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木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

炎天下の草刈りだぞ

2023年07月02日 05時04分17秒 | 森の果樹園

「蒸し暑いけど、草刈りだ」。チームリーダーからの指令は飛んでいた。当地の気温も日中は30度前後、梅雨時特有のジメッーとしたイヤらしい天候だ。気乗りはしないかと思うが、状況は待ってくれない。草ぼうぼうの森が待っている、決心して準備に取り掛かった頃では無かろうか。毎度の事ながら、ご苦労様・・・・・としか言えない己が情けないのだが、足を引っ張るわけにもいかないだろう。

本日も例によって「森の作業日」、上述のように草刈りがメインだ。一日、刈払機を振り回すことになる。農園もだが森の中は雑草の伸びが早い。正直、月に一度や二度の作業では間に合わないのだが、我々の体力と持ち時間にも限度がある。可能な範囲で作業を続けるしか無いだろうな。幸いにして現有の仲間達は作業に手慣れた猛者ばかり、格別の段取りも指示も不要だ。気心の知れた数十年来の仲間達、何とも頼もしい助っ人達だ。自分のベースを保ちながら、安全第一で作業を展開してくれる。

季節的には7月の初旬、「スモモ」のシーズンだ。森の果樹園にも数本のスモモが存在するが、世代交代期を迎えている。実を付けてくれてるのか不明だが、ご褒美が欲しいところ。一寸つまみながらの作業は数少ない楽しみなんだが。新たな苗木も植え込んではいるのだが、実を付けるには未だ数年は必要だろうな。果樹には長期の時間割が必要だ。苗木を植えて、ハイ収穫とはいってくれない。子、孫、の世代を睨んだ戦略を要求されるのだ。

樹木を育てるには草刈りが必須の作業となってくる。蒸し暑い中での草刈りは、激しい肉体労働だ。好んで従事する者は少ないだろうが、モチベーションは使命感だろうか。気持ちよく参加してくれる仲間達の現状が、何と有り難いことなのか。仲間達にどうして参加を・・・・と問うてみたいが、多分、和やかに笑っているだけだろうな。

本日も雨模様な状況だ。天気予報は晴れとはなっているが、昨日の雨で森は湿気だらけだろう。条件は厳しいが、自分のベースで無理の無い作業を期待したいところ、どうか事故無くご安全に。

 

 

 


森の作業は蒸し風呂(?)

2023年06月18日 04時49分59秒 | 森の果樹園

当地の気温は最低が18度位、最高が30度位だろうか。それはまあ良いのだが、湿度が最悪だ。梅雨前線の影響か、湿気ムンムンで動くのすら大儀なほど、こんな状態での作業は熱中症を引き起こすかも・・・・ですね。気象条件にもめげないのが仲間達、本日は「森の作業日」とあって既にスタンバイ中かと思われる。例によって、過去の画像を使いながら仲間達の活動を推定してみようかと思う。子狸が参加困難となって久しくなるが、ライブ中継が無理なのでお許しを。

6月は二度目の作業日、梅の樹が繁茂してヤブ状態なのが大きいかと思う.雑草の伸びも半端では無かろう。蒸し暑い日々とはいえ、頻繁な作業が望まれるのだ。作業内容は何時もの如く、刈払機を振り回しての「草刈り」と「梅樹の剪定」が中心だろう。お土産は梅の実にビワの実それにスモモと言った面々だろうか。楽しみ半分、蒸し風呂半分、で活躍してもらえたら幸いかな。

我が家の庭にも小型ながら4本の梅樹を植え込んでいる。これだけですら「徒長枝の剪定」に追われるのだ。森の果樹園は梅樹が基本、それも大型の樹木ときている。負担は半端では無い。木登りしての作業、くれぐれも落下の無きようにお願いしたい。全部の剪定は困難かと思うが、無理の無い範囲でご活躍願えたら、有り難いのだが。

草刈りは草刈りで相変わらずの作業風景だ。刈払機の活躍分野で、各位が振り回すのだが、面積が大きい故か伸びが半端では無い故か、なかなかに手強い作業だ。ガソリンエンジンが唸りをあげるが、民家から遠いので影響無しなのがせめてもの救いだろうか。満タンで1時間程度、タンクが空っ穴になるまでの作業は持たない、途中で木陰へと逃げ込むのは無理も無いかなと。

