ひさしぶりに読んだ本や漫画の感想をば。
「エンディミオン」上下巻 ダン・シモンズ
ハイぺリオン4部作3作目。青年と不思議な少女とアンドロイドの逃避行劇。
この3作目に至ってはほとんど前2作は関係がない。ひたすら主人公たちが敵から逃げるだけ。
でもそれが面白い!面白かったよ!
4部作の中で一番好きです。
「エンディミオンの覚醒」上下巻 ダン・シモンズ
ハイぺリオン4部作の4作目。SF小説っつーか空想小説っつーか。
話としてはまとめきる前に書きだしちゃった、って感じです。
そしてハイぺリオンの時に味わった冗長な文章が復活。
「エンディミオン」で好きになって、その爽やかさを失ってない主人公たちだし、
訳者があとがきで「こまけぇこたぁいい!面白かったろ?」って言っててその通り面白かったからいいんですけど
残念ながら話の内容は反吐が出る内容。ゲボロォッ!
~以下ネタバレを含むあらすじ~
機械が一部の人間と取引をし、忠誠を誓った人間に永遠の命を与えると言う口実の下、巨大演算装置として密かに利用していた。それにより力を増す機械を快く思わなかったスーパー思念体が機械の力を無効化する改造人間を世に送り出す。人間の意思は支配出来なかった機械に対し、改造人間は空気感染や接触感染でどんどん人間を洗脳し、機械&機械側に付いた人間と血で血を洗う大戦争を起こすのだった!改造人間はその闘争の中死ぬことになるが、過去未来を往来する能力すら持つスーパー思念体は彼女に子供を残すことだけは許してやるのだった。完。
支配者から自由を勝ち取る「ハイぺリオンの没落」と同じ反乱の物語のように見えて、より強い支配者の傀儡にされる話でした。
ヒロインから感染する能力が余計。「選べ、もう一度」って完全に詐欺やんけ。
まぁ、そういううがった見方をしなければ、冗長でイライラする部分もあるものの、壮大で手に汗握る物語だと思います。
「スティール・ボール・ラン」23巻(完結) 荒木飛呂彦
JOJOは人間賛歌の物語だと思ってたのだけれど、違っちゃったなぁ。
機会を見てまた1巻から読み返してみますけど、結局主人公たちは何を成せたのだろう。僕らに何を伝えられたのだろう。
ラストバトル、白熱して面白いっちゃ面白いんですけど、作者が想像力の限界を吐露したようで嫌ですわ。恐竜で頑張ってほしかったです。
「ひみつ。」大朋めがね
なにかで絶賛されてたので買ってみた百合マンガ。
志村貴子推薦と帯にあって、危惧をいだいたのですけど、やっぱダメでした。
あかん。
「ディアティア」かずまこを
好きな百合作家さんのノーマルカップル恋愛話。
凄く良かった!もう、後半ニヤニヤしっぱなし。
「楽園」っていう3カ月に1回出る雑誌で連載してて、ばらけて読んだ時はちょっと時系列混乱したのですけど
単行本になると逆にお話がぎゅっと濃密に感じられるようになっていて、へにゃってします。
この先生の絵は目がとても熱くて、じっと見つめられるとこちらが惚れそうになります。
次は百合で!次は百合でお願いします!
「りとうのうみ」たかみち
たかみちの作品を私が絶賛しないわけがないっ。
青い空、青い海、のんびりした人達・・・いい。
イラストで惚れた人ではあるけれど、マンガになってもまったくその魅力は損なわれなくて凄い。
「大魔法峠」~4巻 大和田秀樹
昔アニメで飛び付き腕ひしぎ見させてもらってからすっかりファンなんですけど、この度初めてマンガ読みました。
関節技は大コマで1回やるだけでなくもっとしつこく描写してもらいたかったです。大味な感じ。
「狼には気をつけて」文庫本全2巻 遠藤淑子
本をお借りして読んで、文庫本で買いなおしたマンガ。大金持ち天才ツンデレ少女とマイペースボディーガード青年のお話。
どたばたマンガのようで結構きわどい話が多い。人間の暗い裏側を覗かせて、それすらを包み込もうとする表側の葛藤。
ほっこりする、というよりはその清らかさにせつなくなる話。
どれも1話完結でお話が終わっており、同作者の「ヘヴン」という胸引き裂かれるような作品よりは覚悟無く読めて
多分これからもついつい読みなおしてしまう本になると思います。
「エンディミオン」上下巻 ダン・シモンズ
ハイぺリオン4部作3作目。青年と不思議な少女とアンドロイドの逃避行劇。
この3作目に至ってはほとんど前2作は関係がない。ひたすら主人公たちが敵から逃げるだけ。
でもそれが面白い!面白かったよ!
