MRIのすべて(all about MRI)

磁気共鳴イメージング(MRI)に関するさまざまな経験や知識を提供しつつ今後の展望を切り開きたい.

スピンエコー?

2006-01-19 23:18:55 | Weblog

さて,一挙に,MRIの臨床応用に近い話まで来ましたが,また,基礎的なお話をいたしましょう.

「スピンエコー」という言葉が,何度も出てきましたが,これは,MRIでは,一番中心的で,しかも重要な技術です.もし,スピンエコーという技術がなかったら,MRIは,これほど広く使われていなかったかも知れません.ですから,スピンエコーを発見した,Erwin Hahnという先生(上の写真)にも,MRIのノーベル賞が与えられても良かったかも知れません.

私は,ハーン先生の講演を,1998年,ベルリンで開かれた国際磁気共鳴学会(ISMAR)と,1999年,フィラデルフィアで開かれた国際磁気共鳴医学会(ISMRM)で,拝聴いたしました.1999年の講演は,How I tumbled at a spin-echo?(いかに私はスピンエコーに躓いたか?)という題目で行われましたが,Jokeがちりばめられていて,大変愉快な講演でした(もちろん,すべてのJokeが分かったわけではありません).

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« T1強調画像とT2強調画像... | トップ | スピンエコーとは? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事