV広告が載っていたのを記憶しているから。
当時から観てみたいと思っていたのだが、地方では放映されていなかったしTVもまだまだ普及していなかった時代だった。
そんな願望も記憶の片隅に置かれたままで、まさか封印が解けるとは思いもしなかった。



最近YouTubeでなんと偶然、実写版「鉄腕アトム」を発見したのです!!!ビックリしたのは言うまでもない!

きっと実写版アトムなんて観られたもんじゃないと思っていたのですが、これが「月光仮面」「七色仮面」並に現代でもちゃんと観られる(笑)!
 正直、アトムの姿も滑稽ではあるし、SFX(特撮)も笑っちゃう!ストーリーもやはり時代を感じさせる。

強いのか弱いのか分からないローテク「アトム」(笑)。賢いのか間抜けなのか分からない悪人。どう見ても子供なのに鉄人28号の正太郎のように車を運転する金髪の少女他、まったく愉快ですね!

半世紀前の作品なので建物・車などを見るのも新鮮!当時の時代背景を考えながら見るととても面白いのだ!

こんなお宝をまさか拝見出来るとはYouTubeというのはありがたいね。

調べてみると、今年(2009年)10月23日に放送50周年を記念し全65話中現存する58話が収録されたDVD-BOXが発売された様だ。定価34,800円成り。高いか安いかは価値観の問題だが、その中の1話がYouTubeに流れたみたいだね。

好き者の私としてはうれしくてたまらない(笑)!
頭の中のもやもや感がスカット晴れた気分ですね。

 そうなると、今度は同じく月刊誌「少年」に連載されていた「横山光輝」の「鉄人28号」の実写版も観てみたい。でも調べた画像を見ると結構キモイかも(笑)!





これが実写版「鉄人28号」う~ん!!




「ZZZ団の巻」は8まであるので画面をクリックしてYouTubeにリンクして2以降は観てください。
オープニングはアニメになっていますが正真正銘、実写版「鉄腕アトム」ですよ(笑)!



 
やはりミュージック系のブログです(笑)。
 2003年から放送された「アストロボーイ・鉄腕アトム」のオープニングテーマの「Now or Never」。
CHEMISTRYとM-FLOとのコラボ。



やはり「鉄腕アトム」のテーマはこれですね(ニコ!)

再結成した伝説の「フラワー・トラベリン・バンド」

2009-12-09 | ロック


私の高校時代は「グランド・ファンク・レイルロード」「ディープ・パープル」「ジミ・ヘンドリックス」「ザ・ビートルズ」などのロック系や「サイモン&ガーファンクル」「CSN&Y」などのフォーク系を聴き漁っていたが、友人から聴かされた日本のロック・バンド「フラワー・トラベリン・バンド」の「satori」を聴いたときは衝撃的だった。

 1970年「ジョー中山(ボーカル)」「石間秀樹(ギター)」「上月ジュン(ベース)」「石田ジョージ(ドラム)」によって結成された和製ロック・バンド。
 内田裕也がプロデュースを担当していた。



「satori」では一番インパクトのある「satori part2」



「satori(1971年)」はsatori part1からpart5の楽曲からなるトータルアルバム。
東洋風&日本民謡風な旋律と和太鼓風なリズムからなる和製ロックは、洋楽ロックの真似ばかりの日本ロック・シーンに躍り出た生粋のオリジネーターだった。



「satori part2」の再結成のバージョン!「石間秀樹」のシターラが異様ですね(笑)



今聴いても斬新で新鮮だが、38年前にこんな素晴らしいロックを産みだしたことが今でも信じられない。
やっと和製ロックも海外に誇れるオリジナリティ溢れるバンドが現れた事にもの凄く感動した。

このアルバムはアメリカ「アトランティック・レコード」と契約し、アメリカ・カナダで発売され、カナダでは「SATORI Part2」がスマッシュ・ヒット、カナダに渡って活動した時期もあったね。

今聴くとサウンド的には「キング・クリムゾン」や「ブラック・サバス」系に近い。



昔、日立のカラーテレビのCMに『MAKE UP』が流れていたね。
この曲も格好良かった!今聴くと一部分「ディープ・パープル」っぽいよね。



そういえばボーカルの「ジョー中山」と言えば1977年の角川映画「人間の証明」で俳優として出演、主題歌「人間の証明のテーマ」も歌った事の方が有名だね。



「ジョー中山」の「人間の証明のテーマ」



ギターの「石間秀樹」は解散後、杉田二郎とコラボしたり沢田研二、萩原健一とバンド結成したりと結構活動歴があり、最近は彼が造ったギターとシタールを融合したシターラという楽器で精力的に演奏活動しているようだ。

1973年に解散。短命に終わった「フラワー・トラベリン・バンド」。
日本では全然評価されていなかったけれど海外では「デヴィッド・ボウイ」や「ジュリアン・コープ」などのミュージシャンに高く評価されていた。

「クリエイション」「サディスティック・ミカ・バンド」「YMO」などの海外進出の先駆けとなったバンドだね。

 当時日本では時代を先取りしすぎたバンドだったのかもしれない。

 2007年に再結成。2008年にはニューアルバム「We Are Here」もリリース、ライブ活動も再開したらしいですね。



再結成アルバムから「We Are Here」



 現時点で彼らの創りたいサウンドということで今更昔のサウンドを期待するほど懐メロ・マニアではないですが、一応再結成したということだけでもうれしかったのですが。

 ライブでは「make up」や「SATORI Part2」を演奏しているみたいだけれどニュー・アルバムとの温度差が有りすぎるかもね。

 正直、ニューアルバムのコンセプトならグループ名を変えたほうが良かったような気がする。
オリジナル・メンバーが揃ったけれど、残念ながらそこには昔の「フラワー・トラベリン・バンド」の面影はない。

あまりにもクリエイティブな「satori」「MAKE UP」を創造してしまったバンドだけにこの再結成には疑問が残る。
価値観も変わり皆大人になりすぎてしまった。正直、伝説のバンドのままでいた方が良かったね。

残念ながら私には再結成の「フラワー・トラベリン・バンド」には何の魅了も感じない。