第15話 栄光の陰で
プロレス巡業で、古株のレスラーが何者かに首を吊られ死ぬ。一見、自殺に見えたが。
いつものバンカー。サム「あれ見なかった?」 ディーン、アスピリンを投げる。字幕には「アスピリン」と出るけど、実際は言ってません。今更ながらの熟年夫婦っぷり。
兄弟が子供の頃、ジョンはプロレスに連れて行ってくれた。レスラーの死亡記事を見て葬儀に出たいという兄。1週間缶詰で文献をあさっていた二人。限界だと。バンカーは窓がないからなあ。
地獄はルシが仕切り、他の神の手を探している。吹き替えの「スッキリ、キッチリ、バッチリ」って意味わかんないんだが(笑) 原語では「Always Be Closing」 映画『摩天楼を夢見て』の中でのセリフで、セールスの基本のABCとして、「とにかく契約を取れ」って意味らしい。
繋がれたまま床掃除をさせられていたクラウリーに、舌で舐めろと言うルシ。魔王のくせにセコすぎる虐め。
葬儀場。並み居る老レスラー達を見て興奮の兄。“ケーシー雄叫びライオンズ”“玉潰しカルフーン”“ブルックリンの野獣” レスラーのリンク名って(笑)
大ファンだったガンナー・ローレスにやべえ状態になるディーン。
「挨拶しようかな、え、しろって? してくる」 三段論法一人語りディーン。
サムはサムで、レスラーのマネージャーだったリオにドギマギ。初恋の相手だったそうだよ。
怪物だったあの子は(S7で兄が退治)?(野暮言うな)
「天井に私のポスター貼ってたでしょ」と言われ、うろたえる。図星らしい。年増の色っぽい姐さん。
追悼試合。登場時に子供にグローブを進呈するローレス。兄貴、「こっちー!!」 キラキラっぷりすごいv
当然本物の少年に進呈。サム「次はもらえる」 言うようになったねぇ。
滅茶苦茶盛り上がる兄弟。兄は当然、サムも「得意のラリアットをかましてやれ!」「いまのは反則だろ!」
サムも男の子だね。ディーンに至っては手脚をバタバタしっぱなしで叫んでる(笑)
ローレス勝利で試合終了。みじかっ。
二人の後ろにいた子連れのお父さんが殺されてしまう。胸には切り刻まれた痣が。狩りとして仕事に戻る兄弟。サムはモーテルで調査、ディーンは聞き込み。と、その前に、誰もいないリンクに転がり込みレスラーよろしく振り真似しまくる。ディラン君が演じた16歳のディーンよりガキです(笑)
リオの証言により、ツアーの初めから殺人が続いていたことがわかる。兄貴はバーへ。
ローレスと話し、レスラー全員に聖水入りテキーラをおごるも、先に帰った若手のハーリーを抜かし誰も反応せず。ディーン潰れる。レスラー相手じゃね。
リオが一番半端ないそうだ。長年荒くれレスラーどもと一緒にいた女傑。
迎えに来たわりには世話する気はないサム。ザ・弟。
ハーリーはさらわれ、赤い目の悪魔に手下になれと脅される。手足となって人殺しをしていたのはローレスだった。きっぱり拒絶するハーリー。
「神や悪魔なんていないと思ってた。でもてめえが悪魔なら地獄があるってことだ。地獄があるなら天国もある。天国行きを諦めたくねえ。タイトルは自力で勝ち取ってやる」
見所あるやつだった。でも悪魔に逆らえないローレスの手に…。
悪魔のシモンズがクラウリーを逃がす。二人はクラが集めた貴重品倉庫へ。
そこには『アロンの杖』という神の手が。触れたがるシモンズに、「お前が触れる一物じゃない」
そこに登場ルシキャス「一物に引き寄せられた」 ヘル下ネタ。
しかし杖を先に手にしたクラがパワーを使い、ルシの身代わりに飛び出たシモンズは消え、またも再度使用不可な杖でクラはぶちのめされる。逃げたけど。
駆けつけた兄弟に、ローレスはディーンをぶんなぐり縛り付けるも、兄貴の説得に心を変える。
赤い目のご説明に付き合ってたサムの危機をローレスが救い、二人を逃して自分はヘルハウンドに引き裂かれる。
物理的に少年に戻った回よりも、実質的に少年帰りした兄弟を見れました(笑) ジョンは冒頭殺されたハングマンのつるし縄が降りてくると盛り上がったそうで、立派な血ですな。息子二人と父親、数少ない娯楽の思い出。ウィンチェスター家は早くに酒が解禁になってそうだけど、ジョンもビールを二人に渡したのかな。
