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さて,一挙に,MRIの臨床応用に近い話まで来ましたが,また,基礎的なお話をいたしましょう.
「スピンエコー」という言葉が,何度も出てきましたが,これは,MRIでは,一番中心的で,しかも重要な技術です.もし,スピンエコーという技術がなかったら,MRIは,これほど広く使われていなかったかも知れません.ですから,スピンエコーを発見した,Erwin Hahnという先生(上の写真)にも,MRIのノーベル賞が与えられても良かったかも知れません.
私は,ハーン先生の講演を,1998年,ベルリンで開かれた国際磁気共鳴学会(ISMAR)と,1999年,フィラデルフィアで開かれた国際磁気共鳴医学会(ISMRM)で,拝聴いたしました.1999年の講演は,How I tumbled at a spin-echo?(いかに私はスピンエコーに躓いたか?)という題目で行われましたが,Jokeがちりばめられていて,大変愉快な講演でした(もちろん,すべてのJokeが分かったわけではありません).
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