木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

秋ジャガの収穫を

2022年12月23日 05時43分01秒 | 耕作放棄地

ジャガイモが二期作なのはご存じかと思う。つまり「春ジャガ」と「秋ジャガ」だ。春ジャガが2月~6月と4~5ヶ月栽培するのに対し、秋ジャガは9月~12月と多少短い。日照の少なさもあってか、栽培も少々困難で、品種の選択も限られてくる。そうした難条件下でも仲間達の大半は栽培に挑戦中だ。ジャガイモが必需品である証なのかも知れない。「長老」を筆頭に栽培中のジャガイモだが、品種的には「デジマ」や「アンデスレッド」等が多いようだ。とりわけアンデスレッドは人気な模様で、選択する者も多い。赤い色合いの少し小ぶりなジャガイモだ。仲間達の挑戦に対し子狸は栽培を見送った。理由は単純で、単に空き畝が無かっただけの話。ジャガイモはナス科の野菜、ご存じだろうが夏野菜はナス科のオンパレード、秋口には連作制限となる箇所が多いのだ。

当然ながら6月頃に収穫した春ジャガは既に消費しきっている。本当は植え付けたかったのだが、残念至極、スーパーのお世話にならざるを得ないだろう。スーパーでは北海道等の秋ジャガなのか、春ジャガの保存版なのか不明だが、てんこ盛りの状態。流通機能に感謝の一言だ。年が変わり2月に入ると新たな植え付けが始まる。既に畝の準備は万端、量的には多くは無いが、必ず栽培したいと張り切っている。

さて該当の秋ジャガだが、既に正月も間近で農作業も限られてくる。収穫を急ぐ必要があるだろう。当地はこの数日、急激な冷えこみで、本日も外は雪景色だ。未だ暗闇なのだが、雪の白さが浮かび上がっている。収穫作業も雪景色の下では困難だろう、というより農園への出動自体が危ぶまれるか。子狸も小さな峠越えのルートなので、本日の出動は無理かと解している。

仲間達の栽培も量的にはそう多くは無い。収穫作業に着手したら短時間で終了するかと思うが、着手出来るか否かが問題なのだ。気象異変とも思える寒気団の到来で、作業も制限されるのは致し方無いのだが。雪と言えば、日本海沿岸地域では大渋滞が発生中だとか。物流網が止まったら死活問題、ジャガイモどころの話では無くなってくるだろう。噂の電気自動車も、雪景色の中では死亡事故にも繋がりかねない恐れがある。電気自動車王国ノルウエーが大混乱に陥ったのもある意味当然かなと。

 

 

 

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水瓶の確保を

2022年12月22日 05時27分15秒 | 耕作放棄地

農作業に水は必需品である。多くは降雨に頼るかと思うが、不足する場面も屡々生じることがある。どうやって確保するかが悩みの種だが、一般的には、①天水の貯蔵、②流水の導入、に結論づけられるかと思う。子狸も同様の手法で水を確保している。まず①だが、野小屋に雨樋を設置し真横に設置した「風呂桶」に天水が貯まるようにしている。約200リットル程が貯蔵可能かと。続いて②だが、水路からの水を畦道に埋め込んだ塩ビパイプで小さな「水瓶」へと導入している。最も排水の加減があるので耕地の近くにとはいかない。従って使い方は①が野菜への散布用に、②が収穫物の水洗い用にと使い分けている。

②の水瓶だが、土木工事で塩ビ管を埋め込み水の導入を図ったものだ。水路の近くに受け枡を設置、一端水を溜め込んでしかる後にパイプによって水瓶へと導入するようにしている。自然流水となるように、多少の傾斜をつけて設置したつもりだ。かれこれ10年以上になるかと思うが、うまく機能している。無論、仲間にも開放してるので、水汲みや洗い物へと賑やかだ。小さな、村の社交場かも知れない。

