見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

幼子と一緒に出歩くことのできる環境

2007-07-23 18:35:04 | 欧州
南・東南アジアでは、あちこちに子どもたちが溢れていた。友だちやきょうだいが集まって屈託無く遊ぶ姿が当たり前のように日常の風景に存在していた。
そして、ここ北欧諸国では、あちこちに子供連れの家族が溢れている。乳母車を押して歩く家族の波。路上は乳母車のすれ違いで賑やかだ。大きなバッグパックを背負い、乳母車に幼子を乗せて旅する若い家族もいる。

ツーリストインフォメーションでは、若いバックパッカーや年配のカップルに混じって、乳母車を伴った家族連れも観光情報を求めて並ぶ。

滞在したユース・ホステルのほとんどのダイニングに、子供用の椅子が用意されていた。ホステルを利用して旅する小さな子供づれの家族が少なくないということだ。

地下鉄に路線バスに長距離列車も、乳母車の乗車は当たり前の造り。

車内には乳母車、車椅子、自転車に対応できるスペースが確保されている。

日本の子育て中の家族は、どこにいるのだろう。 
欧州はサマーバケーションの真っ只中。男性も女性も長い休暇をとって家族と一緒の時間を楽しんでいる。先日訪れたスウェーデンの環境保全啓発センターも「夏季休業」で閉館だった(!)。夏に休暇のとれないサービス業は冬期にとるとか。日本も暑い夏の盛り。家族揃って出かける場所は…海山、ディズニーランド、公園・・・。
北欧が家族連れの外出であふれているのは、ユニバーサルな社会インフラ整備や福祉政策の充実だけが理由ではないのかもしれない。



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