子供だから、もちろん難しい噺はわかりません。したがって、本格派の高座には鮮明な記憶がありません。
今でも覚えているのは、インテリっぽい五代目つばめ、お婆さんの噺が面白かった五代目今輔、「綴方(つづりかた)狂室」の四代目痴楽、人気絶頂の林家三平、あやつり踊りの八代目助六、それに太陽の使者・円右。
色物では、紙切りの二代目正楽、漫談の牧野周一、トリオ・シャンバロー、奇術のアダチ龍光、声帯模写の桜井長一郎に物真似の江戸家猫八。
これら芸人たちがキラ星のごとく登場する寄席は、ブロードウェイ・ミュージカル以上に魅力的な世界でした。
(つづく)
今でも覚えているのは、インテリっぽい五代目つばめ、お婆さんの噺が面白かった五代目今輔、「綴方(つづりかた)狂室」の四代目痴楽、人気絶頂の林家三平、あやつり踊りの八代目助六、それに太陽の使者・円右。
色物では、紙切りの二代目正楽、漫談の牧野周一、トリオ・シャンバロー、奇術のアダチ龍光、声帯模写の桜井長一郎に物真似の江戸家猫八。
これら芸人たちがキラ星のごとく登場する寄席は、ブロードウェイ・ミュージカル以上に魅力的な世界でした。
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