だろぐ

おもにほうこく。

キリバンありがとうございました

2010-03-27 11:21:13 | 更新
キリバン33333hitをとっていただいたkanon様よりリクエストをいただきました。
掲載許可をいただいたのでHPにも載せさせていただきました。

当サークルの新刊「保健室からラブホへ直行!」からみのり先生とあっちんです。
私服でというリクエストだったので勝手に考えてしまいました。
イメージは気心の知れた友達と近所で会う程度の恰好です。

みのり先生は学校では教諭しかりとした恰好をしているものの、私服だと結構男らしいイメージです。
みつあみが可愛かったと言ってもらえたのでイラストでは髪結ってますが、プライベートだとそのまんまかもしれません。
キレイな恰好も嫌いじゃないものの、着飾って歩くとナンパされるのでこういう格好なのかも。
男に声かけられるより女の子をこっそりウォッチングしていたい、みたいな。

あっちんは可愛い服着たいものの、恥ずかしいので割とカッチリみたいな。
今回の服装はネクタイしようとしたものの、いやいや友達と会うだけなのにそこまでしなくても…と
敢えて外した感じです。街に出るならしてるでしょう。
シャツももう少し可愛げのあるやつにして、胸にかんざしぐらいは刺すかもしれません。
別にうまく描けなかった言い訳してるわけじゃないんだからねっ。

この2人は自分も好きなのにちょいとイメージ不足だったので、暇になったらまた描いてみたいです。
リクエストして下さったのに申し訳ない。


HPトップにピクシブのアドレスと、ツイッターのアドレスを追加しました。
多分ちゃんと飛べるはず。ええ。
あ、ツイッター始めました。特にろくでもないことしかつぶやかないと思いますが、
良かったらフォローしてやって下さい。


れびゅーぬ2

2010-03-19 02:23:44 | レビュー
つづき。

コミティアで仲良くして下さってるnaka様にお借りした同人誌1つ目。
『キャラメル・アプリコット』サークル:うにへえ(漫画)
2人サークルさんの両A面本。百合。
「涙の衣装」
付き合っていた女の子同士がちょっとした歪みで別れるところから始まり、
そのことによってお互いの気持ちに改めて気付いて、元の鞘に収まるといったお話。
明確な説明がなく、比喩的な表現ばかりで説明していく少女漫画の手法であり
俺の苦手とするタイプの話!なぜなら想像力が追いつかなくて気持ち悪くなるから!
同じ理由でSF小説も描写が頭に描けなくて苦手です。
まぁでも、2、3回読んでなんとなくこの作品は分かったと思います。
白髪の主人公がナルシスト入ってて、黒髪のヒロインと言ってることが微妙に食い違っているのが、
話的には丸く収まったものの(そしてもしかしたら作者も気付いてないのかもしれないけど)
すぐ近くにまた破綻が待ってそうで怖い。
特にラスト、ヒロインが「あたし達って絶対、あの頃は若かったからなあって云うような恋愛するよ」
と言ったことに対して「違うよ」と否定してから「溺れるような恋をした事がある、だよ」と言った主人公。
多分より強い言い回しをしたかったってことだと思うのだけど、
「溺れるような恋をした事がある」と「あの頃は若かった」というのは否定される関係にないと思う。
というのは些細なことで、この会話、ヒロインの<年とってからも付き合い続けている立場>の発言を
ヒロインが<将来的にはまた別れて、第三者に過去の思い出を語る>発言で返しているようにしか読めなくて、
軽く絶望を味わう。「事がある」は削っていいと思う。

「See You」
同性の同級生に恋をしてしまった女の子と、男性教師と性的な関係を持っている中学生の話。
男の自分としてはちょいとショッキング。
机の落書きが漫画のギミックとして巧妙に使われていてうまい。短編の醍醐味だと思います。
ヒロインに恋していながらも、暗い影を持っている彼女にその想いを打ち明けられず、
ヒロインからの「最高の友達」発言に救われつつ、最後に復讐を果たす主人公。
ヒロインは主人公の気持ちに気付いてラブラブになればいいと思う。
上の作品と反対で、ラストにその後の光を期待させてもらえる作品。

