先般レポートしたスイカ畑襲撃事件だが、新たな見解が浮上してきた。犯人像はアライグマでは無くカラスでは無いか、との説だ。確かに大御所のスイカ畑は、側面は防御されてるが上空が空いている。一面合理的にも思えるが、果たしてどうだろうかとの疑問も。鳥類はヘリのようなホバリングが出来ない。海自御用達のF35B戦闘機のような垂直離着陸は不可能なのだ。側壁を防御された空間にどうやって着陸して攻撃を・・・・・・との疑問も湧いてくる。提唱者はスイカの破片を見ての判断のようだ。
鳥類の特徴として、水平若しくは斜めに滑空し目的地に到着する。急降下爆撃機のような垂直に近い降下はほぼ見られ無い、一部の猛禽類ぐらいだろうか。若しも犯人像がカラスならば、垂直着陸を行ったのだろうか。事件の動機は考えられる、スイカはカラスの狙う大好物なのだ。行き詰まったら現場へ戻れ・・・・・が捜査の鉄則らしい。名探偵よろしく再び現場へ。もう一度現場検証を行う。
見落としていたが、すぐ横に背丈の高い竹や杉の木が存在するのだ。これらを支点に使ったら若しかして・・・・・・・、と考えてみた。つまり、一旦竹や杉に止まり、そこから斜面に滑空すれば該当地へ着陸できるのでは無かろうか。三角定規の頂点と斜辺の位置関係である。カラスの賢さはアライグマ以上かも、数理計算も四則演算から三角関数の領域にまで到達しているのかも知れない。若しも仮説が正しければ、恐るべき相手との抗争となってくる。
ともあれ被害状況はスイカの食い散らかし、つまりスイカ割りの如くスイカをたたき割った状態での食害だ。アライグマであればスイカの玉に穴を開け、手を突っ込んでの食害が多い。今回の犯人像は新たな説、カラス犯人説が濃厚になってきた。
若しも犯人像をカラスと仮定すれば、上空を開けたままだった設計ミスが原因ともなってくる。防御壁で害獣の襲撃を阻止したのは大きいが、上空にまでは配慮が及ばなかったのだろう。もう一枚、防鳥ネットを張り巡らしていたら・・・・・・・・と悔やまれてくる、後の祭りなんだが。