ひまじん

たまに書く日記です

次男の勇気

2012-07-10 09:41:12 | インポート
 城下町娘さん、子供の気持ちって、大人が、想像しているいじょうに、

 心痛めてるんでしょうねえ。

 我が家の次男、子供のころ、太ももから、膝のあたりまで、黒く、蒙古斑点

 が、でていました。  彼が、小学校2年生か3年生の時に、書いた作文です。

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   ぼくは、小さい時、何年生かに 「左足が黒い」といわれました。

   ぼくは、くやしかったです。
 
   お母さんに、「なんで、僕の足くろいと」 と聞きました。

   お母さんは、「それはね、お母さんのおなかの中にいるとき、神様が、

   『早く出ろ、早く出ろ 』 と言っておしていたからよ」 と言いました。

   ぼくは、こうしつもんしました。

   「みんなは、どこを おしたと」 とききました。

   お母さんは、「おしりや、いろいろ」 と言いました。

   そして、「○○は、足をおされたから、いいほうよー」といいました。

   ( ○○は、子供の名前です。)

   ぼくは、だんだん、わかりました。 そして、左足の黒いのも、だんだん、

   うすくなってきました。

   ともだちから、 「左足、どうしたと? わかった、赤ちんであそんで、

             こぼして、なったとやろう」 といわれたら、

   「 ちがう、生まれつきたい 」 と、おこっていいます。

   今、足は、とおくからみたら、わかりません。

   右足あしが、ひにやけてみえないのか、左足の黒いのが、うすくなったのか、

   わかりません。

   今は、そとにでても、足が、黒いのは気にしません。

   おなじように、「足が黒い」 と、ともだちもいいません。

   うれしいです。

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  かれは、それから、ちいさな田舎の学校ではありますが、先生や、仲間から、

  可愛がられ、リーダーとなって、常にクラスをひっぱっていく存在になったようです。

  この作文、捨てれなくて、いまだに、大切に、持ってます。

  よみかえすと、今でも、涙がでてきます。

  その当時、足の黒いのをかくさず、わざと、短パンを、はかせてました。

  勇気をだすってことは、大切なことですね

  ここで、彼が勇気をださずにいたら、きっと、いじめの対象になってたでしょう。

  いま世間で、問題になってる、いじめ。  勇気をだしましょう・・・て

  子供に、いいたいです。

  私は、3人の子供がいますが、それぞれ、作文は、何枚か、とってます。

  通知表や教科書は、たぶん捨てたと思いますが、本人たちのメッセージは、

  私の宝ものとして、とってます。 (ちょっと、オーバーだったかな?)