若いレスラーのハーリーは立派だったな。今回も字幕より吹き替えが良いです。お下品なセリフもそのまま訳してて、レスラーや兄弟の感じがつかめる。ルシとクラの「いちもつ」応酬も(^^;
吹き替えはかなり意訳なんだけど、的確で面白い。
スパナチュではたいてい、しゃべり過ぎた悪はチャンスを逃すんだが、ルシファーはクラウリー以上にそれで失敗してんだよな。前回も弟にそれで飛ばされてんのに学習しない。演出的にクラウリーを逃がすためでも、他に何かないのか…。シモンズはこんな野郎のどこが良くて身代わりにまでなったんだ。彼女が来た時点で罠だと視聴者でもわかるが。ミーシャが上手いからだろうが、酷薄な顔つきのペリグリノ・ルシより、ルシキャスの方がさらに嫌ーな感じで耐えられん私(^^;
クロスロードデーモンもお喋りで墓穴。しかしルシシンパでない悪魔もいるようだ。魂を集めてどうやってダークネスとルシファー対策になるのかは、相変わらず説明無いがよ。
ローレスとディーン。自分が一番輝いていた時代にあがめてくれた少年が、大人になった今も憧れの目で「男の中の男だ」と言ってくれた。そのファンを殺したら、手を血で汚してまでプロレスに生きてきた意味自体がなくなる。だからディーンをすぐには殺せなかった。
そして思いがけず、ディーンは悪魔も地獄も取引のことも知っていた。今まで誰にも言えず溜めていたことを吐き出せた。契約は取り消せないが、自分を操った悪魔を殺せるナイフも貸してくれた。
もう命を引き延ばしても、さらに殺しを続けて罪にまみれるだけ。ローレスにとってディーンは救いの神になったんだね。ヘルハウンドの声を聞いたときに微笑むローレスが泣ける。兄が渡した銃も受け取らず、ナイフも返して「当然の報い」を受容する。
罪もない人々を殺したけれど、彼は悪人ではなかった。若い頃の兄なら、幼い頃のヒーローの堕ちた姿に幻滅したかもしれないが、今のディーンは知っている。人は過ちを犯し、間違った選択をして人を傷つける。それでもやり直そうとすることを。
ダークネスもルシファーも、器になったキャスもなんとかする。そのためには、コツコツやる。不撓不屈で戦うと言う兄。自分から器になったキャスを戻すことを疑問に思ってたサムも賛同する。ローレスは地獄に行ったのだろうが、根っこにあった生き方は伝わったよ。
プロレスってショーなので、演技でもある。冒頭のハングマンとハーリーの試合もそうだったし、追悼試合でローレスを椅子で殴ってたヘルレイザーは、酒場で殴られたローレスを「ボス」と呼んで労わってた。やらせの世界。それでも仲間と家族として乗り切ってきた。狭くて濃い世界は兄弟と親父の琴線に触れるでしょうね。
あと削除シーンが、ツアーTシャツを買う兄弟と(笑) グローブを貰った男の子にせこい交渉を持ちかける兄貴。たいへん大人げない。それくらい欲しかったらしい(笑)
逃げおおせたクラウリーが、公園のベンチでそこらの子供に、「なにもかも無くした。これからどうしたらいい」と言ってるシーンも。情けないけど、ちょっとほだされます。
第16話 時空を超えた再会
ボビー! ルーファスも! 懐かしい~
引っ越した家で部屋の壁紙をはがしている女性。娘は家の中に何かいると怯え、母が部屋を出た時に何物かに足を引っ張られ、そのあと昏睡状態に。
今シーズンはエピソードごとに入れ替わりで、兄か弟が「狩りをしよう」「そんな場合じゃ」を繰り返してるぞ。
問題の家に出向く兄弟。隣のおばはんが、この家はしょっちゅうFBIが来ると言う。数年前に来ていたのはボビーとルーファス。
いつでもどこでも自分のペースを通すルーファス。安息王子w
現在の兄弟、過去の親爺どもが入れ替わりで話は進む。かつてボビーたちが止まった同じモーテルの同じ部屋に泊まる兄弟。
獏って日本以外に出張して、しかもアラスカで退治し、その一匹だけでもういないのか?
