婚活@港区

東京都港区にて、婚活、始めました。基本は、「待ち」だけど。
恋活・婚活事情、「歳の差婚」を研究中。

欧州情勢は世界経済の「動脈瘤」

2012-01-07 11:50:29 | 日記
ユーロが連日の安値更新。いよいよの感がある。

コラム:欧州情勢は世界経済の「動脈瘤」
2012年の世界経済の動きは、欧州債務危機の動向によって全く違った展開になる公算が大きい。ソブリン危機にさらされ続ける欧州情勢は世界経済の血流を阻害する「動脈瘤(りゅう)」とも言うべきで、何かの刺激を受けて破裂すれば、さらに深刻なショックを招きかねない。
市場では、S&Pの格下げで欧州の国債利回りが一斉に上昇し、市場の緊張度が高まるのではないかとの予想が広がっている。特にフランスの格下げが現実に起きれば、フランス系銀行の格下げに波及する公算が大きくなる。株価下落や銀行CDSの保証料上昇を経路に、米系投資銀行の信用悪化につながれば、金融システムの受ける圧迫は一段と強まることになる。

民間金融機関とギリシャとの債務削減交渉は難航しており、昨年12月20日にはマドリードに本拠を置くヘッジファンド、ベガ・アセット・マネジメントが民間債権者を代表する運営委員会から離脱したことが明らかになった。
ギリシャの報道官は3日、1300億ユーロのギリシャ向け第2次支援が合意に至らない場合、ギリシャはユーロを離脱せざるを得ないとの考えを示した。

様々なイベントを乗り越え、欧州危機という「動脈瘤」が破裂せずに年末までたどり着けば、大きなクラッシュなしに世界経済は緩やかな成長を継続することができる。そうなることを期待したいが、待ち受けるハードルはそろって高そうだ。


危機の周辺国への悪影響はすでに出ている模様。

焦点:ハンガリーのデフォルトリスクを意識、地域影響は限定的か
ハンガリーの金融市場ではこのところ、通貨フォリントが大幅に下落、国債利回りも急上昇している。こうしたなか、市場ではハンガリーのデフォルト(債務不履行)リスクが意識され、欧州のほかの地域への影響波及を警戒する声も上がっている。
ハンガリー危機は、近隣諸国へも影響しつつある。ポーランドとチェコのCDSスプレッドは今週30bp拡大し、オーストリアでもスプレッドが拡大し始めている。しかし、昨年11月末時点の水準よりは改善しており、今のところはまだ、打撃はそれほど大きくないもようだ。


ハンガリーを投機的等級の「BBプラス」に格下げ=フィッチ
フィッチ・レーティングスは6日、ハンガリーの信用格付けを1段階引き下げ、ジャンク(投機的)等級となる「BBプラス」とした。見通しはネガティブ。
フィッチは声明で「格下げはハンガリーの財政、外部資金調達環境、および成長見通しの悪化を反映している。これらは一部、非標準的な経済政策により引き起こされたもので、こうした経済政策により、投資家信頼感が損なわれ、国際通貨基金(IMF)・欧州連合(EU)との新たな契約の合意が困難になっている」とした。


伊ウニクレディト株価が3日続落、過去3日で下落率は37%に
イタリア銀行大手、ウニクレディト(CRDI.MI: 株価, 企業情報, レポート)の株価が6日も急落した。4日に75億ユーロの株主割当増資を43%のディスカウント価格で実施する計画を発表したことを受けた売りに歯止めがかからず、3日続落となった。
同行株価はこの日、11.1%安の3.9820ユーロで取引を終えた。過去3日間の下落率は37%となった。


欧州委員会がベルギーの2012年予算認めず=新聞
欧州委員会は、財政赤字見通しが楽観的過ぎるとして、ベルギーの2012年予算を却下した。ベルギーのDe Morgen紙が報じた。
ベルギーは2012年の財政赤字の国内総生産(GDP)に対する比率を、欧州連合(EU)が定めた3%を下回る2.8%とする方針。
ただ同紙は、欧州委員会はベルギー予算の成長見通しによると、財政赤字の比率は3.1%に達するとみており、EU基準を上回り制裁対象となる可能性があると報じている。


ベルギーの予算が認められないならば、ギリシャやイタリア、スペインはどうしようにもない。緊縮財政にすればするほど景気は落ち込み、さらに苦しくなっていく。国民がそれに受け入れられなくなれば、世界経済はおしまい。