すでに二回目です。ええ。(臆面もなく)
いや、初回は火曜日だったんだけどさ。土曜日はお友達をチャールズのごとく誘い出してして行ってきました。
以下ネタばれ。内容を沿ってるので、これから見る人はご注意。
二度見たらむしろもう見ているこっちがこっぱずかしい
いちゃいちゃしやがって
ドイツ系いかつい顔立ちのファスペンダー君は、笑ったり泣いたりすると物凄く可愛い。キタ、強面スマイル野郎(ショーン・ビーン参照)
しかし私には、マカヴォイ君の常に自信に満ち溢れた物腰に震撼。おそろしい。この子。
初回見た時も、終わったときの心の声第一声が、『マカヴォイ、あなどりがたし…!』であった。
彼のタムナスさんは見ているのだが、「ウォンテッド」は未見。アンジー姐さんとモーガン翁が共演では割りが食い過ぎてるだろうと。
顔立ちはキュート系だからタムナスさんに抜擢されたんだろうが、彼の内面はありゃどうなんだ。性格知らないが。演技力なのかそれとも彼自身が自信に満ちているのか。
32歳にしては世慣れている感じが。すでに妻子持ちというから、しっかりものなんじゃないだろうか。(山吹の中では32歳は若造)
俳優たちについてはまだ情報を入れてないので見た感じでしかないのだが、とにかく何度も言うがチャールズ@マカヴォイの、エリック@ファスペンダーへのアプローチぶりがとんでもない。こんなに攻め姿勢で行く奴、見たことねえよ。
そしてのちのマグニートー氏、それを受け入れている。
・並びシーンが多杉。
・立ち位置が近杉。
・顔を見合わせ杉。
・初対面で即、事情はわかるが今は引けエリックとか耳元でぬかしやがるチャールズ。テレパスはこれだからヤダよ。(一瞬でどたまの中を読まれている)
・てゆうか、母のかたき!と歯ァ喰いしばってる時に、海中で後ろから見知らぬ男に羽交い絞めにされ(自分より小柄)、名前を呼ばれたエリックの心情はいかばかりか。
・“仲間だ” “俺一人だと思ってた” ボーイ・ミーツ・ボーイ。
・CIA本部に集められたミュータント。俺は復讐だけを求めるアウトローさ。と夜に一人出ていくエリックを出口ですでに待ちかまえているチャールズ
・“俺の何がわかる” “すべてさ”
・おいそんなこと言われて黙ってんのか私なら暴れんぞ
・次のシーンでは戻っているエリック┌|゜□゜;|┐
・そして世界で隠れているミュータントを、俺とチャールズで捜すと宣言するエリック。
・あっさり同意するチャールズ。CIAお偉いさん唖然。
・山吹も唖然。
・二人のたのしいスカウト行脚。絶対に半小旅行気分もあった。カシオミニをかけてもいい(古ネタ)
・若い子たちを訓練する。英国の自宅城にみんなを招くはいいが、揃いのグレーのスエットもチャールズの命か。
・エリックも着ている。疑問ないらしい。
・俺を銃で撃て、避けられると、チャールズにピストルを持たせて待っているエリックのはしゃぎっぷり。
・俺の凄いとこ見ろよ、と見せてくてたまんない風情。
・なんだこいつ可愛い。
・「友達は撃てないよ」と断るチャールズ。すでに親友扱い。
・例のアンテナのシーン。怒りがマックスにならないと力が発揮できないエリックに、「よかったら」と言うなり胸の奥にしまっておいたママとの思い出に即アクセス 許可なし。
・エリックが何されたかもわからぬうちに、ポロリ涙。美しい思い出だとまっすぐに見つめる。
・エリックも涙ポロリ。
・いや怒るところだろそこは
・すでにすっかりマカチャールズの手の平。
・エリックは押しによわすぎる。
・その時チャールズは三つ揃いスーツ。エリックはジャージなのに。
・バラの花と指輪を用意していてもおかしくはない。
・いつ出すのかと手に汗握った←
・戦闘機が墜落する際、よく見たら二人が団子になってたが、エリックがチャールズをかばって覆いかぶさっていたような…?
