王の逃亡 小説フランス革命7 佐藤賢一さん 集英社文庫
まず巻末の解説に池田理代子さんさんの解説が
書いてある。
「はん、誰だよ!」
なんて言う奴は誰もいないと思うが、
わたしみたいに一瞬戸惑う輩はいるかもしれない。
そう、『ベルサイユのばら』でおなじみの漫画の
作者さまである。
そして、わたしがフランス革命の歴史を語ろうとしたら・・・・
実の所、子供時代の時にうろ覚えで見た、
あの『ベルサイユのばら』くらいの知識しか
ないことに今更ながらに気づいて、
大げさながら卒倒した次第であった・・・・
ちなみに、ついこの間この小説フランス革命の
4巻、いや3巻だったか。
バスティーユの陥落を読んだ。
そう、バスティーユ要塞が陥落したあの戦いだ。
だが・・・・牢屋に入っていた政治犯とかが、
そこまで数が多くなかったことは、
実はわたしは知らなかった。
政治犯大量釈放のイメージが何故か
あったので、びっくりした次第である。
というわけで、今回の7巻も・・・・
ある意味においてびっくりした・・・・・。
ちなみに・・・・
「はん、そんな飛車いらねえや!!くれてやるわ!!」
・・・・と喋るフランス人が多いのですが、
この小説内だけの現象なので、
気になさらないように(笑)
さて、王様が逃げる・・・・いや、そもそも・・・・
『逃亡』というタイトルがついているのですが、
ヴァレンヌ事件は
実は地方に引きこもって軍隊を集め、議会に対して反撃を
試みる・・・・といった感があり、亡命を考えた
訳ではないので、逃亡というのは変なのでありますが、
でもパリから逃げたのは事実だし・・・・。
というややこしい事件であります。
ここからはねたバレがありますので、
先に読みたい人は読まないでくださいねっ ♪
さて、ねたバレの時間がきました。
続きをどうぞ・・・・。
そして、逃亡といえば悲壮感が漂うものなのですが・・・・
------長旅の乗り心地は、これで保障されたようなものだ。
家族を乗せていくのだから、足回りだけは妥協できないと、
それはルイ自ら別して出した注文だった。
あとは緑色に塗られた車体から、黄色に塗り分けられた車輪から、
白羅紗の生地が張られた車内から、
窓にかけられたタフタ織の幕から、
なんら特筆するようなところのない馬車なのだが、
足回りだけは当代最高のものを
譲れなかったのだ。
------それこそ男のこだわりだよ。
by 143ページ 闇夜 より
いや、どこにこだわってるねん、ルイ16世・・・・。
(笑)
そしてである。「ベルサイユのばら」といえば・・・・
フェルゼンである。
この小説フランス革命にも出てくるのだが・・・・
フェル『セ』ン
とゼと濁らないのである。
フェルゼンのモデルのフェルセンさんは・・・・。
そして、アニメ・漫画のフェルゼンは
むっちゃ出来る男・・・・だったのですが・・・・
小説フランス革命に出てくるフェルセン。
かっこいいのです・・・・・でも、
地図が読めずに迷うという体たらく。
この逃亡の計画者の1人なのに
まったくできない男として・・・・・
いやいや・・・・むしろ足手まといというか・・・・。
う~む・・・・。
マリー・アントワネットを救おうとはしていた
みたい・・・・なのですが・・・・。
なんとなんと、端から計画失敗のにおいが
プンプンとしてきます。
ただ1つだけ言わせていただきますと・・・・
ルイ16世、無能じゃなかったです。
ええ(笑)
周りが急変しすぎた・・・・そういう感じです。
ええ。
前例がないといえば、このルイ16世も
ほんと前例がない厳しい環境でした。
『待った』が効けば、良かったのですが・・・・。
こてくんでした。
まず巻末の解説に池田理代子さんさんの解説が
書いてある。
「はん、誰だよ!」
なんて言う奴は誰もいないと思うが、
わたしみたいに一瞬戸惑う輩はいるかもしれない。
そう、『ベルサイユのばら』でおなじみの漫画の
作者さまである。
そして、わたしがフランス革命の歴史を語ろうとしたら・・・・
実の所、子供時代の時にうろ覚えで見た、
あの『ベルサイユのばら』くらいの知識しか
ないことに今更ながらに気づいて、
大げさながら卒倒した次第であった・・・・
ちなみに、ついこの間この小説フランス革命の
4巻、いや3巻だったか。
バスティーユの陥落を読んだ。
そう、バスティーユ要塞が陥落したあの戦いだ。
だが・・・・牢屋に入っていた政治犯とかが、
そこまで数が多くなかったことは、
実はわたしは知らなかった。
政治犯大量釈放のイメージが何故か
あったので、びっくりした次第である。
というわけで、今回の7巻も・・・・
ある意味においてびっくりした・・・・・。
ちなみに・・・・
「はん、そんな飛車いらねえや!!くれてやるわ!!」
・・・・と喋るフランス人が多いのですが、
この小説内だけの現象なので、
気になさらないように(笑)
さて、王様が逃げる・・・・いや、そもそも・・・・
『逃亡』というタイトルがついているのですが、
ヴァレンヌ事件は
実は地方に引きこもって軍隊を集め、議会に対して反撃を
試みる・・・・といった感があり、亡命を考えた
訳ではないので、逃亡というのは変なのでありますが、
でもパリから逃げたのは事実だし・・・・。
というややこしい事件であります。
ここからはねたバレがありますので、
先に読みたい人は読まないでくださいねっ ♪
さて、ねたバレの時間がきました。
続きをどうぞ・・・・。
そして、逃亡といえば悲壮感が漂うものなのですが・・・・
------長旅の乗り心地は、これで保障されたようなものだ。
家族を乗せていくのだから、足回りだけは妥協できないと、
それはルイ自ら別して出した注文だった。
あとは緑色に塗られた車体から、黄色に塗り分けられた車輪から、
白羅紗の生地が張られた車内から、
窓にかけられたタフタ織の幕から、
なんら特筆するようなところのない馬車なのだが、
足回りだけは当代最高のものを
譲れなかったのだ。
------それこそ男のこだわりだよ。
by 143ページ 闇夜 より
いや、どこにこだわってるねん、ルイ16世・・・・。
(笑)
そしてである。「ベルサイユのばら」といえば・・・・
フェルゼンである。
この小説フランス革命にも出てくるのだが・・・・
フェル『セ』ン
とゼと濁らないのである。
フェルゼンのモデルのフェルセンさんは・・・・。
そして、アニメ・漫画のフェルゼンは
むっちゃ出来る男・・・・だったのですが・・・・
小説フランス革命に出てくるフェルセン。
かっこいいのです・・・・・でも、
地図が読めずに迷うという体たらく。
この逃亡の計画者の1人なのに
まったくできない男として・・・・・
いやいや・・・・むしろ足手まといというか・・・・。
う~む・・・・。
マリー・アントワネットを救おうとはしていた
みたい・・・・なのですが・・・・。
なんとなんと、端から計画失敗のにおいが
プンプンとしてきます。
ただ1つだけ言わせていただきますと・・・・
ルイ16世、無能じゃなかったです。
ええ(笑)
周りが急変しすぎた・・・・そういう感じです。
ええ。
前例がないといえば、このルイ16世も
ほんと前例がない厳しい環境でした。
『待った』が効けば、良かったのですが・・・・。
こてくんでした。