かくして水には割と恵まれている。水自体は、ご先祖様達によって設置された水路で数キロ上流の水越川から配水されている。水路の設置には多大な労力が必要だったかと思うが、ご先祖様達の尽力に感謝せざるを得ない。おかげで維持管理のメンテナンス位で水には不自由していない状況だ。メンテには地元に設置された水利組合があたっているが、無論、我々も構成メンバーの一員だ。仲間を代表して「長老」が各種の行事に参加してもらっている。

農家によっては水に恵まれない耕地も存在するだろう。降雨のみで対応出来れば万々歳だが、そうそう甘くも無い。やはり何らかの手法で水の貯蔵が必要かなと。ひとつの事例をご紹介しよう。「長老の工夫」だが、耕地が水路から遠いので導水は困難だ。畑の隅に風呂桶を設置しその周囲に傾斜を付けたビニール波板を立てかけている。つまり天水を逆雨傘で受け止め大量に確保するような手法だ。自然降雨よりも効果的に水の確保が可能かなと。

 

 

 

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ハヤトウリの冬越し

2022年12月20日 06時02分25秒 | 耕作放棄地

「ハヤトウリ」ってご存じだろうか。当地でも栽培事例は少なく、農園でも先輩方が挑戦されるのみ。子狸も栽培していない。一時期はまったことはあるのだが、収穫物の多さに辟易して諦めてしまった。先輩方は漬け物用途が目的みたいで、例年栽培を続けておられる。地域によっては実の若い時期、野菜として賞味する風習もあるやに聞くが、当地では「酒粕漬け」が多いようだ。原産はアメリカ大陸のようで、我が国への導入は比較的新しいようだ、大正時代、薩摩国に伝わったので薩摩(隼人)のウリ、つまりハヤトウリと名付けられたとか。

栽培は春先に種子を埋め込んだり、保存した根株を育てたりの手法で育成し、秋に収穫する手立てだ。難しいのは「冬越し」、ハヤトウリは至って寒さに弱い。どうやって冬越しさせるかが至難の業で、栽培者の手腕が試される時期だ。方法論的には2種類あるかと思う。①晩秋に実を採取し、籾殻等で保温して屋内で越冬させる、②根株をそのまま稲藁やマルチ等で保温し土の中で越冬させる、このどちらかで冬越しさせる事例が多い。農園では「大御所」が前者の手法で、「長老」が後者の手法で挑戦しておられる模様。何れも毎年同様に栽培中だから、うまく越冬させておられるようだ。

ハヤトウリはツル性なので耕地として「棚」を要する。つまりブドウのように上空へと伸びる性質があり、相応の設備が必要なのだ。お二人とも竹で棚を作って「ハヤトウリ棚」として使っておられる。例年同じ場所なので、連作障害は発生しない模様だ。収穫物が多いと書いたが、1本のツルで数十個の実が成る場合もあり得る。出荷するか、分配する手順を講じておかないと、大変な事態となりかねない。先輩方もどうして処理されてるのやら。

当地も冬場に入り冠雪も見られるようになってきた。越冬対策は既に講じてあると思えるが、若干の実はまだ残っている。野鳥用にわざと残してあるものと理解したいが、相当固い状態だろうから、ついばむのも困難かな。いずれにしても用途が限られるハヤトウリ、多めの収穫物とともに処理の大変さにも悩まされる。冬越しの手立ても至難の業で、栽培に困難さを伴う野菜だ。関心がおありであれば、挑戦されるのも一考かと。但し、何株もの栽培は控えられたほうが賢明かなと思いますが。

 

 

 

 

