東京マラソンが終わり本日は昨年からフル化された静岡マラソンが(ハーフでは立川、三浦も)開催されましたが、最近は毎週のようにどこかで大型のフルマラソン大会が開催されています。やっぱりブームなんですよね~(笑)
(余談ですが写真のように私が出場した昨年もですが静岡は毎年雨になりますね…)
さて、2007年に初開催された東京マラソン効果により始まった現在の異常なほどのマラソンブーム。続々とフルマラソンの新規大会も増えておりフル完走をしたランナーの数も増え続けています。
これ、10年前、2005年にはまだ考えられませんでした。
では、今後の10年後、2025年はまだブームが続いているのか?
ここ数年、東京マラソンは倍率が横ばい、大阪マラソンは下がり傾向であることを考えれば現在はブームが一段落している可能性はあります。
ただし、これは関西だと京都、奈良、神戸や姫路城、関東周辺でもアクアライン、静岡、前橋や横浜など続々と新規大会が開設され一定数のランナーが分散した結果かと思っています。そういう意味ではまだまだブームは続いていることは間違いありません。
しかし、問題はこれからですね。今後も金沢、富山、函館、さいたまなど新規大会が続々計画されており、さらにこのようなブームに便乗して他の地方自治体もフルマラソンを計画することが容易に想像できます。
そうするとわざわざ遠征しなくてもどこでもフルを走れてしまう→特に初心者ランナーにとってマラソンが「特別な世界」(魅力あるコンテンツ)でなくなる→スキーやテニスなど他の競技へ人気がシフト→全体のランニング人口が減少→残ったランナーの取り合いで抽選割れ、定員割れの大会が出始める→赤字などで廃止になる大会も出始める、という負のスパイダルになる懸念もあります。
1990年代、「私をスキーに連れてって」効果やJRの宣伝効果も重なり一大ブームとなったスキーも新幹線や高速道路の発展などで手軽にスキー場へ行けるようになった反面、「特別な世界」でなくなり逆に人口が減少(ブームが終焉)したのと同じ道をマラソンも歩んでしまう可能性は高いのかな…、と思われます。
思うに、特に日本人ってある「効果」により「特別な世界」を求める人種なんですよね…(要はミーハー!(笑))。そういう意味ではランナーの私が言うのもなんですがスーパースター・錦織選手の活躍効果により(フィギアスケートなどと比べて)比較的手軽に始められるテニスが次の「特別な世界」(トレンド)になりそうな予感をしております。
私の予想としては2020年まではオリンピック開催効果もあり現在規模でブームが続くでしょう。
ただし、その後はマラソンバブルが弾けて二極化が進み人気大会は東京マラソンなど一部に集中していき、地方では新規大会数も落ち着きコアランナーを除いたランナー数は現在の半数程度まで減少…、が2025年頃と予想しております。
まあ、これでも2005年当時よりは遥かに人気はある状態かと思いますが…(笑) 要は「適正な人気規模に収束する」、が流れになると予想しています。
しかしまあ、90年代あんなにマイナー競技だったマラソンが現在ここまでブームになるとは…(笑)
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