この家で死んだ二人の墓を掘り起こす兄弟。どちらも処理済みで骨折り損。
「簡単に掘れる道具がありゃあな」兄。
ボビーはショベルカー使用v
ボビーが兄弟を「My Boys(息子たち)」って呼ぶの好き。「お父さん熊」とルーファスに言われる。
ボビーとルーファスは昏睡状態の少年の母親に話を聞く。現代の兄弟もその女性を探して話を聞きに。
以前より生活レベルが落ちている。茶器も服も。家を売ったがサブプライムでローンが払えなくなったんだね。シビア…。
時を超えて同じ部屋で文献をあさる二組。おっさんたちはウィスキーとフードBOX。兄弟はビールとピザ。
犯人はソールイーター。ボビーとルーファスは閉じ込めるだけのまじないを、兄弟は退治する方法を見つけ出す。賢人の文献をPCで見れるようにアーカイブ作ったのかサム?!
退治バージョンには、二人のうちどちらかがソールイーターの“巣”である異次元空間に入らなければならない。
じゃんけん(笑)
兄負けるvv 前回はまぐれだった模様。
図形を描くルーファスと、ソウルイーターの妨害に備えるボビー。
「そろそろ邪魔をしてくる頃だ」「手を握っててやる」「早く描け、ピカソ」おやじの食えない会話愛してる!
ソウルイーターは、大事な相手が死んだ姿を見せて弱らせる。ディーンとボビーが巣に入り、ボビーは兄弟が死んでいるのを、ディーンはサムが死んでいるのを見る。現実の二人は意識を失ってる。
ルーファスは「狩りの鉄則だ。すまんな」とボビーを放置し(笑) サムは兄を引きずって目の届くところへ置く(愛)
巣の中でディーンとボビーは、意識不明の子供に出会う。
ソウルイーターが憑依したディーンとボビー。それぞれと対決するサムとルーファス。
減らず口のまま対峙するルーファス(笑) 容赦なく兄を椅子でぶちのめすサム(愛…)
図形は完成し、捕らわれた人々は去って、時のはざまでディーンとボビーは見合う。
目覚めた兄を抱きかかえて頭をポンポンするサム! ぎゃー! 「もう大丈夫だ」ってあんたがぶちのめしたろ!(愛だよ)
時代を違えた二つの事件は解決し、ボビーは車内でディーンからの電話に出る。使われるおじさん…。
兄弟はボビーには甘えてたよなあ。
インパラ内。ボビー以外に誰が出てきたと聞くサムに、「おまえだ。死んでたよ」とディーン。
「それを聞いて安心するって、こんな兄弟いるか?」サム。
現在と過去、兄弟と老ハンター二人が同じ怪物を相手にしたエピソードを、上手く交互に映し出したエピ。なかなかシャレている。ボビーとルーファスのコンビも好きだった。二人が見れて嬉しいよ。
字幕の倍以上口が悪い吹き替えのルーファス。Suki…。
束の間の、異空間での再会。言葉を交わすこともなかったディーンとボビー。ボビーが死んでから、サムは地獄に迎えに行き、刻印の件で交霊術を通して天国のボビーと話もして手紙も貰ってた。ディーンは一度もボビーと触れ合ってなかったので、互いを見ただけでも涙。
現在のディーンはボビーが過去に巣に入ったのかもと思い至ったけど、過去のボビーは生きてるディーンとは別のディーンを見たことは説明つかなかっただろう。リリスを追ってたということはシーズン4の頃で、7年後のディーンをボビーは見た。兄はあまり変わらなく見えるけど、それでも変化はある。何より現在のディーンはジョンの革ジャンを着ていないんだよね。敏いボビーはそれに気づいたかも。でも何年後のディーンとかはわかりようもない。最終戦争の危機が迫る中、兄貴の方は少なくとも無事で、数年先も生きている。そう考えるにはあまりにも材料が足りない。その後の怒涛の展開で、たぶんボビーのこの件を頭からうっちゃったんだろう。巣に入ってボビーと会ったのがサムだったら、明らかに変化がわかったろうね。サムは髪型が変化し続けてるから(笑)
ラストにサムが確認して安心したのは、もちろんディーンの大事な存在が自分であること。こんな兄弟いるかなんてちゃかしてたけど、嬉しいくせに(笑)
心に秘めた愛の対象はアマラだったけど、この世で一番大事で失いたくない相手は弟。まあ決まってっけどね!
