角材削り。
四面を削り終わったら、次は木口(こぐち)だ。
まず切り落とす幅を決め、シラガキで墨付けをする。

このとき注意が必要なのは墨付けをする面の順番。
ただ四辺をぐるりと墨付けしてもキレイに仕上がらない。正四角形に削ったつもりでも実際には微妙にズレていたり、スコヤ(写真の直角定規)に狂いがあるかもしれないからだ。
方法としては、常に第1基準面と第2基準面にスコヤの妻手を当てて直角な線を引けばいい。細かい説明は省くけど、こうすれば最悪スコヤにズレがあっても3面・4面の角でぴたりと線が合うようになる。知恵だね。面白いね
次はシラガキで引いた線の外側を、ほぞびき鋸で切り落とす。ほぞびき鋸とは、ホゾなどの精密さが求められる場所に使う薄いノコギリだ。

一気に切り落とすんじゃなくて、回転させながら切るのがポイント
切り終えたら切り口をカンナで削る。木口は堅いので、水拭きして柔らかくして削ると良いですはい。
で、最後に仕上げ。全面を水拭きして(凹みを復元させて)から全面を仕上げ用カンナで削る。いつもは角を面取りするんだけど、今回はこのあと8角形に削るので角はそのまま残しておく。
てことで完成~
先生に確認してもらいにいく。先生、例の虫食いを見て
「こりゃ~やる気をそがれる虫食いだな」。
その通りでございます。
しかし続いて
「別の材を使ったほうがええな」。
えっ!?
おもむろに機械室へと消えていった先生。
そして待つこと約5分、手には1本の角材が握られていた・・・・・・。

角材2世、よろしく頼む。
それにしても、2日かけて手作業で角材を削ってきたことを、機械を使えばわずか5分で終えてしまうのだ。もちろん鋸引き後が残っているので、仕上げはカンナをかけるんだけどね。実際スコヤで確かめてみても、ぴたりと直角になっている。
うぅむ。機械のすごさを改めて実感。おそるべし
これで四角い角材が完成した。これを使って次は8角形の角材を作る。
まず木口に8角形の墨付け。

1辺の長さを求める方法はいくつかあると思うけど、今回はさしがねを使った。角目側で長さを測り、その値をmmとした角からの距離に印をつける。これを4隅の角から両側に印をつけていった場所を結んだ線が正8角形だ。
分かりにくいか。字だけじゃね
ネットや製図の本で調べてくださいませ。

これから削る面の木口をノミで軽く墨付けする。軽くしないと角材が割れるぜ
角を削るには角材を45°傾けねばならない。かといって手で押さえるとぐらついてしまう。
そこで、下のようなV字型の台を使って材を固定してやるのだ。


そしてカンナで徐々に削っていく。初めは荒仕込でがしがしと。
ある程度まできたら、慎重に平面を確認しながら削っていく。
なんせ、これ削り過ぎたら全てが狂うからね
失敗できない(というかぜったいしたくない)緊張感が今までとは違うねえ。

寮に帰ってからだいぶ削りましたばい。
今日のところは、荒仕込でおおまかに8角形を削り出した。
あとは中仕上げカンナで正8角形となるように慎重に慎重に。
四面を削り終わったら、次は木口(こぐち)だ。
まず切り落とす幅を決め、シラガキで墨付けをする。

このとき注意が必要なのは墨付けをする面の順番。
ただ四辺をぐるりと墨付けしてもキレイに仕上がらない。正四角形に削ったつもりでも実際には微妙にズレていたり、スコヤ(写真の直角定規)に狂いがあるかもしれないからだ。
方法としては、常に第1基準面と第2基準面にスコヤの妻手を当てて直角な線を引けばいい。細かい説明は省くけど、こうすれば最悪スコヤにズレがあっても3面・4面の角でぴたりと線が合うようになる。知恵だね。面白いね

次はシラガキで引いた線の外側を、ほぞびき鋸で切り落とす。ほぞびき鋸とは、ホゾなどの精密さが求められる場所に使う薄いノコギリだ。

一気に切り落とすんじゃなくて、回転させながら切るのがポイント

切り終えたら切り口をカンナで削る。木口は堅いので、水拭きして柔らかくして削ると良いですはい。
で、最後に仕上げ。全面を水拭きして(凹みを復元させて)から全面を仕上げ用カンナで削る。いつもは角を面取りするんだけど、今回はこのあと8角形に削るので角はそのまま残しておく。
てことで完成~

先生に確認してもらいにいく。先生、例の虫食いを見て
「こりゃ~やる気をそがれる虫食いだな」。
その通りでございます。
しかし続いて
「別の材を使ったほうがええな」。
えっ!?

おもむろに機械室へと消えていった先生。
そして待つこと約5分、手には1本の角材が握られていた・・・・・・。

角材2世、よろしく頼む。
それにしても、2日かけて手作業で角材を削ってきたことを、機械を使えばわずか5分で終えてしまうのだ。もちろん鋸引き後が残っているので、仕上げはカンナをかけるんだけどね。実際スコヤで確かめてみても、ぴたりと直角になっている。
うぅむ。機械のすごさを改めて実感。おそるべし

これで四角い角材が完成した。これを使って次は8角形の角材を作る。
まず木口に8角形の墨付け。

1辺の長さを求める方法はいくつかあると思うけど、今回はさしがねを使った。角目側で長さを測り、その値をmmとした角からの距離に印をつける。これを4隅の角から両側に印をつけていった場所を結んだ線が正8角形だ。
分かりにくいか。字だけじゃね


これから削る面の木口をノミで軽く墨付けする。軽くしないと角材が割れるぜ

角を削るには角材を45°傾けねばならない。かといって手で押さえるとぐらついてしまう。
そこで、下のようなV字型の台を使って材を固定してやるのだ。


そしてカンナで徐々に削っていく。初めは荒仕込でがしがしと。
ある程度まできたら、慎重に平面を確認しながら削っていく。
なんせ、これ削り過ぎたら全てが狂うからね


寮に帰ってからだいぶ削りましたばい。
今日のところは、荒仕込でおおまかに8角形を削り出した。
あとは中仕上げカンナで正8角形となるように慎重に慎重に。
突然のコメントで失礼します。
ジロさんのblog、楽しく、興味深く拝見させていただきました!
実は私も現在、埼玉県飯能市にて木工の勉強をしております。そして日々の出来事blogを公開してます。
コチラです↓
sightworks-修行中- http://sightworks.blog95.fc2.com/
長野と埼玉、同じ木工家具製作の学校ですが、訓練方法や進み方等、若干の違いがあったりして・・・面白いものです!
お互い家具製作を志す者として情報交換などさせていただければ幸いかと思っております。
これからも頻繁にチェックさせていただきます。
ヨロシクお願い致します!
はじめまして。ようこそいらっしゃいました
sightさんのブログにもお邪魔しました。
訓練内容のちょっとした違いが面白いですよね。砥ぎの練習に木の矯正器具を使うところとか・・・。
またこちらの訓練内容は随時アップしていきます。お互い良い家具作って、満足のいく進路を決められるように頑張りましょう