Ali'i Drive Breeze

The Big Island
ハワイ島で体験した思い出を写真とともに綴る旅日記

ランチはアメリカ最南端のレストラン<Hana Hou Restrant>で

2011年02月18日 | カウ地区

2010年1月3日:午後12時20分

北緯19度5分、ハワイ島最南端の町ナアレフまで移動。
ナアレフ・シアターの裏手にあるスーパーの駐車場に車を停めた。

ランチを食べに寄ったのは、
ハナ・ホウ・レストラン<Hana Hou Restaurant>
アメリカ最南端のレストランだ。

    
                                                  (Selected for Google Earth)
ちょうどお昼時だし、満席かもしれないと心配したが、
意外にも、数組の客がくつろいでいるくらいだったので、
すぐに窓際のテーブル席へと案内された。

すでにお腹が空き過ぎるほど空いている妻は、
席に着くなり早速メニューをチェック。

特に下調べをしていたお店というわけでもないので、
ぼくは手堅くハンバーグ・プレートをオーダー。
妻は、あれこれ悩んだ末に、Today's Specialをオーダー。

注文したまではよかったけれど、
内容をよく把握しないまま頼んだことを、妻は早くも後悔。
「大丈夫かな?食べられるかな?」
と、心配顔。
「シチューだと思ったんだけど。」
と妻が訊くので、
「S、T、E、Wって、書いてあったよ。」と、英語のスペルで答えるぼく。
すると、何を勘違いしたのか、
「えっ?シチューと違うの?」と慌てる妻。
「だから、Stewだよ。」と、英語の発音で答えると、
「スチって何?」と、質問する妻。
面白いので、
「・・・まぁ、日本語に訳したら、
 肉とか野菜とかをとろ火でトロトロと煮込んだ料理ってところかな。」
わざと持って回った言い方をすると、
「へぇ、そうなんだ。」
妻は真顔で頷いていた。
料理が出てくれば分かることなので、とりあえずそのままにしておくことにした。

   

ホームスタイルの食堂内では、
最南端の店として記念のTシャツや小物なども売っていた。

料理が運ばれてくるまでの間、見るとはなしに店内を見回していると、
ふと気になるものを発見。
天井の灯りを覆っているシェードだ。
一見ゴチャゴチャとしている模様をよく見ると、
これがすべて平仮名だった。
「ひ、ゆ、や、こ、と」と、一文字一文字読み取ることが出来る。
こんなところで、まさか平仮名を見かけるとは思わなかった。
平仮名がデザインとして使われていることを、
お店の人が
知っているかどうかは不明だ。
                                                    
          
            拡大すると平仮名が読めます。

ハワイ島に限るのかどうかは知らないのだけれど、
こういった食堂では、
日本でおなじみのお醤油が必ずテーブルに置かれている。
さらに、ここハナ・ホウ・レストランでは、
お茶碗の中にコーヒー・ミルクとシュガーが入れて置いてあった。
なんだか、
日本の文化が緩る~くハワイに溶け込んでいるような気がした

やや待たされたが、
髪にプルメリアを挿したウェイトレスが料理を運んできた。
テーブルに置かれた瞬間、内心「シマッタ」と後悔。
やはり量がアメリカンサイズ。食べきれるだろうか?
皿の上には、溢れん出さんばかりのソースがかかっていた。

   
                         ライスとマカロニ・サラダ添え

妻が注文したToday's Specialは、
こちらも皿から溢れんばかりのチキンのシチュー。



目の前に置かれた料理を見て、妻が眉間に皺を寄せた。
「シチューじゃん!」
きつい目で、ぼくを睨む。
「だから、ちゃんと煮込み料理だって説明したよ。」
「意地が悪い。」
「ごめん、ごめん。」
と、ひとまず謝ると、
「なんか腹立たしい。」と言いながらも、妻はスプーンに手を伸ばした。

ぼくも、フォーク&ナイフを手に。
果たして、お味は・・・?

ハンバーグは、見ての通りボリュームがあり、
とってもジューシーで、グレービー・ソースの味もグッド!!

気がつけば完食でした。

Today's Specialは、
マッシュポテトの上に、チキンのシチューがかけられていて、
さらにパンが入っている。
そのパンがシチューを吸っている上に、
Biscuit(ビスケット)
が添えられているのが、なんとも不思議だ。
量も多く、味付けもややしょっぱかったようで、
結局、妻は食べ切れずに残してしまった。
妻曰く、あえて点数をつけるなら、
(チューボーですよ!風に)「星2つ!」だそうだ。

とりあえず、“一番南にあるレストランで食事をした”という記念にはなった。

食べ終わったところで、
早くも夕飯の予定を言い出す妻。
「夜は、コナの町で、ゴマイチ・ラーメンが食べたい。」と、
4年前に、美味しくて2度も食べに行ったラーメン屋さんをリクエスト。
餃子も美味しかったことも思い出し、「じゃ、そうしよう。」と、ぼくも賛同。
ふたり揃って、すっかりその気に。

しかし、この時はまだ、ゴマイチ・ラーメンがオアフに移転したことを、
ぼくたちは知らなかったのでした。

Mahalo !



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