発行日が2000年10月とかになってて、10年前にすでに百合が!と驚いたけど、
冷静になって考えればもうマリみてとかある時代なんですよね。でも凄いなぁ。


naka様コレクション2冊目。
『松本藍作品集セルフポートレート』コミティアパーソナルコミックス
「ドール」
冴えない男と彼が拾った販売禁止のはずの性欲処理用の改造クローンの少女の話。
うーん、難しい話。
男は少女と一緒に「食事」を絶ったのだろうけど、なぜその行動に出たか、色々な要因が絡んでそう。
自分は彼女の「人間だよ」と言った声が心に残ったからだと思います。

「好き?」
百合。キタコレ!
天然ボケとニヒルでバイセクシャルな大学後輩先輩コンビ。
お互い好きなのに、同性だから言いだせない、言えない、手も握れない。くっはぁー!!
2人の好きという気持ちを丁寧に描いたあと、ちょっとした事件で2人はお互いの想いを告白しあうの
だけど、ベッドインまで早いよ!まぁバイの設定あるからそこまでしなくちゃなのでしょうけど。
先輩もノーマルか、そこまで自己性認識なかったほうがより萌えただろうし、
後輩もノーマルゆえに自分の気持ちが恋だと気付くのにもう少し時間かけてくれればより悶えられたろうし、
でもそれらはもうちょっとページ数がなければ描けないだろうし、ページ数が少ないんだよ!
もっと2人の掛け合いが見たいよ!後輩ヒロセが本当いいお花畑キャラで可愛い。これパクろう。
読み返したけど、やっぱページ数少ないよ!
あと、なんで表紙のヒロセはメガネかけてないんだ!描き足してくれっ!!

「おしまいの夏」
BL。
大学生の男とその彼女と謎のオッサンの話。
オッサンのメガネ越しの笑顔がエロい。これはウホッいい男。
主人公がどこまでも女々しい情けない。それが作品の救えなさをより一層酷いものにしている。
こういう短編が好きな人もいるのだろうけど、自分はちゃんと結末がはっきりしてるものの方が好きです。
最後彼女の首絞めるとかのほうがまだ救いがあったよ…。

「ぐるみのねこ」
妻持ちの男と不倫してる大学生の女の子とぬいぐるみの話。
どんな理由があろうと不倫はいくない。
心底悩んでいる時に支えになれないのは恋人失格だと思う。
まぁそううまく出来ないのが人間ってもんだろうけど、まぁ、でもやっぱ男が嫌い。
ぬいぐるみは検査薬の読み方教えるぐらいで
主人公は友人との百合に目覚めればいいと思うよ。(結局それか)

「春の前は冬の虫」
冴えないオッサンと女子中学生のハートフルストーリー。
中学生がかわいい。
オッサンもいい感じ。
暗い部分もあるけど、暖かい光の方へ進もうとしてるので好き。
3年後、5年後、8年後ぐらいに2人の関係がどうなってるか想像するとにやける。
ホントに続編描かれたら不幸な感じになってそうな気もするのであくまで脳内ハッピーエンド。
恋愛話にしなかったからか、作者の才能が開花したのか、
ゆるやかにうまくなっていった漫画の構成がここで集大成を迎えてると思う。
この後の作者様の作品は知らないのだけど、完成度が恐ろしい。やだコミティア。

「朝日が目にしみる」
作者のセルフポートレート?
締切当日数時間前の徹夜作業中の女主人公とそれを手伝う女友達のショート漫画。
逐一自己体験に被るので、漫画描いてる人間は皆こうなのか?と愛おしくなる。
鼻血ブー体験はないけどな!

