田植え機に乗った元サラリーマン

車中泊旅や探石などを楽しみながら生活の中で感じたこと思ったことなどを気まぐれに書き込んでいます

トレジャーハンティング-2

2016-02-17 | 石ころ
オパール?
水郡線の鉄橋下は期待していたほどの「めのう」は見つかりませんでした。川原に降りやすい場所でしたし踏み跡も結構ありましたので既に誰かが探された後なのかもしれません。ということでさっさと見切りをつけここから上流に探し上って行こうと思います。
桜戸橋(さくらとはし)」に戻る途中に釣り人が、先ほどは誰もいなかったはず、黙って通り過ぎるのも如何なものかと思い「何を釣っているんですかぁ?」と背中越しに声を掛けると「鯉っ!」と返事が。
私は「釣り」には全く興味がありません、たぶん釣り人も「石拾い」なんかには全く興味がないはずです、そういった雰囲気をお互い瞬時に把握、お互いそれぞれの領分を1mmたりとも侵さぬよう「じゃどうも」「どうも」と何気なく片手を挙げて挨拶を交わし何事もなかったようにすれ違いました。


「玉川の釣り人」
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「桜戸橋」で川を反対側に渡り先ほどチェックした砂州状のポイントを目指します。川底に下りようと土手の取りつき場所を慎重に探します、これすごく重要、間違えると辿りつけないことも、そして枯れているとはいえ草が大量に残っていますので思わぬ落とし穴に落ちることも、あっちこっちウロウロして何とか浅瀬に上陸です。


「桜戸橋から上流」
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早速探査開始、ぬぅ? ま、ま、ま、まさか? 「オパ、オパ、オパ、オパール !!!」
そんなはずはありません、玉川でオパールが見つかった話は聞いたことがありませんので! 
見間違い、ちょっとキラキラして素敵な色のガラス片でしたぁ、残念。


「オパールのようなガラス」
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でもガッカリしてはダメです、「ガラス片の法則ガラス片の周囲にはかなりの確率でめのうがある」というのがあります(私が理論的根拠もなく勝手に命名、強いて根拠を挙げると、過去二十数個のめのうを見つけたがその多くの周辺にガラス片があった、ガラス片とめのうの成分は似通っているので同じような場所に留まりやすい、です。)。
ということで注意して周りをキョロキョロ、ほ~らやっぱりありました、「ガラス片の法則」今回も成立。
でも空振りもありますのであしからず。


「オパールのようなガラス片の傍にあっためのう」
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ここで「めのう」について調べてみました。

石英(二酸化ケイ素(SiO2))が結晶したもの ⇒ 水晶
石英の微小結晶が固まったもの        ⇒ 玉髄(カルセドニー)
大きくこの二つに分けられ「玉髄」の方がさらに
  オレンジ・赤茶色の色がついたもの ⇒ 紅玉髄(Carnelian=カーネリアン)
  並行の縞模様が入ったもの      ⇒ オニキス(Onyx)
  縞模様が赤茶系のもの        ⇒ サード・オニキス(Sardonyx)
  色・模様ともに美しいもの       ⇒ メノウ(Agate=アゲート)
に分類されるみたいですが、必ずしも「めのう」の定義が確立している訳ではないようです。「玉髄」等は世界中に存在し地域によってあるいは見た目によっていろいろな呼び方がなされているようです。
私が採取しているのは「めのう」なんでしょうか? 良く判らなくなってきました。(日本では「玉髄」というよりは、「玉髄」もひっくるめて一般的に「めのう」と呼ばれているような気がします。)
まぁ玉髄のひとつに分類されるのは間違いないんでしょうが、でも面倒くさいんで「めのう」と呼ぶことにしま~す。
(この区分はここを「agates」参考にさせて頂きました、玉髄の細かな分類が一読しただけですので良く判りませんでした、違っていたらゴメンナサ~イ。)
ちなみにさきほど「オパール?」と記載しましたが、オパールは石英(二酸化ケイ素(SiO2))に水が加わり低温で非結晶質化したもの(らしく)、玉髄の親戚みたいなものらしいです。
そして二酸化ケイ素(SiO2)が木に染み込んで化石化したものを「「珪化木(木とありますが全くの石、木石というヤツ)」と言います。この川でも結構採取されるようですが、その中にはその一部がメノウ化、オパール化した「珪化木」があるようです。玉川でも一部がメノウ化した珪化木がたまに見つかるそうです、私はまだ見つけていませんが。
ということは「オパール」も、う~~~ん、それはないですかね、ちょこっと膨らまし過ぎましたぁ~


「下矢口橋」
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川の「めのう」はいわゆる「転石」ですので同じところに大量にあることはめったにありません。ということで2~3個採取しましたらさっさと次のポイントに移動します。
土手を歩いて行くと「下矢口橋」に、このままこっち側の土手を行くと行き止まりですがその手前にチェックしたポイントが、こっち側からしか降りられません、労を惜しんではお宝に巡り会えませんので真っ直ぐ進むことにします。


