2010年1月3日午前7時 起床
カラパナのラバ・ビュー・ポイントから帰って来た翌朝。
思ったほどの疲れも感じず、目覚めた。
今日は、いよいよコナへと移動。
サービスのモーニング・コーヒーは頂いたものの、
さすがに、3日続けては、甘いデニッシュに手が出ない。
コーヒーを飲み終わったところで、荷物を車に積み込むことに。
ドルフィン・ベイ・ホテルのエントランス脇には、
流れる溶岩を模した飾りがあり、夜には赤く光っていました。
裏には、バナナの木が。
裏の駐車場から、エントランス脇に車を移動してくると、
受付には、チェック・インの時応対してくれた女性がいました。
「荷物を積み終わったら、チェックアウトしますね。」
そう声を掛けると、
「どうぞ、ごゆっくり。」と言ってくれた。
午前8時
重いスーツケースをトランクに積み込み、
手荷物その他を後部座席に積んだところで、
チェックアウト。
「ヒロの町はどうだった?」
チェック・インの時と同様、柔らかい物腰の女性。
「とても、楽しかったですよ。」
「それは、よかったわ。この後は、どこへ行くの?」
「コナに向かいます。」
そう答えると、
「あら、向こうは陽射しが強くて暑いわよ。」と、彼女。
「ええ、そうですね。」
「ヒロのほうが過ごしやすいのに。」
確かに。初めてヒロに宿泊して思ったが、
気候的に、とても過ごしやすかった。
「ぼくも、そう思います。次回は、もっと長く滞在するようにします。」
クレジットカードでの清算を済ませ、
「お世話になりました。ありがとう。」と、妻とふたりで挨拶。
「良い旅を!」
アットホームな雰囲気だったドルフィン・ベイ・ホテルに別れを告げ、
車に乗り込んだ。
*ドルフィン・ベイ・ホテル宿泊に際しての注意点。
ぼくたちは、中庭に面した1階に宿泊していたからか、
部屋の中に、体長3~4cmの茶色いヤスデが出ました。
クローゼットの中に殺虫剤が置いたあったので、使用させてもらいました。
田舎育ちの身なので、特に抵抗は無かったのですが、
そういった虫が苦手な人は、注意が必要かもしれません。
高級ホテルでは味わえない貴重な体験かも。
妻は、シャワーの出が、もう少し良ければとのことでした。
コキ・カエルの鳴き声も、それほど気にならなかったし、
宿泊料金を考えれば、他には特に気になる点はありませんでした。
さて、本日最初の目的地は、実はすぐ近く。
ホテルから歩いていけるほどの距離ですが、
ひとまずそこへ車で向かいました。
Waianuenue Ave.に面したヒロ公立図書館。
そう、伝説のナハ・ストーンを見るためです。
1775年、マウイとの戦で初陣を飾った若いカメハメハは、
同年、高位の首長たちが見つめるなか、
彼が最も力強いことを証明しました。
彼は、およそ5000ポンド(3.5t)の重さがあったナハ・ストーンを
ひっくり返して見せたのです。
ナハ・ストーンをひっくり返したカメハメハは、
その予言通り、やがて全ての島々を征服しました。
ナハ・ストーンは今、
ヒロのWaianuenue Avenueにある公立図書館の正面にあります。
古代の神殿もしくは神聖な場所であるピナオ(Pinao)の近くです。
ナハ・ストーンの隣には、ピナオの入り口にあった支柱があります。
“Kamehameha the Great”より
ナハ・ストーンの傍らには、
"The Spiritual Power of Stones"の標示が。
Pinaoの支柱
早朝で図書館も閉まっているため、人の姿がありません。
幸い人目もなさそうなので、カメハメハ大王の力を実感しようと、
ぼくも持ち上げてみることに。
すると!!意外にも・・・
なんて、ウソです。
ポーズだけ。
とても、持ち上がるものじゃないことくらい、一目で分かります。
それに、半月前にギックリ腰になったばかり。
とてもじゃありませんが、ムリ、ムリ!
あくまでも伝説なので、
本当にカメハメハ大王が動かしたかかどうかは別にしても、
目の前にある巨大な石は実物。
ハワイの子供たちも教わる伝説のナハ・ストーン。
触れられただけでも、満足でした。
*ナハ・ストーンにまつわる謂れは、これ以外にもあります。
午前8時30分
ところで、朝食をまだ食べていなかったので、何処で食べようかと思案していたら、
同じWaianuenue ave.に面したすぐそばに、
おあつらえ向きのお店を発見!!
出勤前のローカルの人たちも、利用しているようです。
注文したのは、モーニング・スペシャルと、ホットコーヒー。($4.11-)
ハンバーグのロコモコはよく食べますが、
チャーシューのロコモコは初めて。
丁度いい半熟具合いの目玉焼きと、
グレービーソースもタップリかかって、これが美味しい。
妻は、やや胃もたれ気味ということで、注文はせず、
ぼくが食べている横から、一口ほど手を出してきました。
リーズナブルで、味も良し。
いいお店を見つけました。
(後日、ホノカア・タウンでも発見。チェーン店のようです。)
お腹を満たしたところで、一路コナへ。
ルート選択はふたつ。
妻はワイメア経由(北回り)を望んでいましたが、
ぼくの我がままでボルケーノ経由(南回り)を選択。
どうしても、噴煙の上がる火山国立公園に立ち寄りたかったのです。
というわけで、ヒロダウンタウンを後にし、
11号線(Kenoelehua Ave.)へ向かいました。
Mahalo nui loa.
まさか、三日後にヒロに戻ってくることになるとは、
この時は、思いもしませんでした。