さて、僕を落語の世界へと誘ってくれた大伯父のことです。
女房を働かせながら、自分は放蕩三昧の遊び人。金払いも他人の面倒見もよい、落語に登場する江戸っ子の典型のような人でした。その分、おばさんはずいぶんと苦労したことでしょう。
ある日、ぷいッと家を出たきり、その消息は知れません。もし今どこかで生きていれば……とうに120歳は超えているはずです。
(完)
女房を働かせながら、自分は放蕩三昧の遊び人。金払いも他人の面倒見もよい、落語に登場する江戸っ子の典型のような人でした。その分、おばさんはずいぶんと苦労したことでしょう。
ある日、ぷいッと家を出たきり、その消息は知れません。もし今どこかで生きていれば……とうに120歳は超えているはずです。
(完)
大伯父様は晩年どのようにお過ごしだったんでしょうね。
明治23年生まれで105歳で他界した私の祖母は、戦前浅草(清川町だったかな?)でタバコ屋さんを営んでいたそうです。大伯父様もお客様だったかもしれません。ちょっと飛躍しすぎですね(汗)・・・。