スーパーナチュラル シーズン13 ざっくり感想6

第9話　ドリームメイカー

『Wayword Sisters』前哨戦。
別次元に意識を飛ばし、見ることができる“ドリームメイカー”。見た様子を描く画家のデレクの元に、若い男が訪ねてくる。それはジャックだった。
デレクが描いた絵の一枚の世界に行ってほしいと頼む。それはあの異次元だった。意識を集中するデレクにシンクロして、異次元を見るジャック。
デレクの恋人が戻ると、彼は床で目を焼かれて死んでいた。

ディーンはサイキック少女ペイシェンスに、ジャック探しを手伝ってほしいと電話。
ペイシェンスは電話を返さないが、迷ってる。
ジョディから兄弟に、ジャックらしき人物が画家を殺したと連絡が入る。現場に行った兄弟は、あの異次元の風景を描いた絵を見つける。ディーンはジャックは異次元にいる(とまだ思われてる)ルシファーに会おうとしてると言う。真相を知るために、同じドリームメイカーのカイヤという女の子に会いに行く兄弟。

ドラック中毒支援の会にいるカイヤ。悪夢を見ないために覚せい剤を使うしかないんだと、参加を突っぱねている。先に彼女に会いに来たのはジャック。
カイヤ「何の中毒？」　ジャック「僕は…コカインが好きだ」
薬物などミリも効かないであろう彼の、ネット学習の成果。
ここから出してあげるからついてきてと言うジャック。こめかみに指をあてるだけで人間を眠らせる天使術、いつ会得した？！　実地訓練したな…。
鍵が三つのドアをナチュラルにぶっ壊して開けるジャックに、カイヤは不気味すぎると殴って逃げた(笑)
追ってきた兄弟に、「僕を殴った！　なんで？！」　カイヤのような境遇の女子の行動心理など、君にはまだ早い。痛くなくても助けた女の子から殴られてショックそうな魔王の息子君。

何か役に立ちたくて、メアリーを探すためにデレクに接近。デレクとシンクロして、メアリーを見つけていた。
ジャックの力で、拷問具に拘束されて助けを求めているメアリーの映像を見る兄弟。兄がヤバい状態に…。

カイヤはヒッチハイクをするが、親切気な女は天使で彼女を殴って拉致。
ペイシェンスは断片的なイメージでジョディや兄弟の危機を察知し、父親の制止も振り切り知らせに行く。
デレクを拷問して殺したのは天使たちだった。相変わらずゴロツキかよ…。ジャックは兄弟に犯人と思われたのがショック。サムは、意図せず事故の場合もあるかと…と宥めるが、ディーンは親父を探しに行ったかと、と正直に伝える。

ジャック「僕にはルシファーはなんの関係もない。カスティエルと君たちが僕の家族だ」
ディーン「そのとおり。お袋を見つけた。手柄を立てたぞ、よくやった」　兄の基準が定番のわかりやすさ。
ジャック、ほのかな笑み。サムの気を使った子育ても大事だが、本音をぶつけるディーン父ちゃんの方が、ジャックには伝わりやすいみたい。傷つけるのも、喜ばすのも直球。さすが子育てに一日の長…とか、兄は弟にはなかなか本音言わないんだった(^^;

カイヤを助けに乗り込んだ先で、天使のおためごかしにも乗らず、ジャックはパワーでみんなを救う。カイヤにドリームウォークしてもらい、ジャックがシンクロして場所を見つけて異次元に行く計画。
意図すりゃ裂け目すぐに作れるジャックの力どこまでよ…。
しかしカイヤは拒否。彼女は怪物しかいない特定の次元にしか行けないし、嫌だと言う。
兄は銃で脅してカイヤをインパラへ。青少年らの前で恐ろしい顔。サムはなすすべも無し。
ジャックは彼女を説得。素晴らしい世界も見せて、気持ちがこもった言葉にカイヤも折れる。
説得術はサムに似てきた(笑)

天使たちの追跡に、造船所の廃墟に逃げ込んで天使除けを書くも、集団で呪文消しにかかって来る天使たち。これも新たな技だな。人数いれば溶けるのか。
カイヤにシンクロしたジャックはメアリーを見つけるも、カイヤの限界によりすさまじい発光。
天使どもは壁のシミだよ…。どないなパワーだ。カイヤはどこかの道路際に倒れて、ジャックはメアリーの檻の下に。そして兄弟は、カイヤがいつも行っていた異次元の森林に。
ジェラシックパークのようです…。

