まるで航空機の急激な転回のようだった。何がって、期待のサクラだ。当地の開花は例年だと4月の6日~8日頃、小学校の入学式とほぼ同じ頃だった。開花予想では当初、少々早まりそうとの予測。それが何時しか27日頃の開花予測と変わり、現実には22日頃には三分咲き位の状況だった。それが昨日の日曜日には完全な満開状態。いったいどうなってるんだとの疑問の声すらも。インバウンドの旅客も予定が外れ大慌てではなかろうか。サクラの開花に合わせ、日程を組まれる方々が多いだろうに。
開花はあるのだからまだしもだが、心情的に辛いのは新1年生の入学式、とりわけ小学校のそれである。やはり初めての学び舎への登校はサクラの開花若しくは満開状態でありたいもの。古くさいと言うなかれ、日本人の伝統的な慣習であり民族としてのアイディンティティーでもあるのだから。現状では、入学式には散り桜若しくは散ってしまった跡となり得るかも。例年よりは2週間ほど段取りが狂ってしまった模様だ。
思えば昨年から異変は続いていた.国や地域によって異なるが、干魃や大洪水或いは地震やハリケーンの頻発など、苦難の襲撃とも思えるほどだった。それに加えて紛争まで生じさせるのだから、地球の創造主はお怒りなのかも。サクラの日程変更など、まだしもかわいらしい現象だろうか。原因を推測究明する程の能力は持ち合わせていないが、先達たちから教えを請いたいものである。
ともあれ満開のサクラ、今のうちに楽しまなければもったいないだろう。日本人特有の「もったいない精神」も外国人に奪われがちだが、負けてはなるまい。雨模様だった先週に比べ、今週は晴天続きの予測だ。満開のサクラ探訪に出かけてみようかと。
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