現代画報社の現代画報の特集記事 昔むかし

2010-06-30 14:03:24 | 日記
報道ニッポンの「ニッポン文化再発見」に日本昔話が紹介されてますね。子供の頃、テレビアニメのまんが日本昔ばなしが好きだったなあと思い出しました。2005年に復活したけれど、視聴率が取れなくて敢え無く終了してしまいました。市原悦子さんと常田富士男さんの語り口、切ないギターやひょうきんな打楽器のリズミカルな音楽、作品ごとに全く違う絵。今のアニメにはない贅沢な紙芝居のような美しい画面を、最近の子供たちは受け入れられなかった。。我が家の子供たちは、あの暗く深みのある世界観を「怖い」と言って観てくれませんでした。だめだなあ。今の世の中、明るく笑えるもの小奇麗なもの、逆に血も出ないくせにやたらと戦闘シーンが多いものが受け入れられてますから。昔話には人間のドロドロした醜い部分が出てきます。だいたい教訓が隠されていて、主人公は痛い目に遭うのです。海外のグリム童話もそうですね。昔の物語って残酷なものも多い。
今の子供たちはキレやすいとか、人の心が分からないとか言いますが、要するに物語の中の暗さや残酷さと対峙しないで育ってるんですよね。それは、自分の中の暗鬱な部分と向き合ったことがないということです。主人公は痛い目に遭わないと。ただ暴力によって悪を倒すだけじゃ、子供は痛みを知らずに育ってしまうのです。



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