魔王の息子君に関する、小うるさい疑問。
・ジャックはデレクを通して素晴らしい世界も見たというが。デレクに謝った後に、も一度別な世界を見せてもらったのか。そんな悠長なことしてる時間があったのかい。あんな目に合ってデレクもよく応じたな。
・ジャックは明らかに色んな能力が増大してて、どうやって一人で開発したんだ…。
・なぜ天使は溶けて、人間とネフィリムは異次元に飛べたのか。

そして最も大きな疑問。ジャック現金どこで調達した！？
バンカーから消えてどのくらいたってるのかわからんが、その間の移動生活費に加え、結構な額の紙幣をデレクに提示。おいおい坊や、どうやった。
彼が引き起こしかねない大惨事から比べりゃ、なんてことないことでしょうが。まあカード詐欺でしょう。兄弟と同じく。
でも、おとうさんたちをマネしちゃいかんよ(笑)　ジャックはまだカードを自分で作れる年齢に見えない設定だと思うので(実質はもっとできない歳)、多少なりとも能力使ってごまかしたはず。
ネフィリムに倫理観とか解くのもなんですが。心はまだ「嘘はいけない事でしょ」と言う段階でいてほしいわ。早く成長し、早く人生のアカにまみれないでくれ(笑)　

第10話　ウェイワード・シスターズ

狼人間二人に捕まった可愛い女の子。宅配便を装って助けに来たのはクレア。
「私はハンター。ハンパな狩りはしない」　吹き替えのいきがり具合ｗ
銃の腕も上がったが、所持をジョディは許可したんだろうか…。
兄弟が消えた件でジョディから電話があり、家に戻るクレア。「会いたかった？」　アレックス「全然」
互いにちょっと笑み。若い女子は難しいね。
アレックスは看護師になってた。泊まっていたペイシェンスが、あなたの死を見たと言うが、クレアは相変わらずの不愛想。
ジョディに「恩着せがましい」「脇に押しやる」「私が狩りをしてるところを見てもいない」と叫ぶ。
おいおい、ガキだな…(^^;

アレックスが勤務する病院に搬送されたカイヤ。話を聞きたいというクレアを置いて外に出たが、チープな化け物が襲ってくる。ジョディが来て発砲、クレアがナイフで仕留める。
カイヤが行ってしまう次元から来たモンスター。アレックスが平然と解剖。ペイシェンスはおえ。
クレアとカイヤは、互いの傷を見せっこしたりして、なんか急に仲良くなってる。
別次元に行って兄弟を救う気のクレアに、二人は死んでるとカイヤは言う。

トカゲ焼いて食ってました！(兄)
サム「鶏肉に近いとかいうなよ」　それはカエルでは。
ディーン「鶏じゃねえ、トカゲだ。トカゲの味」　トカゲの味に詳しいらしい。
とりあえず食っとけと兄。気持ち悪げに拒否る弟。
なんで食えないんだよ。二日も食べてなければ、私だって試すぞ。おじょうちゃんかよ(兄的）

びびったペイシェンスは帰ろうとするが、モンスターが集団でジョディ宅を襲撃する予知をして、みんなで逃走。
ジョディが呼んだ州兵より強い援軍、ドナ。クレアすら懐く、ドナのおひさまパワー！
武器をたんまり持参してました。ミネソタ人だものと。そういう州なんか。
他の少女を守るようクレアに言って、ジョディとドナは前回の造船所へ。モンスター大挙。
ペイシェンスの予知の正確さに、ようやく死について向き合い怖くなるクレア。
でもジョディとドナを助けに少女たちはゆく。

異次元では長い槍の使い手の黒装束に、兄弟はのされて拘束される。でっかい怪物用の餌。

裂け目に飛び込もうとするクレアを止めるジョディだが、兄弟を助けるために行かせてと言うクレア。
クレアとカイヤが異次元へ。サムとディーンを助けたが、黒装束が投げた槍に、クレアをかばったカイヤが貫かれて死ぬ。
兄弟をご飯にするはずだった怪物はキングコング級のでかさ。ウェタ作か（Lotrシリーズ）
三人は戻ってこれたが、カイヤの死にジョディにすがって泣くクレア。ペイシェンスは断片的な絵を見ていた。死ぬのは彼女ではなかった。
ショックで部屋に籠るクレア。もう無くすものはないから、無鉄砲でも人助けをしたいと思っていた女子は、家族が必要だと認める。

