見果てぬ夢

様々な土地をゆっくりと歩き、そこに暮らす人たちに出会い、風景の中に立てば、何か見えてくるものがあるかもしれない。

旅の風景■素朴さに癒されるネパール

2006-08-26 07:03:06 | 過去の旅
首都カトマンズは、街のあちこちに多神教であるヒンズー教の神々が祭られています。人々の穏やかな信仰心と、質素で素朴な生活に癒され長く逗留する若者も少なくありません。

ネパールの首都カトマンズ。
最初に旅行者として足を踏み入れたのは10年以上前のことですが、その後、縁があって、教育支援活動を始めました。
自分が当時、教育界に片足を入れていたこともあり、
「飢えた民に魚を与えれば・・・」を痛感していたことも理由のひとつでした。

活動のために、1年に数回、カトマンズに入ることもありました。
活動には様々な喜怒哀楽が伴いましたが、活動から離れて、安宿に逗留しているときは、旅行者気分で地元の人たちの生活を観察するのが好きでした。

ヒンズー教、チベット仏教、イスラム教、様々な人々が日常的に神を崇め、神と共に暮らしているような雰囲気がそこかしこに漂うカトマンズです。
時間が、ゆったりと緩やかに過ぎていくような錯覚に陥ります。
例えば、買い物。
観光客向けの店に入ると、「まずチャイはどうです?」と勧められ、ぶ厚いグラスに入った甘みたっぷりのミルクティが運ばれてきます。
それから、しばし世間話、そうこうするうちに目の前にこれでもかというほど商品が広げられ、目が散って選ぶのに一苦労し、やがて、値段交渉へ。
その間、半日近く店に滞在していたこともありました。
他の客が来ないので、店主もいい暇つぶしだったのでしょう。

道端にも、様々な行商人が店を広げています。
皆一様にゆっくりとした時間の中で生活しているように感じるのは、私の感覚が麻痺しているからなのかもしれません。

 鉄皿の中に敷いた細かい炭火の上でこんがりと焼かれる昔ながらのとうもろこしは、あごが疲れるほど固くて味がある。


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