「記事を量産」などと書いてみた物の、これだけにかかりきりになれるわけもないし、簡単に書き散らかす物でもないので、進みません。
11月の終わりから、ひと月分丸々、「感想文」が書けていないのだけれど、9月末以降は、一応行ったところなどのリストだけはだいたい挙げてある(これにも漏れがあるかもしれないけれど)。
誰かが記事を待ってるとも思わないけれど、まぁ、自分に課した宿題、と言うつもりで。
23日、祝日、展示と演奏会に出かけた。
朝、常葉美術館。常葉学園菊川高校 美術・デザイン科の卒業制作展。
夜、静岡市民文化会館大ホール。静岡大学吹奏楽団 定期演奏会。
この日は、「期せずして」アマチュアのイベントがふたつになった。
レベルは、どっちも結構高い。
前者は今年『転校生』で親しくなった高校生女優さんの作品がポスターに採用された、と言うので、まぁ、好奇心半分だったのだけれど、これが案外面白い。
有名な誰それの作品です、と言われたらだまされそうなのもいくつか。
高校生だから未熟だ、と決めつけるわけにはいかない。
もちろん、沢山の作品の中には見劣りするのもあるし、画題と即きすぎてしまったイラストや日本画は、ちょっと残念な印象もある。
一方で、ある種の痛みを持っているのもあって、さて、この人たちの未来は、と考えると複雑だったり。
その若い友人の作品は、悩みも愉しんでしまえるパワー全開、清濁ごちゃ混ぜの力作でした。
ずっと、未来を切り拓いていって欲しい。
卒業制作というのは、我々の卒業論文や修士論文のような物で、与えられたテーマではなく、自分の中から生まれてきた欲求を、それまでに蓄えてきた知識と技術を駆使して表現する物だ。
それを、校内とはいえ、公共の空間で披露できるのは羨ましい。
で、同じ場所で同じ時間を共有した同年の若者たちだけの展示会、というのは、妙な力が働いている気がする。
過去の図録風の物はあったんだけど、今年のはまだ出来ていないらしい。
吹奏楽。
入場者数1232人だとか。
実際、大ホールの1階はほぼ埋まっている。
私は学生に「招待券」を戴いてしまったのだけれど、実際にお金払った人はどれくらいなんだろう。
学生たちの分担金とか、色々考えてしまう。
ちゃんとお金払って出かける価値のある演奏会だと思いますよ。
一曲、みんなが浮き足立ってしまった曲があったけれど、ほぼ破綻もなく、気持ちの良い演奏会で、客も総じて好意的(ただ、演奏中にカメラ持ち上げて撮影してる人が近くの列に一人。子供がむずがるのをたしなめるお母さんが、実はプログラムの陰で携帯メールしてるとか……、大人がな~)でした。
ただ、それでもやっぱり、ブラスって限界あるよな~、と思ってしまったのも事実。
特に、今回の曲目はどうやらみんなブラス用に作られたモノみたいで、こんなの出来まっせ、という感じで「めくるめく」あれやこれや、で、最後はば~~~~ん! と言う……。
ラベルっぽい、ガーシュインっぽい、バーンスタインっぽい、大河ドラマっぽい、情景描写。
それは、おそらく演奏者や経験者である聴衆にとってはワクワクする類のものなんだろうけれど、どうにも色気がないというか……。
ポップスを使え、と言うのではないけれど、作曲者、編曲者は、ビッグバンドジャズから学んで欲しいなぁ、などと、勝手な感想。
多分、そういう曲が無いのではなく、選ばなかった理由があるのでしょう。
話が逸れた。
アマチュア。
文学概論でも、“素人”の文章を使うことが多い。
で、さて、“プロ”ってなんだ?