せめてもの救いは木の実の存在だろうか。メインの梅の実にビワの実、それにスモモの実とお土産仕様も賑やかだ。作業途中に一寸つまむのが最大の楽しみかも。流石に梅の実は、囓るわけにもいかないのだが。そこはそれ、ウメ酒や梅サワー或いは梅シロップなど加工の楽しみもありかと。そうそう子狸の梅シロップも結構液体となってきたようです。毎日の攪拌が効いたようで何よりです。前回の作業お土産として戴いた梅の実、立派に変化中ですぞ。

 

 

 


梅取りを兼ねて

2023年06月04日 05時47分34秒 | 森の果樹園

朝から爽やかな青空が広がっている。台風一過では無いが、梅雨前線も退いた模様だ。仲間達も早起きしてスタンバイしている頃だろう。同じ森の作業と言っても、お天気次第で意気込みが変わってくる。本日は作業に天も味方してくれたのだろう、何とも素敵な早朝だ。作業も捗るのではなかろうか。チームリーダーからは、早々と指令が飛んでいた。本日の作業内容は、「草刈り」と「梅取り」だぞと。そういえば季節は6月、青梅のシーズンなのだ。早々とウメ酒や梅干しの季節が到来した模様。

森の果樹園には大量の梅樹が存在したが、手入れが間に合わず不十分な故か、徐々に減少している。気にはなっているのだが、メンバー不足もあって作業が追っつかない。本日も数少ない仲間達での作業、過労とならない事を願っている。手入れが不十分なので、徒長枝の繁茂が多く上へ上へと伸びがちだ。登って切断するようにはしているが、手が届かぬ領域もあり困難だ。

草刈りも大変で、面積がそれなりに広いせいか、こちらも作業負け気味、刈払機を振り回すも次回の折には元の木阿弥状態だ。自然界の活動は厳しく激しい、人間の力など微々たるものであることを痛感させられる。人口減少傾向の我が国、そのうち対応出来なくなって、本来の山の姿へと立ち戻るのかも知れないな。

作業は大変だが、苦労へのご褒美かとお土産も伴ってくれる。青梅のご提供だ。作業もソコソコに梅の収穫へと向かいがちなのはご愛敬かと。まあ、作業半分・楽しみ半分でないと継続出来ませんわな。持ち帰った青梅は、梅干しやウメ酒或いは梅サワー等へ加工するのが定番、それぞれお好みがあって興味深い。子狸は梅干しには加工せず、専ら梅サワー作りが中心だった。何時ものパターンで作りすぎて消費出来ず、処分の対象となるのが通例だった。梅干しは紀州・南部から取り寄せている。彼の地の梅干しは絶品、とりわけ蜂蜜入り梅干しは、塩分控えめの少し甘口で重宝している。難点は経費が嵩んでくる事だろうか。

澄み渡った青空の下、仲間達の活躍が展開されることだろう.熱中症の可能性もあります、作業も程々に梅の収穫を楽しんで頂ければ。くれぐれも事故の無きように、ゆったりとした作業の展開を願ってます。

 

 

 

 


竹林からの贈り物

2023年04月02日 05時41分24秒 | 森の果樹園

本日は定例の「森の作業日」、幸いに天候も良さそうだ。動き出したら少々暑いぐらいかも知れない。チームリーダーからは早々に指令が飛んでいて、本日の予定は「草刈り」と「タケノコ掘り」だそうな。タコノコ掘りには少し早いような気もするが、どうなんだろう。イノシシ達との争奪戦もあるし、少し早めで良いのかも。草刈りは何時ものパターンだ。既に季節は春、雑草たちも伸び始めだろう。例によって過去の画像を使用しながら、本日の作業風景を予測して見ようかと思う。メンバーの多少の交代はあるかも知れないが、活動内容はほぼ同様だ。

まずもって草刈りから始まるのは何時もと同様、毎回の作業風景だ。真冬を除き、ほぼ毎回作業のメインとなってくる。何せ現場は山の中だ、雑草たちの伸びも半端では無い。毎回、刈払機を振り回しても追っつかないのが現状、ほぼ年中草刈りに追われている状況だ。各位が刈払機を抱え、思い思いに散っていく。危険を伴うので、かなり広めに展開する。エンジン音の響きで、各位の作業状況は概ねだが掴めるのだ。

