北海道暮らし、はじめました。(旧:東京Diary)

サラブレッドと美味しいモノが集まる北海道が大好きなあまりに、
移住してしまった大阪人の送る北海道生活です。

現実逃避の旅に出る(室蘭〜北湯沢)

2018-09-19 | おでかけ



2018年9月15日(土)。3連休を利用して、一家総出で2泊3日の旅に出かけてきました。

断水続きで心身ともにゲンナリしていた事。住んでいる地区内が負のオーラに包まれていて逃げ出したくなった事。

加えて、他の市町村では地震の影響なぞ微塵も感じさせないのに、風評被害で観光客が激減してるとの事。

ホンマかいな、と以前宿泊したワンコOKの人気ホテルのサイトを見てみると。うおっ、3連休やのに空きがある!

車中泊ばっかも何やし、たまにはホテルでのんびり温泉でも入ってリフレッシュしに行こう!となり。

こんな水の出ない生活、3日間だけでもおサラバしたるー!と、現実逃避の旅に出かけたのでした。

室蘭へ向かう途中、苫小牧在住時にはよく行った白老の「マザーズ」や「ニシオ」で美味しいモノを買い込んで。

ソフトクリームうめー、唐揚げうめー、サンドイッチうめー、ニシオのパンどれもうめー!と堪能しながら。

ああ、ホンマに一歩外に出れば今までと何も変わりない日常の風景なんやなー…とちょっと悲しくなったりしたけど。

太平洋を拝みながら国道36号線をひた走り、室蘭の地球岬に到着。



5月に私が一人で来た時は快晴やったけど、この日は海からの霧模様。これはこれで幻想的で悪くない(人´∀`)

売店で串ツブ(2本550円)を買って食べる。うまいねぇ。



お昼過ぎに、道の駅「みたら室蘭」に到着。そばにある「むろらん屋台村」のお店「鳥安」でランチ。



「むろらんセット」(1100円)は、スパイシーな室蘭カレーラーメンと室蘭焼き鳥(でも肉は豚ロース)の丼のセット。

何このカレーラーメン(≧∇≦) スープがめっちゃ美味しすぎて、白飯おかわりしたいぐらい!

地震後ずっとインスタントの食べ物ばっかやったから、普通の白飯や普通のラーメンが美味しすぎるのよ(T^T)

夕暮れ時の海を、ワンコたちとお散歩。ああ、ツラい事を忘れさせてくれる、なんて美しい夕陽。



鐘があると鳴らさずにいられない私の性分。早く日常生活が戻るように祈りを込めて「カーン!」



道の駅の近くには天然温泉の施設があるので、4日ぶりに入浴。ああ、こんなに温かいお湯がザブザブ出るのね…。

風邪で咳込んでばかりいて、腰を痛めてしまっていたので、泡風呂に入ってマッサージ。お風呂って本当にありがたい。

これ以上風邪をこじらせないよう、しっかりドライヤーで髪を乾かして、暖かい格好で車に戻り、就寝…zzz

翌朝。2018年9月16日(日)。腰の調子が良くないので、道の駅を出て少し走った所にあるツルハで湿布を買い、貼る。

室蘭を出て、伊達や壮瞥の道の駅でチョコチョコと買物&食べ歩きを楽しみ、北湯沢の「ホロホロ山荘」に到着。



うちのワンコたちもしっかり歓迎してもらえました(^^)

部屋に入って早々、亭主ドノが「よし!お前たち、しばらくできへんからシャンプーするぞー!」と気合満々。

部屋のシャワールームには、犬用の簡易浴槽やシャンプーやバスタオルが完備されているありがたさ。

かれこれ1か月ほど体を洗えていないワンコたちを、次々に水責めにする亭主ドノ。頼もしいっす(^^;)

ドライヤーをしてあげると、ワンコたちがいい匂いに。よかったねぇ、次にいつ洗えるかわからんからねぇ…。

で、人間たちはここぞとばかりにディナーバイキングやら温泉やらを堪能。ああ、もはやこれが非日常な現実…。

部屋では好きな時に手を洗えて、歯磨きやうがいができて、気兼ねなくトイレが使えて、温かいシャワーが使えて。

水が出るっていいねぇ。現実逃避した甲斐があったってもんだわ。お金払ってるんやし、存分に使ってやるー。

そしてのびのびとベッドで就寝…zzz

翌朝。2018年9月17日(月)。目を開けたら…開かない!

なんか両方とも目ヤニでベッタベタなんですけどー。拭いても拭いてもすぐに目ヤニが出てくるんですけどー。

鏡で目を見てみると。



げっ!この感じは昔なって苦労した覚えのある「結膜炎」とゆーヤツでは!?

ウソでしょー。どこでこんな事になるのー?ここの風呂?室蘭の風呂?それとも自衛隊の風呂??

風邪ひくわ、腰痛になるわ、挙句の果てには結膜炎かよ、オイ。震災疲れにも程があるわな(´д⊂)

という事で、朝食バイキングを堪能して、大滝の「きのこ王国」でご飯のお供を買って、とっとと家路についたのでした。

帰りは支笏湖から千歳に抜けてったけど。確か千歳も震度6弱とかやったのに、全然そんな形跡が見えないのはなぜ?

千歳のツルハで抗菌目薬と栄養ドリンクと、2Lペットボトルの水を箱買いして。現実に戻るわが家へ向かう。

家に近づくごとに、非日常な現実を目の当たりにする。危険判定の赤紙が貼られた建物、裂けた地面、崩れた山。

家に入った後、ほんのわずかに期待して、蛇口をひねってみたけど。やっぱり水は出ないのね。悲しい現実(T^T)

楽しい現実逃避の旅の後だけに、重くのしかかる現実を受け止めるのがツラくなったのでした。


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