コニタス

書き留めておくほど重くはないけれど、忘れてしまうと悔いが残るような日々の想い。
気分の流れが見えるかな。

名前のでない仕事

2005-06-30 12:37:51 | 
多くの仕事が「無名」の人達の手で行われている。
普通の社会では、当然なんだろう。

ちょろさんのかっぽれも、たまたま友達で、ブログで話題にしてたから気づいた。
でも、そのとなり、私の醜態の後ろに見える小さなポスターも、じつはアトリエ仲間のアケミさんの仕事だったと、あとで知らされた。

や、マジ、ごめんなさい! GIGIさん、情報感謝です。

それにしても、チラシやポスターの質はピンキリ。で、捨てられないなぁ、これ、と思うのもあれば、見ただけでいいや、ってのもある。そういうモノは、一つ一つ、誰かが作っている。
でも、名前が出ない。もんのすごい有名なデザイナーなら下の方に小さく出てるときもあるし、学生なんかだと、成果発表みたいな意味で出すこともあるけど。

CMでも、本の編集でも、名前を出さずに仕事を得うる人は多い。彦星さんなんて、信じられないくらい大量の仕事してるのに、関連業界(クライアントになりうる企業や官庁を含む)での知名度に比べて、一般からの認知度はものすごく低いんじゃないか(あぁ、有名になると、あんな事、こんな事、出来なくなるからか……?!)。

翻って、私の仕事は、基本的に署名付き。授業のプリントにも毎回名前書くし、論文でも、短いコラムや、辞書の項目執筆でも、責任者として名前を乗せる必要がある。それは、情報源の正しさに対する責任の所在、と言う意味なんだと思うけれど、それでも、たとえば、誰か親しい人に自分の仕事を紹介したりするとき、「ほら」と言って差し出すのは、ちょっと気持ちが良かったりする(恥ずかしくて隠したいモノのあるけど)。

作品は、作り手の名前で評価されるべきモノではない。
そうなんだけど、やっぱり、名前知りたかったりするし、知ってる人の作品は、教えて欲しいなぁ。

風の便りに、あれよかったね、とか言われればそれでいいのかなぁ。それとも、その企画とか、商品とかが成功することが一番?
なんか、近い所にいる人たちなんだけど、仕事って、違うなぁ。

これ、もう少し考えたいテーマ。
私の書くものは商品じゃない。良くも悪くも。そういうことを、すごく考えなきゃ、と思った。いま。
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1 コメント

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Unknown (コニタ)
2005-06-30 22:14:32
このことについて、マシマさんが、

http://prema.exblog.jp/1131965/



「無名性に甘えるのか、それを大事にするかは本人の生き方に関わってくるような仕事」って言ってるのが、何だかずしんと来ました。



「無名性に甘えてる」仕事を見ますね。かなり。きびしい世界だなぁ。



そういえば、きょう、蓮花さん作品の広告を入手!

すっきり綺麗な広告でした。



たぶんY本さんですよね? ありがとう!

別の人だったらびっくりだけど。
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