ごめんね、ダーリン!

基本的に何でも口にする性格だが、それでも夫には言えない事もあるし、言いたくない事もあるよな・・、うん。

サプライズ

2008年06月20日 22時09分50秒 | 恋人とのあれやこれや
今朝一つ前の「禁断症状」を書き、仕事に行った私。

同僚の美穂ちゃんに「もう口きかないっ!」と愚痴を言い
「また、そういう出来もしない事を・・」と反撃された私・・。
(鋭すぎて反論の余地も無い・・・)

夕べ「お家?」とメールをした所
「今、地区の会議中」と返信があった。
アイツは忙しすぎる・・(せんちゃんの事です)
「眠い・・」とメールが来たので
目を覚まさせてやろうと思った私は
くだらんメールをバンバン送ってやった。
勿論「ご飯行こ~、明日か明後日」という
おねだりも忘れないという「甘えん坊」の私である。
しかし・・
例の如く「無視」・・チックショ~!

だから今日はもうメールもせずに一日仕事に励んだのよ。

午後五時・・・
仕事が終わり、車で帰路に着く私の携帯が鳴った。
「ブーブー」
見ると、せんちゃんからであった。

「何時に行けばいい?」

はいぃぃぃ???

「ほぇ?ご飯か?」
「だめなの?」
「だめな訳ないだろ?仕事は?」
「今、学校の会議が終わったの」
「もう直ぐお家だよ」
「じゃ、行くね」

・・・・せんちゃんってば・・・
サプライズだよな・・全く持って・・・
何の前触れも無く・・・
何て「マイペース」な男なんだろ・・。

では、デートの一部始終をっ!
(バカな女と笑ってください)

車で迎えに来たせんちゃん。

「せんちゃんってば・・サプライズなんだから・・」
「エヘヘ」
「アイスバーグ(薔薇)がまた蕾つけてるよ、見る?」
「見る!」

エンジンを止め、庭に入って来てアイスバーグをジッと見つめる。

「あ・・これ取らなきゃダメだ・・」
「どれ?」
「この葉っぱに黒いシミみたいなのが出来たら取るの」
「そうなの?」
「うん、これあっと言う間に広がるからね?気をつけて」
「へーい」

車に乗り込み「どこに行く?」と聞く背広姿のせんちゃん。
(会議の時は必ず背広なの・・ステキなの・・)
今、彼の周りには「弔事」の匂いがプンプンしている。
「そろそろ逝くかも」という知人が3人もいるのだ。

「だからさ、近くにしようね?」
「うん、良いよ」
「でさ、俺失敗しちゃったよ」
「なに?」
「今日、午前中にスーパーに買い物に行って・・」

どうやら美味しそうなマグロのお刺身を買ったらしい。

「え~??良いの?ご飯・・」
「仕方ないから、俺の分も食っちゃえって連絡した」
「あっちゃ~~~~、ゴメンね・・」
「ね~ね~ね~っていうメール、敵わんからなぁ」
「チッ・・そこかい・・」
「なんかさ、使命感に駆られてな・・」
「使命なのか?」
「義務感とも言う・・」
「義務なのぉぉぉ???」
「冗談だよっ!ギャハハ!」

近所の「ココス」というファミレスにインした2人。
今日の会議は私達が深く関わっているM高の会議だったから
こんな話やあんな話が出て・・と報告してくれるせんちゃん。
先日の周年行事の実行委員会の話やら・・たくさんの話をし・・
最後にせんちゃんが、地区委員会の会長になっちゃうかもしれないと!!

「え~?そうなの?」
「うん・・ちょっと怪しい雰囲気なんだよー・・」
「実行委員会の副委員長もは・・無理かな・・」
「う~ん・・」
「辞める?」
「だからさぁ、M君にやってもらうのが良かったような・・」
「そっか・・、替わってもらう?」

私の顔をジッと見て考えるせんちゃん・・。
周年行事の実行委員長は私である。
私としてはせんちゃんが副委員長だと助かるが・・
せんちゃんが無理と言うなら仕方が無いと思った。
それでもきっと「やるよ」と言ってくれるだろうと信じていた。

「もう良いよ、この間決まったしさ~・・覆すのも変だしな」
「そう?」
「うん、やるやる」

ふふ~ん・・私とやるのは面白いと言えよな~・・。

「さ、帰るぞっ!」
「へーい」

レジに行きお金を払うせんちゃんの背中に・・
ピトッとくっつくのが私の「変なクセ」だ・・。
見ると壁に「今日のレタスは○○県産」「トマトは・・」と書いてある。

「せんちゃん、今日のレタスは茨城産だって・・」
「ん?なあに?」
「トマトは○○産だってさ・・」
「どこ?」
「あそこに書いてある」
「えっと、91円あります」
「聞いてる?」
「聞いてるよ、どこ産だって?」
「お米は福島産だって・・」
「あ・・ホントだ。レシートは良いです」
レジのお兄さんとも話しながら、私とも話すせんちゃん。
もう背中に貼り付かれるのも「馴れっこ」である・・。
ちっとも嫌がらない「可笑しなせんちゃん」である。

外に出て「ありがと」と言う私に不思議顔のせんちゃん。

「だって、禁断症状だった」
「フヘヘ・・」
「せんちゃんに逢わないと禁断症状が出る」
「だからご飯したろ?」
「だからアリガトって言ったろ?」
「コイツは・・あぁ言えばこう言う・・」

車に乗り込み、手を貸せとねだる我儘な女に
「ダメ!危ないんだから!」と拒否る男・・。

「せんちゃんの性格は好きじゃないけど手は好き」
「そう来るか?・・・このヤロー・・」
「貸せ」「ダメ」の押し問答の末に
「じゃぁ、良いよ・・」と拗ねる女に
「分かったよーー・・」と折れる男・・。

照れちゃって・・・
ってか、私もそうだけど・・
甘えられて嫌な人なんていないよ。

あっと言う間に我家に到着・・クスン・・。
「じゃぁね」
「明日はヨロシクな!」
「あ?」
「祝賀会の打ち合わせ!」
「あ、そうだ・・」
(明日は私が学校に行く日だった)
「せんちゃん」
「なぁに?」

私は最近、別れ際にせんちゃんのホッペを触る事にしている。
くすぐったがりのせんちゃんは、ちょっと硬くなる。

「何だよー!やめろよー・・」

と言いながら「されるがまま」のせんちゃんが可愛い・・。

「今度はいつ?」
「わかんねー」
「じゃね!」
「うん、ばいばい」

こうして私の禁断症状は治ったのである。
にしても・・
ホントに「サプライズ」であった。
せんちゃんは「駆け引きの上手な男」なのかも?
と、つくづく思う私であった。


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2 コメント

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はじめまして (マイルドセブン)
2008-06-29 22:45:13
しばらく前からちょこちょこ覗いてました!私も旦那ではない、会いたいなぁと思う人がいるから(もうかなり長く会ってません、、)二人の仲をうらやましがりつつ読んでます(^_^)今日町内の行事で、その人にすごーく似てる人に会ってしまって、誰にもそのことを言えなくて、ついここに書いちゃいました(^o^;)好きな人に会えるっていいですね。ほんとにうらやましいです(>_<)
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コメントありがとうございます。 ()
2008-11-22 09:40:52
すみません・・
コメントいただいてから五ヶ月も経ってしまった。
システムを理解出来ていない中年でホントに申し訳ない!

「究極の片思い」なので・・
これでも結構辛いものがあるんですが・・
会えないよりは会えたほうが良いですよね?
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