・ラスト、エリックへに向けられた弾丸が、奴の鉄兜に跳ね返ってチャールズに命中。見直すと思わず笑う。だって“カーン”と擬音つけてもいい感じだった。
・笑ってる場合じゃなかった。その後半泣きで駆け寄るエリック。
・ひ…ざまくら…
・これはなんの罠か。ブライアン姐さん以外にこんなシーンを作れるのか(監督じゃないだろ)
・駆け寄る仲間の若い子たちを、物凄い剣幕でさえぎるエリック。いやそこでさえぎるのは明らかにおかしいですあなた。
・遠巻きに兄貴分二人の膝枕ぶりを見守るしかない若い衆。心配以前にいたたまれない(おれが)
・お前がチャールズを!と撃った女性CIAを首締めするエリック。親の仇ショウを相手にしたときより平静さをうしなっとる。
・それを止めるチャールズ。重傷を負おうが、主導権はプロフェッサーにある。
・一緒に行けないと言いながら、ポロリ涙のチャールズ。うるうるのエリック。
・その瞬間にはギャラリーの存在はない。
・マグ様となったエリック。体がダイヤモンド化する美人敵方姐さんに、仲間にならないかと勧誘。
・“あのテレパス(チャールズ)は?”“別れた”
・“寂しいから、君に寂しさを埋めて欲しい”
・空耳アワーかと。
・女性向け落とし文句に真の本音出る。
・おれは負けた。完敗だ。(誰に向かって言っている)
前シリーズを見た時も、私は多人数ものが好みではないし、おヒューのウルヴァリンはいいとしても、それほど熱心に見てなかったんですよね。
豆がロシア人の006を演じた「007 ゴールデンアイ」 ピアーズ・ブロズナンの007の首を太ももで締めるファムケ・ヤンセン女史がやっぱり最強なんだなとは思った(ジーン役)。
けれど、じいさん同士が敵対する組織のリーダーであるのに、“エリック”“チャールズ”と呼び合っているからには、因縁の仲なんだとは思ってた。
「大岡越前」で大岡様(加藤剛)と小石川療養所の榊原医師(竹脇無我)が、“忠相”“伊織”と名前で呼び合っているのが子供心にえらく疑問だった。子供時代からそれらを聞き逃さなかったあたし。たとえが古杉(幼馴染です)
しかしこの話は予想を越えている。
なんでもマカヴォイ君は、この二人を『明日に向かって撃て』のブッチとサンダンスになぞらえて二人の男の一種のラブストーリーだねとのたまったらしい。
マカヴォイ…あなどりが(略)
ブッチとサンダンスといえば、一蓮托生の代名詞なんですがね。袂を分かとうが心はそうだったと言いたいのかよ。あな…(しつこい)
そして山吹は、一蓮托生カプに弱い(笑)
ファスペンダー君の質もあるんでしょうが、彼がその後どうあれこれ積み重ねてサ―・イアンのマグニート―になって行ったかは別話としても(笑)、この映画ではエリックは純粋さが際立ってるんだよね。年は食ってもそれまで一人で親の仇を追ってきただけだから他のことには疎い感じがする。世慣れたチャールズには赤子の手をひねるがごとく(笑)
まあそれは冗談としても、チャールズの方はイギリス階級社会の最上部にいるような生まれらしく、人に命令することはもう天性のもの。
決して無理難題や個人的我儘で命ずるとかはないけれど、基本統率者に生まれついている。教授といえば、学問馬鹿のやつばかりと思いきや、チャールズは指導者タイプで人にエネルギーを与え、貰うことで人生ができている。
負のエネルギーであっても、純粋に一人で溜めて闘ってきたエリックのエネルギーに惹かれたんだろうなと。
そしてエリックにとっては、最初で最後の心を見せた友人だった。ああいう生き方をしてきて、彼に対し「君は友だ」と面と向かって言ったのはチャールズだけだったのでは。寄せられた好意の厚さと信頼は、得難い宝であると共にエリックには持ち切れない重さもあったろうな。
萌えるやら切ないやら。
あと、何でもお見通しよ(^_-)-☆なチャールズが、妹分と思っていたレイブンの娘心が全然わかってないのには可笑しいやら、男ってと苦笑いやら。女子大生相手にブイブイいわせてた(死語)教授も、妹の成長に気付いてない。
その点はエリックの方が理解あるようだが、彼はマイノリティの苦しみと誇りの面でレイブンを見抜いてたので、女心ではないかもしれん。
この二人も、なんかいいのよ。兄妹萌えというか(笑) レイブン可愛いくて好感だったな。
ついでだが、CIAのおねえさんのスカートがミニ過ぎる。時代だね(笑) しかし向こうの人はいつでもあんな勝負下着なのか。CIAでも。
ファスペンダー君は、ショウをの足取りを追ってアルゼンチンのバーに行ったところの、ワイシャツinズボン革ベルトという典型的おっさんスタイルが萌えた←
いい上半身の筋肉の付き方している。筋フェチですええ。
ゲルマン血を引く男って、クレッチマンといいどうしてこう軍服映えしそうな体なんだ。彼は『イングロリアス・バスターズ』にも出てたそうですね。
そして、チャールズ流褒め殺しは今の日本に必要かもしれない。エリックに限らずどんだけ若者を落としたか(笑)
見せかけでない本物の信頼を人に寄せることができるのは彼の強み。テレパス以上の能力かもしれません。うん、そこ好き(笑)
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