「下矢口橋から上流」
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ここはすごくイージーに川原に下りることが出来ました、ということはたくさんの人の目に「お宝」が触れている可能性大ですね、案の定小さな1cmぐらいのかけらしか見つかりませんでした。
諦めて移動しようと上流を見やると、水量が少なくなって露呈したであろう1m四方のぐらいの小砂利が集まった洲が見えました。長靴を履いていますので川の中を10mほどじゃぶじゃぶと進みます、深さは20cmぐらいでしたのでノープロブレム。
予想通りありました、突き刺さっていました、大物ではありませんが中ぐらいですかね、色が白っぽいですね、今日は白っぽいのが多いようです。


「小さな洲のめのう」
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「めのう」を採取してふと目を上げると目の前1mほどで反対側の岸です、川の深さを竹の棒で測ると20cmもありません、足をそっと延ばして反対側の岸によじ登ります。これで橋まで戻らなくてOKです。
その様子を上空から「グワァ、グワァ」と笑っている奴が、思わずカメラを振り向けると、オオハクチョウ御一行様が、昼食にでも向かうんでしょうか、隊列を整えて北上して行きました。


「オオハクチョウ御一行様」
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1か所だけをのぞいてめぼしいポイントは潰しました。その残った1か所は良い感じの中洲なんですが、残念ながら降りる場所が全く見当たらなく来る時に無理かなと諦めていました。帰り道にも覗いてみると手前にも鬱蒼と竹藪が繁茂していましので絶対無理だなぁと思いながら通り過ぎようとしてふと足元を見ると、なんとなんと枯草に覆われた中に鉄線と石で出来た立派な階段が見え隠れしているではありませんか。ここから少しとおまわりにはなりますがとりあえず土手を下りてみることにしました。川べりギリギリまで下りるとわずかですが踏み跡らしきものが、そのまま川に沿って上流に進むと中洲まで2mぐらいのところに、例によって竹棒で深さを測ると20㎝もありません、慎重に渡渉、辿りつけましたぁ
ここは頻繁に来れる感じのところではありませんので「お宝」ありそうですね。あたりを何気なく見渡すとありましたぁ。(下の写真中央右の白いヤツ)
大きさは5㎝ぐらい、まぁまぁですかね、色が狙いの赤めのうではないのが残念でした。


「中洲のめのう」
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ここでは同じ大きさぐらいのを3つぐらい採取出来ましたので戻ろうと岸辺の方を見やると、小さくてきれいな鳥が、見たことのない鳥、もちろん名前もわかりません。
(私が持ち歩いてるカメラは、「ニコンP310」2cm接写F1.8の明るいレンズで描写バッチリのお気に入りのコンデジなんですが、一点望遠(デジタルズーム8.4倍)だけがちょっと厳しいんですよぉ、従って「鳥」の撮影はちょっと厳しいんです。まぁほかのコンデジでも「鳥」は厳しいですが。)
判っていましたがはずみで思わず川の中からレンズを向けてしまいました、望遠を目いっぱいに延ばし、抜き足差し足で少しずつ寄りながらシャッターを押しました。1歩2歩3歩4歩、不思議と「鳥」は逃げません、5mぐらいのところまで近づいた時、さすがにさぁっと飛び去って行きました。(写真はさらにトリミングで拡大しました。)


「きれいな鳥」(後日調べましたら羽の色が黄色いところから最初「カワラヒワ」かと思いましたが、首周りの色、尾羽の長さからどうも「キセキレイ」のようですね。)
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鳥が飛び立ったあとしばし川の中で立ち止まって黙考、5~6mの距離まで近づいたんですが何故「鳥」は逃げなかったんでしょうか、普通10mぐらいの距離でもさぁーっと飛び去ってしまうのに。
そうかそうか、たぶん近くに巣があったか、子育て中の子供がいたかで、必死に身を挺して私の注意を惹きつけていたのかも!(この時期に営巣しているのか子育てしているのかは判りませんが)
どうやら年老いた不埒な「不審者」が知らず知らずのうちに鳥さんたちの「聖域」に足を踏み入れ過ぎてしまったようです。
ここいら辺が潮時のようですね、早々に退散、引き上げることにしましょう。

次回に、つづく。


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2 コメント

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はじめまして (多趣味部 部長)
2016-02-19 22:42:24
私は、釣りにも鉱石にも野鳥にも興味がありますよ。
人生がトレジャーハンティングです♪
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多趣味部! (サラリーマン)
2016-02-20 09:49:22
 訪問、コメありがとうございます、「多趣味部」とは何とも素敵な「部」ですネ! 
私は年に一度だけのハンティングなんですが、釣り、鉱石、野鳥とはうらやましい限りです。でも「鳥」はハマるとお金掛かりそうですね、たまに三脚の上でお辞儀しそうな高価なレンズをつけて頑張っている方を見かけますが。それにしても人生、いい「お宝」に巡り会えればいいですよね。
これからも宜しくお願いいたします。
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