金原亭駒与志の世界

一天狗連の楽屋

落語との出会い(四)

2014年07月06日 00時00分00秒 | 中入り
 子供だから、もちろん難しい噺はわかりません。したがって、本格派の高座には鮮明な記憶がありません。

 今でも覚えているのは、インテリっぽい五代目つばめ、お婆さんの噺が面白かった五代目今輔、「綴方(つづりかた)狂室」の四代目痴楽、人気絶頂の林家三平、あやつり踊りの八代目助六、それに太陽の使者・円右。

 色物では、紙切りの二代目正楽、漫談の牧野周一、トリオ・シャンバロー、奇術のアダチ龍光、声帯模写の桜井長一郎に物真似の江戸家猫八。

 これら芸人たちがキラ星のごとく登場する寄席は、ブロードウェイ・ミュージカル以上に魅力的な世界でした。

(つづく)


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