4部作の中で一番好きです。
「エンディミオンの覚醒」上下巻 ダン・シモンズ
ハイぺリオン4部作の4作目。SF小説っつーか空想小説っつーか。
話としてはまとめきる前に書きだしちゃった、って感じです。
そしてハイぺリオンの時に味わった冗長な文章が復活。
「エンディミオン」で好きになって、その爽やかさを失ってない主人公たちだし、
訳者があとがきで「こまけぇこたぁいい!面白かったろ?」って言っててその通り面白かったからいいんですけど
残念ながら話の内容は反吐が出る内容。ゲボロォッ!
~以下ネタバレを含むあらすじ~
機械が一部の人間と取引をし、忠誠を誓った人間に永遠の命を与えると言う口実の下、巨大演算装置として密かに利用していた。それにより力を増す機械を快く思わなかったスーパー思念体が機械の力を無効化する改造人間を世に送り出す。人間の意思は支配出来なかった機械に対し、改造人間は空気感染や接触感染でどんどん人間を洗脳し、機械&機械側に付いた人間と血で血を洗う大戦争を起こすのだった!改造人間はその闘争の中死ぬことになるが、過去未来を往来する能力すら持つスーパー思念体は彼女に子供を残すことだけは許してやるのだった。完。
支配者から自由を勝ち取る「ハイぺリオンの没落」と同じ反乱の物語のように見えて、より強い支配者の傀儡にされる話でした。
ヒロインから感染する能力が余計。「選べ、もう一度」って完全に詐欺やんけ。
まぁ、そういううがった見方をしなければ、冗長でイライラする部分もあるものの、壮大で手に汗握る物語だと思います。
「スティール・ボール・ラン」23巻(完結) 荒木飛呂彦
JOJOは人間賛歌の物語だと思ってたのだけれど、違っちゃったなぁ。
機会を見てまた1巻から読み返してみますけど、結局主人公たちは何を成せたのだろう。僕らに何を伝えられたのだろう。
ラストバトル、白熱して面白いっちゃ面白いんですけど、作者が想像力の限界を吐露したようで嫌ですわ。恐竜で頑張ってほしかったです。
「ひみつ。」大朋めがね
なにかで絶賛されてたので買ってみた百合マンガ。
志村貴子推薦と帯にあって、危惧をいだいたのですけど、やっぱダメでした。
あかん。
「ディアティア」かずまこを
好きな百合作家さんのノーマルカップル恋愛話。
凄く良かった!もう、後半ニヤニヤしっぱなし。
「楽園」っていう3カ月に1回出る雑誌で連載してて、ばらけて読んだ時はちょっと時系列混乱したのですけど
単行本になると逆にお話がぎゅっと濃密に感じられるようになっていて、へにゃってします。
この先生の絵は目がとても熱くて、じっと見つめられるとこちらが惚れそうになります。
次は百合で!次は百合でお願いします!
「りとうのうみ」たかみち
たかみちの作品を私が絶賛しないわけがないっ。
青い空、青い海、のんびりした人達・・・いい。
イラストで惚れた人ではあるけれど、マンガになってもまったくその魅力は損なわれなくて凄い。
「大魔法峠」~4巻 大和田秀樹
昔アニメで飛び付き腕ひしぎ見させてもらってからすっかりファンなんですけど、この度初めてマンガ読みました。
関節技は大コマで1回やるだけでなくもっとしつこく描写してもらいたかったです。大味な感じ。
「狼には気をつけて」文庫本全2巻 遠藤淑子
本をお借りして読んで、文庫本で買いなおしたマンガ。大金持ち天才ツンデレ少女とマイペースボディーガード青年のお話。
どたばたマンガのようで結構きわどい話が多い。人間の暗い裏側を覗かせて、それすらを包み込もうとする表側の葛藤。
ほっこりする、というよりはその清らかさにせつなくなる話。
どれも1話完結でお話が終わっており、同作者の「ヘヴン」という胸引き裂かれるような作品よりは覚悟無く読めて
多分これからもついつい読みなおしてしまう本になると思います。