1月21日(土)
「ほおっ、『雪うさぎ』(ケーキ)かあ!!」
いつものおやつ速報が入った。
羽生先生が初日に頼んだおかしが『雪うさぎ』だったので
びっくりしました。
藤井先生が選ぶのかなぁ~~~と漠然と思っていたので、
ふむふむと思いながら見ていました。
53手▲1四角が放たれた時に、「なっ」と思ったこてくん。
ちなみに、これにかけられた時間はわずかに2分。
わたしは、その前の羽生先生の手を見てなかったのですが、
▲2一飛と打った手にはたったの6分だったらしい。
なんか凄すぎるやんと思い、後ろ髪をひかれながら
家を出ました。
いや、実は更にすごい手59手目『▲8二金』があったのですが、
これ、テレビで見てないんですよねぇ~~~~。
いやぁ~~~~、皆とその驚きを共有したかったわぁ~~~~。
ほんま。
この将棋の白眉といわれるこの1手を
同時刻に見てないんですよねぇ~~~~。
画竜点睛を欠くと言われても仕方ないですなぁ~~~~。
2日目。1月22日(日)
9時に対局開始なのですが、1手目から並べてから
『封じ手』も出されるので、
9時3分くらいに対局開始となりました。
ま、でも、すぐには手は進まないので、
解説陣も初手から手を振り返ってくれます。
この日も仕事なので、見たいのを我慢して
午前中は寝ました。
ちな、この対局前に放送していた、今までの銀河戦を
振り返るシーンは
さんの全盛期の姿や、
加藤一二三先生の秒読み将棋の中で、
「あと何分っ!!」
と言うセリフが事実だったのを知って
驚愕していました。
(前日の8時台は、佐藤天彦先生と里見先生の
新銀河戦を見ていて、
「なっ、里見さん勝ったんだ。」
と思いつつ
トーナメント表を見てみると、
藤井先生の師匠が山根ことみさんに負けているのを
見て、またびっくりしていました。)
午後2時前後、起きてテレビ画面を見てみる。
藤井先生の74手目が放たれる前の局面で、
85分フリーズしている局面である。
正直、もうこのままずっとこの画面を
見ていたいと思ったのですが・・・・。
藤井先生の手が△7七銀と打ち込まれた。
「ほおっ・・・・」
いや、わたしは画面でAIが候補に挙げた手で
この手はあんまりいい手ではないのを
知ってるんですよ。
なんか「カンニングしてるような気まずさ」が
ありますよね。これって。(苦笑)
でも、一応人間対人間の対局・・・・と言うことに
なってるので、先手の羽生先生が間違えるかも
しれない。
そう思うと、この手もあり?なのかなぁ~~~~と
思いつつも、
個人的な勘では、
『結論を急ぎすぎる』ような手に見えて
しょうがなく、
やっぱ、受けにまわるほうがいいんじゃね?と
思った次第です。(素人の勘ですが)
更に3時の速報で、藤井先生はアイスティーとゆずソーダを
頼んだと聞くと、
「いや・・・・そこは・・・・」
と言いよどんでしまった。
食べられなくても、ここは食べ物を食べて、
相手に「まだまだやるぜよ!!」と、
見せつけたい所。
相当に読みにふけりたかったのでしょうか。
藤井先生。
わたしは、「ああ羽生さん、『はにたん最中』食べてるし勝てるんだな。」
と思った瞬間です。
ただ、局面はまだまだ、実際は複雑なのでありました。
75手目に羽生さんの▲7七同金が指されるまで、72分もあり、
わたしが願った通りに、本当にこの局面で止まってるやん・・・・
と半笑いになりながら見て・・・・
そこそこしろうとな父「羽生さんの玉、2八まで逃げるよ」
と言うと、
こてくん「う~ん、羽生さんが2八に玉を逃がすような展開だと、
駒をぼろぼろ取られて負けになるんやないの?」
と、読んでもないのにそう言うこてくん。
ほんと、どっちが将棋をわかっているのやら・・・・(笑)
そして、▲7七金(72分)・△同馬・▲5七銀打(2分)△7八飛(35分)
ここで、わたしの囲碁・将棋チャンネルでの観測(観戦)は
終わりました。
(なので、▲4六歩(41分)という好手を
見てないんよねぇ~~~~~。
いやぁ~~~~ほんともったいないっ・笑)
なんとも『濃密』で『深淵』な世界でしたねぇ~~~~。
85分と72分の長考合戦。いやぁ~~~~。
くるねぇ~~~~。
すごい熱量やねぇ~~~~。
局後、羽生先生は、
「最後も怖かったんですけど、何かあったらしようがないと。
詰まなくてよかったなという感じ」
とは言っているのですが、
83手からは89手目の▲3六玉(6分)以外は
全部ノータイム。
101手目の▲4八香まで見事に走りぬきました。
そして、終局時、羽生先生の玉は2八に鎮座している。
父の予想は見事にあたり、
わたしは脱帽するのでありました。
うわぁ~~~~。くらくらくるなぁ~~~~。
ほんと。面白すぎる。
今のZ世代が見たら、わたしの行動を見ていると
「なんちゅう時間の無駄使い」と思われるはずだけど、
これが将棋というような、
ほんと凄い世界でした。
ではではっ。