お山のあしあと

子連れの山登り応援しま~す。
我が家のお山遊びがお役に立てれば嬉しいなぁ。
フル3:10:17 ハーフ1:28:02

鳳凰三山 2006/10/9

2006年11月29日 | 鳳凰三山

南アルプス 鳳凰三山 

薬師岳(2780m) 観音岳(2840m) 地蔵ヶ岳(2764m)

 2006年10月9日 ピーカン快晴

 秋本番 私は山に 行く人よ (ニセ芭蕉)

“山遊び”もどっぷり3年目。

登って楽しい時期も分かりましたしね。 

雨(梅雨)、汗(夏)、ガス(秋雨)、はジッとして・・・夏休みは別よ。

さぁ、やって参りました秋空からは展望、お山の季節!

ファミリー登山をされている方のHPのTOPに、  こんな写真  

\(◎o◎)/ すげー!・・・ココって日本??

ナニナニ・・・南アルプス 山梨県 鳳凰山

地蔵ケ岳 オベリクス ←家から近いじゃん!

オベリクス??・・・天にそびえる塔 ←カ、カッチョいいー!!

 

鳳凰三山(薬師岳 観音岳 地蔵ケ岳)の縦走道が

真っ白(花崗岩)で絶景だって! 行って見たいなぁ

・・・1泊縦走コースかぁ~ ←休みは取れないし、

残念だなぁ~ 3コースあるやんか

・・・急坂、けもの道、荒れている、危ない。←悪い情報ばっかやん! 

 ところがこの情報は嘘っぱちで、なんと鳳凰小屋おやじのデマ。

何でも下山者に、仲の悪い青木鉱泉へ下る“ドンドコ沢コース”は

荒れているとか有ること無いこと言って血縁者の経営する

御座石鉱泉コースへの下山を勧めているとさ。

 

ど~りで日帰り出来そうなのに、ガイドブックも

夜叉神コースばっかやもん。これは許せん! 

つ~ことで、ブログで最近行った方は

・・・降りる人ばっかで登る人、おらん!

降りれるってことは、登れるでしょ?

 

それでは、鬼(ババちゃん)の居ぬ間に、ピストンで行ってみよー!

 中道コース→地蔵岳 ピストン 

登り・・・6時間35分  降り・・・5時間10分  約12時間か。 

ライト必需品だね。  日の出前 5:00に出発すれば、

日の入り 5:00に間に合うよ、ねぇ。・・・プチ危険?

 

 満月?(ワォ~)の林道を、前日P泊地 薬師岳登山口へ、右に左に

 ♪ヘッドラ~イト、テ~ルラ~イト♪ 

(NHKプロジェクトX 中島みゆき)

 シカ、タヌキ、タヌキ、うさぎ、シカ・・・ココはサファリパークか。(笑)

 

 出発-5:10真っ暗 気温7℃・・・寒ぶ!

山は冬です、軽装入山注意の走り書き。

山頂近くはアッチコッチに霜柱で、プチ冬山。

木々が低くなると・・・暑じぃ~  

薬師岳・・・おー、絶景かな、絶景かな!

 

これよ、これ、これ。 稜線、花崗岩で真っ白!  

 

観音岳・・・360度大眺望! ワォ~、北アルプス、真っ白! 

夏休みの 剱岳~立山三山の縦走があまりにも素晴しかったから

コクかもしれないけど、やっぱり山は嘘つかない。

 甲斐駒ヶ岳、お正月に行くぞー! 待ってろ、黒戸尾根。

仙丈ケ岳、行ってみたいなぁ~。

北岳、ず~っと登り一辺倒ヤン。 ありゃ辛そうやねぇ。

 

“赤抜沢ノ頭”から見たオベリクス

・・・おーっ、ビッグ! やっと会えたね。 感動した!

 地蔵岳、オベリクス。岩登り・・・テッペン岩にタッチ。

今日のところはこれでカンベンしてやろう。・・・だって私、大人だもん!

おば様1、「○○さん軽快ね。」

おば様2、「先月のキレット越えに比べたら、こっちは簡単よ。」

・・・あっぱれ!(でも危なっかしい降り方だなぁ~ ご無事でね。)

中道コースは 4、5ヶ所プチしんどい急坂があったけど、

 私は地蔵岳→観音岳の砂地の登り返しが一番辛かったぁ~。

百名山を登る方は問題ないコースやね。・・・嘘つき、めっ!

ココ(薬師岳)なら冬にテント担いで来れるなぁ。

 

 

 ボイスレコーダー 11時50分

(902便 機長・・・私  管制塔・・・もう一人の私)

902便、「え~こちら“鳳凰三山”経由902便、“観音岳”手前で

         燃料補給(食事)、順調に稜線を飛行。稜線は“立山三山”の

         規模にはカナイマせんがとてもbeautiful!下山する人達は

         皆さん立ち去った模様で、賑やかでした朝と違い独り占めの

         稜線です。私が最後尾のようで“薬師岳”を通過、

         予定より早くこれから登山口へ高度を下げます。」 

管制塔、「こちら管制塔、902便、了解。 左エンジン(足)の調子は

           どうですか?」

 902便、「ご心配ありがとうございます。痛みは出ていますが、

          レベル1か2です。」

 管制塔、「降下開始ですね、了解。」

 

 登山者1 登場。

機長、「こんにちは、もう少しで絶景が待ってますよ。」

 

 登山者2 登場。

機長、「ココが頑張り所ですね、絶景が待ってますよ。」

 