異次元からあの黒装束がやってくる。フードを取ると、そこにはカイアと同じ顔が。

まあ、微妙でしたな。
前回のスピンオフ企画、セレブ怪物界のロミジュリよりは、本編に寄り添う内容ではあったけどね。面白い出来かと聞かれたら、ちょっとね…。
タイプの違う4人の女子を集め、二人の肝っ玉保安官が鍛え守る。元々、長期シリーズをもくろんだわけではなく、おそらくワンクール10話かそこらを目指していたんだと思う。知らないが。
メインをお馴染み爆弾娘クレアに、友情を築いた途端に死に別れたカイヤを殺した相手、異次元のカイヤをキーパーソンとして、異次元繋がりで本編に合流させるつもりだったんじゃないかな。
結果、企画はまたもやボツ。でもこれで全部なかったことにじゃあんまりなので、後のシーズンにフォローが少しあります。

女子たちはそれなりに個性豊か。アレックスはグラマーになったね！　前は独立すると言ってたが、看護師になってジョディの側で手伝ってる。逆にクレアが家を出た。そこらはまあ、製作上。
ミズーリの孫娘ペイシェンス。頭脳明晰だが怪物関係にはまだ慣れない。生まれも育ちも恵まれず、呪いのような能力を持て余していたカイヤはほんと気の毒な運命。でも別次元の子が出るはずでした。

ジョディとドナの人気とペア性が受けて、ファンの後押しも一役買ったスピンオフ企画でしたが。やはり見栄え的に主役はクレアなんだな。キャスリンは見るたびに美しくなってるし、演技もヘタなわけじゃないが、ツンデレ爆裂特攻娘のキャラは食傷気味ですね。アレックスの方を大人キャラにしてたけど。
駄目だと言うことをやる子、でもジョディの許可を待つ子でもあるクレアは、無鉄砲と育ちの良さが混在していて、それはそれで可愛くはあるんだが。
本編のファン層でも低年齢層をターゲットにしたんだろうが、若い女子を集めても本当キラキラ感を出しようがない主題だからね(笑)　その割にクレアはハンターには邪魔になりすぎるロングヘアを結びもせず、アレックス曰くの「バイカーのバービー人形」　美しきヒロインと土臭いドラマは噛み合わぬ(^^;
そのうちに、クレアの恋バナとかも入る予定だったのかな。イケメン出して(笑)

スパナチュに沿って、家族大事のテーマは良い。ただ家族を失くした女子たちの成長と友情、彼女たちを導き自分たちも癒されていく女性二人という設定は、本編のインパクトまでは求めなくても、やはり物足りなかったと思う。なにせ本編があまりにも死と混み入りまくった家族ストーリーだ。
クレアとカイアの繋がりも唐突。9話で白人でも金持ちでもブロンドでもないから価値がないと言ったカイア。お金以外の条件はそろっているクレアが、ハンターなどという仕事を自ら選んでる。そこに反感を感じず、すぐに仲良くなるのも少し早い気がした。カイアの環境と条件ではね。

あとモンスターどもの造形は頑張ったらしいが、設定がチープすぎで苦笑いになってしまってな。頭脳とかあるんか、あれ。
ジェラシックパークも大して出てこないと100円心で賭けていた。

9話で再登場したジャックは、メアリーの側に飛ばされました。この後は三人の父ちゃんの代わりに、メアリーマムが面倒見ます。でもこれが意外といい。三人かかっても持て余したネフィリム君も、二人息子を産んで色々あった女性の方が扱えるという。　舞台が異次元だからもあるが。
兄貴のマムの拷問機に入った姿を見てからの乖離ぶりがヤバかった。ディーンってそういうところあるよなあ。

 

さて、色々ある昨今。自分にできることをするしかない。自宅での仕事になってるおかげで、割と更新できているというｗ　5月までにS13終わるかな。5月以降、SPNの終わりと共に私も外に出ることが増える。今のうちだ。

10話の冒頭に流れたヘイルストームの『I Am The Fire』がカッコ良かったのでPV載せときます。

Halestorm - "I Am The Fire" [Official Video]

ボーカル、ブリアナ(ドナ)に少し似てる。ダブルネックギター重いけど、ドナも平気だなｖ

若かりし頃ヘビメタのライブ行ってました。でもミュージカルも見てたし、今はラテン音楽も聴いてる。基本音楽に雑食。兄貴に叱られる(笑)

そういや今日はジェンセンのバースディ。おめでとう！　ゴージャス42歳！（まだ若い）