載ってる漫画どれも凄い高レベルで、こんな方が同じコミティアに出てると思うと
首吊って死にたくなりますけど、まぁそれはそれ、同じフィールドに立てることをラッキーと思います。
でもまぁ基本暗い話ばっかなので、自分じゃ怖くて本買えないですね。
誰かが「今回のは百合でハッピーな話だよ」と教えてくれた時だけ並びたいです。


総評として今回のnaka様コレクションは前回の同性愛とはなにか、恋愛とは何かと主張しているかの
ような作品と打って変わって、精神に食いこんできました。
先生、甘いの「好き?」の1作品しかなくて口の中がカラッカラです。甘いの下さい。
お借りしたものなのに結構な辛口、暴言を書いてしまった気がします。
naka様はじめ、ファンの方が読んで気分を害されてしまったら申し訳ありません。ごめんなさい。
こう、酷い話は現実の世界にいくらでもあるから、せめて物語の中ではハッピーな話を読みたい人間です。


れびゅーぬ

2010-03-18 22:44:58 | レビュー
テレビで面白いと言っていたら見たくなくなり、
知り合いが面白いと言っていたら手に取りたくなるあまのじゃく、椎名かじんです。

あ、あまのじゃくって瓜子姫に出てくる悪い妖怪なんですけど、女性という説もあって
フィルターをかければ百合に見えるよ!
お金持ちに貰われていくことになった瓜子姫を騙して、ぬっ殺して皮剥いでなりすますって
酷い話なんですけど、それは瓜子姫があまりにもキレイで、彼女になりたいって強く思ったから、とか。
実は金持ちは悪いやつで、同じく悪いやつであるあまのじゃくはそれを知ってて、
瓜子姫はどこかに軟禁して自分が身代り且つ金持ちの悪事をばらそうと思った、とか。

『精霊の王』中沢新一(本)
古事記などに記されている国家によって作られた神々より以前に、日本特有の神は存在した。
それはシャグジ、ミシャグチ等と呼ばれ、関東では新しい神々の後ろに存在し続け、
また関西でも宿神という名前で芸能の神として現代まで生き残っていた…みたいな本。
アマゾンさんですと、思想とか民俗学とかに分類されてる本です。
今年は諏訪大社にちょっくら遊び行く予定があって、友人が書いた諏訪大社についてのレポートで
ちょくちょく参考に出てきた本で面白そうなので手にとってみました。
後戸の神の考察とか、宿神とシャグチの関係とか、前半は結構面白く読めたのだけど、
中盤から著者の想像に寄るところが多くなり、後半は昔の能役者金春禅竹の書いた「明宿集」を
読み解くことに費やしてしまって、古代のロマンを求めた自分としては飽きてしまいました。
しかし、まぁ、かなりアクロバティックで複雑怪奇な神様の説明なのだけど、結構すんなり受け入れられて
やっぱり古代の思想は現代の我々の深層心理にも生きづいているのか?とか思ったり、
マンガのネタにするには複雑すぎるな、と思ったりしました。

『ラブプラス』ニンテンドーDS/コナミ(ゲーム)
知ってる人は知っている、画面の中に彼女が出来るゲーム。
一昨日まで毎日欠かさずやってたのですけど、そろそろいいかと思ったので感想。
ゲーム内日数は愛花さんで400日弱、凛子さんで250日ちょっとぐらいまでやりました。
こういうこと書いてるとファンの方に反感持たれる気もするけど、
おまえらだってギャルゲーや萌え漫画片手にやってたんだろ?とも思えるのでスルー。
主人公もヒロインも典型的なギャルゲーのキャラで、そういう設定のオタ臭はあるのですけど
女の子の言動は男の妄想の具現化とはちょっと違っていて、リアルを感じました。
女性が作ったんじゃないかと思うのですけど、どうなんですかね。
「たまごっち」やmixiアプリで野菜を育てているのと、定期的に面倒をみるという点でゲーム性は同じ。
付き合うことになった時点でキス出来て、その後の発展は無く心の交流を深める展開なのだから、
ガールズサイドとか言って、腐女性向けの作品として作ったほうがゲームとしての相性はいいと思う。
主人公の一人称が「俺」か「僕」を選べるのだけど、「私」も選べたらもっとよかったと思うよ!
あと、個人的な願望なのだけど、キスモードで、こっちのタッチに反応するだけじゃなく女の子の方からも
してくるといいと思うよ!

