見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

再びスペイン>セビィリャへ

2007-11-10 20:14:11 | スペイン
イスラム世界のモロッコから、再びスペインに戻ってきた。ジブラルタル海峡の町アルヘシラスからセビリア(Sevilla)までバスで2時間半。スペイン人の発音を聞くと「セビィリャ」と響く。フラメンコ発祥の地だ。

セビリアの中心部にある「オアシス・バックパッカーズ(Oasis Backpackers' Hostel)」の入り口を開けると、大きなバッグパックを抱えた若者たちがレセプション脇のソファーで談話し、入り口の小さなボードに『今夜のタパスツアー9時半出発』と書き込むスタッフがいて、3台のパソコンはメールやチャットに熱心な若者で満席だった。



昨日までのポーターが立つ広いロビーの高級ホテルとは別世界だが、何となくほっととする雰囲気だ。6ベッドのミックスドミにチェックインすると、「そこの併設バーでウエルカムドリンクをどうぞ」と可愛いチケットをもらった。ウエルカムドリンク付きのホステルは初めてだ。
早速、セルベッサ・コン・リモン(ビールのレモンソーダ割り)を注文して喉を潤す。モロッコはイスラム教の国。通常のレストランではアルコール類を置いていない。モロッコ人は甘いミントティやコカコーラを飲んでいた。禁酒に耐えた一週間を終え、久しぶりのビールの苦味が喉を刺激する。
美味しぃ。スペインに戻って来たことを実感した。



モロッコのホテルはすばらしかった。何しろ、4つ星ホテルコースツアーなのだが、「4つ星ホテルが満杯なので、今日は5つ星ホテルに入っていただきます。」という思いがけない変更が4泊もあったのだ。ポーターが運ぶ立派なスーツケースの中にまぎれた汚れたバックパックが場違いに見えるホテルばかりだった。
と言っても、ホテルの星の数で判断するのは難しい。4つ星であっても、前泊の5つ星より高級感あるホテルもあった。「私の国では、この程度のホテルに4つ星は付けませんよ。最高に甘く見ても3つ星がせいぜいです」と朝食時にドイツ人夫婦が不平満杯だった4つ星ホテルもあったり。

とにかく、平常の旅に戻った。




↑ホステルはイスラム様式の香る教会の隣り。屋上のテラスは教会の壁に接している。


↑ホステル屋上のテラスにはジャグジーが・・・。


↑キッチン数ケ所に貼られている注意書き。どこのホステルでも、キッチンを使いっぱなしにする不届き者対策に苦心している。食器を汚したままで放置するのはboysが多い?


↑ホステルに併設するバー「Hiro」。コンチネンタルの朝食無料のホステルだが、朝のバーでは、ゆで卵や絞りたてオレンジジュースなどを販売している。

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