my music life

私の好きな音楽の話を綴ります。

ジャーニー『宇宙への旅立ち』

2009-04-22 | ロック
 

レコードの棚を見たら「ジャーニー」のデビュー作『宇宙への旅立ち』がある。当時あまり聴かなかったように記憶している。

 サンタナから独立したギターの「ニール・ショーン」とキーボード「グレッグ・ローリー」が1973年結成したサンフランシスコのバンド。
デビュー当時はインストゥルメンタル曲主体のアメリカ版プログレッシブ・ロックと言われていた。後期の大成功した「スティーブ・ペリー」加入のポップなヘヴィー・ロックバンドとは大違いのサウンド。
まだ方向性が曖昧な時代のジャーニー。確かにヒットはむずかしいかなという曲ばかりなのだが、なかなか良いじゃないですか。
時代が時代だからアレンジも古い所もあるが二人の初々しさがビシバシ伝わってくる、後期のつまらない「ニール・ショーン」のギターと大違い!様々なニュアンスのあるギターにトライし縦横無尽に駆け巡る!「グレッグ・ローリー」のキーボード&ボーカルも大活躍!
 1曲目「時の彼方へ」はメロディがポップで「エインズレー・ダンバー」のナイスなドラミングもグッド!何となく「ピンク・フロイド」っぽい出だしの「コホーテク」「トパーズ」のサンタナっぽいサウンドなど微笑ましいが、2回目に聴いた時はこのアルバムが大好きになっていた。
 後期の産業ロックと呼ばれた売れ売れ路線も嫌いじゃないが、このデビュー作を聴いたら吹っ飛んじゃうよね!試行錯誤しながらのクリエイティブなすばらしいアルバムを創り出していますね。もっと評価して欲しいアルバムだ。



 動画ではないですが「時の彼方へ」の音源がありました。



 やはり「ジャーニー」といえば「スティーブ・ペリー」在籍時の『Open Arms』ですかね!

ジェニファー・ハドソンとドリームガールズ!

2009-04-18 | R&B


やっと『ドリームガールズ』を観ました。 アカデミー賞6部門に輝く「シカゴ」の脚本家B・コンドンが監督して映画化ということでやはりね。
『ダイアナ・ロス&ザ・スプリームス』をモデルにした物語ということは聞いていたけれども、当時『ダイアナ・ロス』のジャケット&ポスターの顔が『ビヨンセ』に代わっていたり、『ジャクソン5』っぽいグループが出演しているシーンもあって結構笑っちゃう。全編演出がクサイクサイ!
 エフィ(ジェニファー・ハドソン)が仲間から追放されたり、カーティス(ジェイミー・フォックス)が急に悪者になる経緯は結構唐突な気もするが、ディーナ役の最近『 Single Ladies』でのプロモーションビデオの素晴らしさで期待していた『ビヨンセ』存在感が全然無いじゃないですかがっかりだね!
ジェニファー・ハドソンの存在感ありすぎ、本作でアカデミー助演女優賞を頂いたのも納得。
でも彼女の魅力はグラミー賞のたった3~4分のパフォーマンスの方が数倍良かったし輝いていた、とてもチャーミングだったしね!【最優秀R&Bアルバム】を受賞した喜びと感動がそうさせたのかもう最高!彼女のシーンだけ十数回と見直したほどです。
豪華な映画も『You Pulled Me Through』1曲のパフォーマンスで吹っ飛んだ気がした!

『ドリームガールズ』のおかげで最良のアーティスト活動を送れているみたいだね。私生活では悲しいこともあったみたいだが、これからも見守っていきたいアーティストだね。



グラミー賞のパフォーマンス!もう動画がありました。
最高のパフォーマンスを堪能してください。

「フェントン・ロビンソン」

2009-04-06 | ブルース

 
「ボズ・スキャッグス」の「ローン・ミー・ア・ダイム」を聴きながら原曲の「フェントン・ロビンソン」をPCで検索中ユーチューブで『サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム』ライブを発見!
 これがなんと凄い!何年ぶりかでわくわくしてしまった。

独特のふにゃふにゃなハイトーンでのご機嫌なボーカルは健在でギターがまた凄い。こんなにセンス良かったっけと思えるほど格好いいのです。こんな素晴らしいライブ映像あったのですね。
 
早速レコード棚から2枚取り出してきました。
「アリゲータ」盤の『サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム』と「Pヴァイン」盤の『ザ・メロウ・ブルース・ジニアス』のアルバム。



ブルースだけでなくR&Bタイプの曲も全てナイスではないですかお洒落ですね。心地良いシャッフルのリズムに乗った暖かいほんわかなボーカルと手数の多いギターが織りなすレイドバックした中にタイトな演奏が見え隠れするとでもいいましょうか、昔の忘れられない恋人が目の前に現れて誘惑された感じ。これは参ってしまう。
ギターも結構洗練されている。 やはり代表曲『サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム』はモダンブルース史に残る名曲だね。
「ボズ・スキャッグス」と「デュアン・オールマン」の『ローン・ミー・ア・ダイム』もいいけれどモダンな本家を聴いたらあまりにも素晴らしくてのけぞってしまう。
改めて「フェントン・ロビンソン」の才能の豊かさを実感した次第です。

1997年になくなりましたがあまり良い人生を送れなかったと聞いています、でも彼の生き様がこんなに素敵なブルースとして残っている。本当に彼にありがとうと言いたい。



「フェントン・ロビンソン」の『サムバディ・ローン・ミー・ア・ダイム』こんな最高な映像があったんだね!