 小3ぐらいの男の子登場。

機長、「お見事! 日帰りは難しいから、うちの娘(小春)は

          お留守番ですよ。」

 

 ポーン・・・黄色ランプ点灯

 902便、「え~こちら902便、お腹に乱気流発生。」

管制塔、「902便、状況を報告してください。」

 902便、「朝“ふんばりました”から着陸地点まで大丈夫と

          思いますが・・・」

管制塔、「気を付けて高度を落して下さい。 左エンジン(足)調子は?」

902便、「皆さん譲ってくれまして、順調に下降中。」

  

ポン ポーン・・・赤ランプ点灯

902便、「902便、お腹の乱気流が、デッカクなっちゃったー!」 

管制塔、「緊急着陸しますか?」

902便、「ガス(屁)を放出して降下中。 

         林道までは持つと思いますが・・・」 

管制塔、「昨夜、変な燃料(夕食)を補給していませんか?」

 902便、「燃料(夕食)は“ニンニクの芽&豚丼”です。

          七味を入れすぎましたけど・・・」

  

順調に降下中・・・グループを次々ゴボウ抜き!

  

 ポーン ポーン ポーン・・・赤ランプ点滅

902便、「902便、緊急事態発生。お腹の乱気流が複数発生中! 

    林道はまだですか?」 

管制塔、「急勾配も通過しましたから、ソロソロだと思うのですが

     ・・・ 左エンジン(足)の方は?」

902便、「エンジン(足)は、レベル1か2。 

          それより後方の弁(便)が心配です。

          ・・・こりゃ、持たんかもしれんな。」

  

さらに下降中・・・心の中「どいてー! どいてくれー!」

  

 ビー、ビー、ビー・・・赤ランプ点滅&警告音

902便、「管制塔、後方、圧力隔壁弁(便)、破裂しそうなので

          緊急着陸します!

    問題発生! 前も人、振り向いても人、

        人が多すぎます!」 

管制塔、「着陸できそうな所はありますか?」

902便 ・・・

 

902便、「不時着地発見!

    これより右へ急旋回、

    笹薮に突っ込みます! 前方、後方、ひと、確認。

    我慢、限界!  行きまーす!!」 

管制塔、「ご検討祈ります。」

902便 ・・・ 

902便、「ザザザザー

ザックから○○を取り出して笹をサササー、っとね。←分かった?

笹薮をストックでなぎ倒し、しゃがんでみる・・・よし、見えない。 

準備OK!もう一度後方確認

・・・びょ~ん! 笹、戻ってるやん!

・・・あっ、危ねぇー!

おつりが返ってくるとこじゃん!(笑)   

 

・・・ふぅ~、任務完了!

ゴミを持ち帰って出たところ・・・先程ブチ抜いた人達とばったり!

・・・な、何か気まずいなぁ。(照)

 あ~ら、ごめんなさぁ~い。 

ナニか? おほほほ。

 

人間って、他に(お○り)集中していたので気にならなかったヒザ痛も

出るものが出てホット一息すると・・・ピッキーンと頭に走る痛み。 

えー!ナニよ、この痛み! 「痛ってー!!」

・・・それからヘロヘロ。ミルミル離されていく  が  

登山口に愛車!

さらに青木鉱泉まで歩く皆さんを横目に 

私、「バ~イ、バ~イ」・・・ごめんね!

 

登山口(5:10)-薬師岳(8:06)-観音岳(8:38) -地蔵ケ岳(9:33)-

てっぺん岩(9:50) - 観音岳の先(11:33)-薬師岳(11:50)-

登山口(14:16)   登山時間-9時間06分  

コースタイム・・・少し甘くねぇ?

 

中道登山口まで未舗装 雨天注意  駐車スペースあり

トイレなし ・・・大は注意しましょう ってお前じゃー!

(終り)  


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2 コメント

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はじめまして! (ここあパパ)
2006-12-04 00:40:38
はじめまして。ツキイチ登山を楽しんでいる"ここあパパ"です。
お返事が遅くなりましたがメールありがとうございます。金曜の晩から土曜日にかけて丹沢に出かけていました。詳細は後日アップする予定ですので、お待ちください。
それからブログを一通り拝見させていただきました。ご家族での楽しい会話のやりとりがとても微笑ましいですね。我が家には、まだ幼い子がいるので家族全員というわけにはいきませんが、来年の春ぐらいには何処かの里山あたりに出かけられるかなぁと今から考えてもいます。
そして冬山ですが、小春号さんの奮闘する様子が手に取るように伝わってきましたよ。単独でしかも限られた装備でのがんばりと山に対する熱い思いが伝わってきました。
私の雪山デビューですけど、年末年始にでも日帰りできる山を検討中です。(ほぼ決まっているんですがねぇ)
では今後のアップ予定の山レポ楽しみにしていまーす!!
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ここあパパさん (小春号)
2006-12-04 17:50:37
私は日曜日に鍋割山でした。 丹沢は黒い雲で心配でしたけど1000m付近からアラレ。 おかげで?山荘のうどん&おでんが美味しかったぁ~ 

写真もブログも、ここあパパさんのようなセンスがないから会話のような文章で誤魔化していますが(汗)
子連れの方のお役に立てたら嬉しいですね。

TAKAさんみたいに何時かは冬テントで仙丈&甲斐駒に行きたいけど、ピッケル無いし ハハハ、軟弱者で。
正月はワカンを買って黒戸尾根を再挑戦ですかね。

また覗いてくださいね。
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