評価の定まった人の作品が、いつも素晴らしいわけではないし、まだ評価されていないからダメなわけでもない。
ただ、こういう若い人たちの表現には色んな可能性の芽があって、それは途中で折れてしまうのかも知れないけれど、大きな花になるかも知れないし小さな実をつけるかも知れない。
そういう未来を覗く愉しみもあるし、実は、“プロ”の作品をもう一度しっかり照らし出してくれる機能もあるのだと思う。
久しぶりに若い人たちの表現に触れて、色々発見があった。
ちょっと前までは芝居も演奏会も誘ってくれる学生がいたんだけれど、最近すっかり来なくなっていたのだよね。
怖がられてるのかね。
何かやってる学生たちは、どんどん声かけてください。
ちゃんとお金払っていきますよ。
11月の終わりから、ひと月分丸々、「感想文」が書けていないのだけれど、9月末以降は、一応行ったところなどのリストだけはだいたい挙げてある(これにも漏れがあるかもしれないけれど)。
誰かが記事を待ってるとも思わないけれど、まぁ、自分に課した宿題、と言うつもりで。
23日、祝日、展示と演奏会に出かけた。
朝、常葉美術館。常葉学園菊川高校 美術・デザイン科の卒業制作展。
夜、静岡市民文化会館大ホール。静岡大学吹奏楽団 定期演奏会。
この日は、「期せずして」アマチュアのイベントがふたつになった。
レベルは、どっちも結構高い。
前者は今年『転校生』で親しくなった高校生女優さんの作品がポスターに採用された、と言うので、まぁ、好奇心半分だったのだけれど、これが案外面白い。
有名な誰それの作品です、と言われたらだまされそうなのもいくつか。
高校生だから未熟だ、と決めつけるわけにはいかない。
もちろん、沢山の作品の中には見劣りするのもあるし、画題と即きすぎてしまったイラストや日本画は、ちょっと残念な印象もある。
一方で、ある種の痛みを持っているのもあって、さて、この人たちの未来は、と考えると複雑だったり。
その若い友人の作品は、悩みも愉しんでしまえるパワー全開、清濁ごちゃ混ぜの力作でした。
ずっと、未来を切り拓いていって欲しい。
卒業制作というのは、我々の卒業論文や修士論文のような物で、与えられたテーマではなく、自分の中から生まれてきた欲求を、それまでに蓄えてきた知識と技術を駆使して表現する物だ。
それを、校内とはいえ、公共の空間で披露できるのは羨ましい。
で、同じ場所で同じ時間を共有した同年の若者たちだけの展示会、というのは、妙な力が働いている気がする。
過去の図録風の物はあったんだけど、今年のはまだ出来ていないらしい。
吹奏楽。
入場者数1232人だとか。
実際、大ホールの1階はほぼ埋まっている。
私は学生に「招待券」を戴いてしまったのだけれど、実際にお金払った人はどれくらいなんだろう。
学生たちの分担金とか、色々考えてしまう。
ちゃんとお金払って出かける価値のある演奏会だと思いますよ。
一曲、みんなが浮き足立ってしまった曲があったけれど、ほぼ破綻もなく、気持ちの良い演奏会で、客も総じて好意的(ただ、演奏中にカメラ持ち上げて撮影してる人が近くの列に一人。子供がむずがるのをたしなめるお母さんが、実はプログラムの陰で携帯メールしてるとか……、大人がな~)でした。
ただ、それでもやっぱり、ブラスって限界あるよな~、と思ってしまったのも事実。
特に、今回の曲目はどうやらみんなブラス用に作られたモノみたいで、こんなの出来まっせ、という感じで「めくるめく」あれやこれや、で、最後はば~~~~ん! と言う……。
ラベルっぽい、ガーシュインっぽい、バーンスタインっぽい、大河ドラマっぽい、情景描写。
それは、おそらく演奏者や経験者である聴衆にとってはワクワクする類のものなんだろうけれど、どうにも色気がないというか……。
ポップスを使え、と言うのではないけれど、作曲者、編曲者は、ビッグバンドジャズから学んで欲しいなぁ、などと、勝手な感想。
多分、そういう曲が無いのではなく、選ばなかった理由があるのでしょう。
話が逸れた。
アマチュア。
文学概論でも、“素人”の文章を使うことが多い。
で、さて、“プロ”ってなんだ?
評価の定まった人の作品が、いつも素晴らしいわけではないし、まだ評価されていないからダメなわけでもない。
ただ、こういう若い人たちの表現には色んな可能性の芽があって、それは途中で折れてしまうのかも知れないけれど、大きな花になるかも知れないし小さな実をつけるかも知れない。
そういう未来を覗く愉しみもあるし、実は、“プロ”の作品をもう一度しっかり照らし出してくれる機能もあるのだと思う。
久しぶりに若い人たちの表現に触れて、色々発見があった。
ちょっと前までは芝居も演奏会も誘ってくれる学生がいたんだけれど、最近すっかり来なくなっていたのだよね。
怖がられてるのかね。
何かやってる学生たちは、どんどん声かけてください。
ちゃんとお金払っていきますよ。
ごめんなさいね~。
演奏会としてはホントに質が高いな~と思いました。
そうそう、上の記事、ジャズをやれってこと? っておも割れると行けないので補足しようと思っていたのです。
そういう意味ではないのです。
ブラスの世界でどういう展開があるのか、歴史的な流れが解らないんですが、グレン・ミラーとかクインシー・ジョーンズとか、ギル・エバンスとか……ビッグバンドの歴史に名前を残したアレンジャーたちが何をしてきたのか、と言うようなことと、どう絡むのかな~と言うところに興味があります。
次からは「招待」じゃなくて良いからね~。
たのしみにしています!
選曲に関して吹奏楽オリジナル曲が多くなってしまった点は実は先日の反省会でも話題になったところでして…
また演奏会があるときには宣伝におしかけますのでよろしくお願いします!