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うっすらと雪化粧

2022年12月19日 05時24分09秒 | 耕作放棄地

どうやら寒気団が入り込んだ模様ですね。朝目覚めたら、屋根の上は真っ白でした。当地の気温は最低が0度位、最高で6度位です。ほぼ冷蔵庫の中状態でしょうか。寒さが苦手な身にはこたえます。北国などには到底住めない状況ですね。雪かきや屋根の雪下ろしなど、まっぴら御免、逃げ出したい心境です。流石に農園の状況が気になって覗きにへと。途中、小さな峠越えのルートなんですが、有り難いことに凍り付いてはいませんでした。氷結したら、チェーンもスパイクも無い夏仕様の車は立ち往生ですね。走れる状態を願うばかりです。

農園は白銀の世界・・・・・・というほど大層ではありませんが、うっすらと雪化粧の状態。当地初めての冠雪です。早いのか遅いのか不明ですが、本格的な冬将軍の到来ですね。流石にこんな天候では仲間の姿も無く、冷えきった農園は閑散としていました.野菜達も寒波には弱いのでしょう、萎れたような状態です。手の施しようが無いので、見守るしかありませんが、回復してほしいものです。見上げると地元の名峰「金剛山」が望めるのですが、真っ白で墨絵のような状態。金剛山はこれから雪中登山で賑わうことでしょう。登れなくなって久しくなりますが、日参していた頃が懐かしく思い出されます。

金剛山と言えば、仲間の一人が連日の登山を続けているのですが、既に数千回にも達している模様。山頂に名札を掲げた掲示板が存在しますが、常連さんの模様です。元気な頃、道中で何度か出会いましたが、走り去るような登山姿、まるで天狗のような登りぶりでした。レベルの違いを痛感させられたものです。

さて野菜達の環境ですが、余りにも冷え込むと寒冷対策が必要かもと.一応、根回り付近には軽く籾殻を散布してますが、稲藁の出番でしょうか。農園は大阪湾からの西風がきつく、結構冷え込みます。冬越しの野菜達は耐寒能力を備えているとはいえ、限度があります。防風設備を行うだけでも生存率が高まるでしょう。人間同様、低体温症は禁物かなと。天候が落ち着いたら、過保護にならない程度にサポートしてあげようかなと思案中。

 

 

 

 

 

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再播種エンドウの発芽

2022年12月18日 05時22分02秒 | 耕作放棄地

迷走を続けているエンドウだが、新たな動きが生じていた。何と、小さな発芽した芽が見られたのだ.過去のレポートでもお騒がせしていたかと思うが、エンドウの種蒔き状況。同じ畝なのに、「スナップエンドウ」はつつがなく発芽し成長してるのに対し、「実エンドウ」は発芽しなかったのだ。再播種し、再々播種まで行ったのだが・・・・・・・・。今回の発芽は多分「再播種の種子」かと思われる。初期の播種が11月3日、スナップの発芽を確認したのが20日過ぎ、同時に実エンドウの再播種をしてかれこれ1ヶ月余、かなり遅れての発芽となった模様。やはり寒波の影響だろうか。降雪や霜はみられないものの.0度近くの最低気温が続いている。

①スナップエンドウの現況

画像の赤丸印が件の実エンドウである。スナップと比べたら余りの相違に驚かれるだろう。スナップと実エンドウとが別の場所なら解らないでも無い。環境の相違や病気の発生などもあり得るからだ。それが全く同じ畝で、同じ条件で栽培しているのに、何とも不思議な現象だ。原因がつかめないが、とりあえず数株でも発芽してくれたのを幸いとしよう。

②発芽した実エンドウの状況

これがうまく機能し、遅ればせながらも発芽を続けてくれるのなら、「再播種の種」と「再々播種の種」とが鬩ぎ合う状態となるが、まあその折には移植すれば良いだろう。移植先の確保が必要となるが、捕らぬタヌキの何とやらを心配しても始まらない。出たとこ勝負で行きましょうかな。過去においては毎年エンドウの栽培を続けている。例年、素直に発芽してくれて、エンドウの栽培は容易なもの・・・・・との印象だったのだが。無論、連作栽培には気を付けて避けている。全く以て想像できない現象に悩ましいことだ。

 

 

 

 

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