燃料は持って概ね1時間、程よく休憩の時間ともなってくる。補給を兼ねてホームベースに戻り、コーヒー等で一息入れるのは誰しも同様だ。しばしの休息タイムに話も弾む。情報交換も兼ね、話題は様々なのだ。大半が農作業と兼務しているので、作業手順や作物或いは日程等の話などが多いかな。

そのうちにタケノコ掘りに転じたようだ、トンガやスコップを持ちだし、彼方此方で斜面を掘り始めた。微かに覗くタケノコの頭が指標らしい。名人級になると、頭が出現して無くとも足裏の感触で所在地が解るそうな。残念だが子狸には出来ない芸当だ。現在は退会して去って行かれた某氏がその該当者で、歩きながら次々と所在地を指摘されていたのも懐かしい思い出だ。イノシシ並(?)の能力とも。

タケノコは皮が多くて、剥いたら少なめの内容となってくる。かといって剥いた状態で持ち帰る訳にもいかず、大きなお土産となるのが難儀かな。掘りあげたタケノコは均等に配分するのが習わし、持ち帰って奥方の出番となるのは、何処も同じだろうか。山村地帯特有の巨大な「茹で釜」は当地では見当たらないようだ。竹林は多いが、タケノコへの依存生活は無かった模様かな。

タケノコは春先の珍味、好みはあるかも知れないが年に数回程度は味わってみるべきだろう。季節の便りでもある。自然界の移り変わりを感じつつ食生活を楽しむのも日本人ならばであろうか。購入したら1本千円は下らないだろう、森からの贈り物に感謝しつつ、作業風景を展開しましょうかな。

 

 

 

 


指令はシイタケの植菌作業

2023年03月12日 05時07分42秒 | 森の果樹園

本日は定例の森の作業日、早速だがチームリーダーから指令が飛んでいた。今日のメイン作業は「シイタケの植菌作業」だぞ・・・・と。何時ものパターンだが、過去の画像を使用して作業内容を辿ってみようかと思う。最近は「菌床栽培」が多いのだが、我々は「原木栽培」に拘っている。それは使用収益が目的では無く、あくまでも森の手入れが主体だからだ。同じ森の手入れであればお土産の発生が望ましい・・・と考えるのはオオサカジン故だろうか。ともあれ作業は必然事項、早速だが覗いて見よう。まずは原木の確保から。ご存じだろうがクヌギやナラの樹種が望ましいのだが、最近は少なくなってきた。「里山の減少傾向」と比例しているのかも。里山の減少と書いたが、かって存在した里山が奥山状態に近く成りつつある。

里山の景観を見て自然状態と考えがちだが、実は人工林である。つまり人の手入れが前提条件で、その叉前提として里への人の居住が求められる。この形態が失われつつあり、里山→奥山、の傾向が見られがちなのだ。ドンキホーテならぬ我々がささやかな抵抗を続けている状態・・・・・と言えるかも。理屈はともあれ、早速作業内容へ。原木を伐採し、1メートル前後に玉切りし、ドリルで穴開けしてコマを植え込む・・・と言った手順だ。画像でご覧頂いた方が早いだろう、しばし閲覧の程を。

現場が森の中で無論電気等は通電していない。充電式のドライバーに頼らざるを得ず、少々力不足なのは致し方ないかと。発電機といった便利な用品は生憎持ち合わせていないのだ。開けた穴にコマを打ち込んで下準備は完了、木陰に積み上げていく。多少湿気のある場所が望ましいのはご明察どおり、何せ発芽するのはキノコなんですから。

待機期間は凡そ1年半から2年程度。待ちくたびれた頃にシイタケのお出ましだ。主に春と秋の発芽が多いようだ。難儀なことにイノシシも狙っているようで、競争となるのも森の宿命かな。森へと日参する訳でも無いので、少々分が悪い。

使用収益を狙っていないと上述したが、用途は専ら昼の弁当のお供、それと持ち帰りのお土産だろうか。大きくなったシイタケを炭火で焼いて頬張るのは何とも美味、森という環境が更なるうまみを追加してくれるのだろう。一度ご体験あれ、病みつきとなりますぞ。