『犬神くんと森島さん』桑田乃梨子(漫画)
「犬神君シリーズ」と「青春シリーズ」をまとめた文庫本。
今回書いた『保健室からラブホへ直行!』を読んで「青春シリーズ」を思い出しました、とのお話をいただき
面白そうと思ったので購入。
「犬神君シリーズ」は狼男だけど優柔不断な高校生、犬神君のお話。
元のヒロインには振られて、新たなヒロインといい感じにこれからなるのか?といったところでシリーズは
終わるので、あとがきで主人公と新ヒロインとその子供の3ショット見せられるのは違和感が残りました。
犬神君は精神的に成長して、元ヒロインとも区切りがついたので、新ヒロインとちゃんとくっつく話まで
読みたかったです。学園生活からは離れるかもしれないので外伝的になってしまうかもしれませんけど。

「青春シリーズ」は女体育教師森島先生とサッカー部男子高生広瀬君がくっつく話とその後の話。
保健室でのエピソードが和気あいあいしてて楽しい。
1話目で、森島先生は広瀬君が好きな女の子の応援をしている最中に自分の恋心に気付いて
しまうのだけど、自分の幸せを最優先にしたうえで、応援した女の子に対して罪悪感に苛まれる。
「…黙って横をむかれてるより 面とむかって罵られたほうがどれだけいいかわからない」
このセリフは心の奥底がジンジン来ます。
なんというか、強いとか繊細とか白いとか神々しいというか人間らしいというか、言葉に出来ません。
これは森島先生が大人だから言えたセリフで、この青春シリーズは教師と生徒じゃなきゃ
成立しない要素が詰まってて、作者の心血が注がれてるような何か乗り移ってたんじゃないかと
疑いたくなるような、ヘンタイ的な作品だと思います。これしっかりプロット切って作っているとは思いたくないなぁ。
自分の作品のキャラにももっともっともっと命を注ぎ込まなければいけないと思いました。


長くなったので、一旦区切ります。


タトホンに参加して来ました

2010-03-16 00:19:41 | 活動
『僕らが道を誤るまでの全工程』
本文10ページ。100円で頒布しました。

表紙は前回日記か、ホームページTOPをご参照ください。
また、『同人活動』のページに簡単な紹介とサンプルを3ページ程
用意させて頂きました。良かったら見て下さい。

表紙は私がmixiのボイスで「表紙作る時間ねぇ!!」とぼやいたら
オダギリックスの小田桐君がサークルカットを利用して作って下さいました。
ありがとうございます。

久々に野郎メインということで全然、ぜんっぜん描く気が起きなくて、苦労しました。
自己満足の遊びを無理やり入れてテンション上げようとしたり、
コピーやトレースを酷使したりしてなんとかタトホン当日朝5時ぐらいまでかかってでっちあげて、
コンビニでコピーして、出かける準備して、会場へ。
自分の席で紙折りをするというありさま。コミティア初参加(タイムスリップ゜王子)の時を思い出しました。
成長してない、というより俺もまだ若いな!というダメポジティブ気分でした。

会場では自分の席を放置しっぱなしで、他の卓を見て回ったり、コミティアで仲良くなったサークルさんと
おしゃべりばかりしてました。すっごく楽しかったです。
その後サークルさん大勢連れだって打ち上げへ。
とっても新鮮であっという間の1日でした。初心にかえれて、イベント参加の楽しさを再認識しました。
20部作って、知り合いに無理やり渡す分抜かすと10部ぐらい残りますので
興味ある方はここでのコメントなり、メールで一声下されば次回5月のコミティアに持っていきます。
今のところ再販する予定はありません。

野郎でBL描くなんて人間の絶対数がそもそも低いのでしょうが、描いたのが男だと知ってびっくりされた方が
いたりしました。申し訳ない!