ボビーと兄弟が車中で聞いたラジオからの曲は、オールマンブラザーズのミッドナイト・ライダー。
プロレス巡業で、古株のレスラーが何者かに首を吊られ死ぬ。一見、自殺に見えたが。
いつものバンカー。サム「あれ見なかった?」 ディーン、アスピリンを投げる。字幕には「アスピリン」と出るけど、実際は言ってません。今更ながらの熟年夫婦っぷり。
兄弟が子供の頃、ジョンはプロレスに連れて行ってくれた。レスラーの死亡記事を見て葬儀に出たいという兄。1週間缶詰で文献をあさっていた二人。限界だと。バンカーは窓がないからなあ。
地獄はルシが仕切り、他の神の手を探している。吹き替えの「スッキリ、キッチリ、バッチリ」って意味わかんないんだが(笑) 原語では「Always Be Closing」 映画『摩天楼を夢見て』の中でのセリフで、セールスの基本のABCとして、「とにかく契約を取れ」って意味らしい。
繋がれたまま床掃除をさせられていたクラウリーに、舌で舐めろと言うルシ。魔王のくせにセコすぎる虐め。
葬儀場。並み居る老レスラー達を見て興奮の兄。“ケーシー雄叫びライオンズ”“玉潰しカルフーン”“ブルックリンの野獣” レスラーのリンク名って(笑)
大ファンだったガンナー・ローレスにやべえ状態になるディーン。
「挨拶しようかな、え、しろって? してくる」 三段論法一人語りディーン。
サムはサムで、レスラーのマネージャーだったリオにドギマギ。初恋の相手だったそうだよ。
怪物だったあの子は(S7で兄が退治)?(野暮言うな)
「天井に私のポスター貼ってたでしょ」と言われ、うろたえる。図星らしい。年増の色っぽい姐さん。
追悼試合。登場時に子供にグローブを進呈するローレス。兄貴、「こっちー!!」 キラキラっぷりすごいv
当然本物の少年に進呈。サム「次はもらえる」 言うようになったねぇ。
滅茶苦茶盛り上がる兄弟。兄は当然、サムも「得意のラリアットをかましてやれ!」「いまのは反則だろ!」
サムも男の子だね。ディーンに至っては手脚をバタバタしっぱなしで叫んでる(笑)
ローレス勝利で試合終了。みじかっ。
二人の後ろにいた子連れのお父さんが殺されてしまう。胸には切り刻まれた痣が。狩りとして仕事に戻る兄弟。サムはモーテルで調査、ディーンは聞き込み。と、その前に、誰もいないリンクに転がり込みレスラーよろしく振り真似しまくる。ディラン君が演じた16歳のディーンよりガキです(笑)
リオの証言により、ツアーの初めから殺人が続いていたことがわかる。兄貴はバーへ。
ローレスと話し、レスラー全員に聖水入りテキーラをおごるも、先に帰った若手のハーリーを抜かし誰も反応せず。ディーン潰れる。レスラー相手じゃね。
リオが一番半端ないそうだ。長年荒くれレスラーどもと一緒にいた女傑。
迎えに来たわりには世話する気はないサム。ザ・弟。
ハーリーはさらわれ、赤い目の悪魔に手下になれと脅される。手足となって人殺しをしていたのはローレスだった。きっぱり拒絶するハーリー。
「神や悪魔なんていないと思ってた。でもてめえが悪魔なら地獄があるってことだ。地獄があるなら天国もある。天国行きを諦めたくねえ。タイトルは自力で勝ち取ってやる」
見所あるやつだった。でも悪魔に逆らえないローレスの手に…。
悪魔のシモンズがクラウリーを逃がす。二人はクラが集めた貴重品倉庫へ。
そこには『アロンの杖』という神の手が。触れたがるシモンズに、「お前が触れる一物じゃない」
そこに登場ルシキャス「一物に引き寄せられた」 ヘル下ネタ。
しかし杖を先に手にしたクラがパワーを使い、ルシの身代わりに飛び出たシモンズは消え、またも再度使用不可な杖でクラはぶちのめされる。逃げたけど。
駆けつけた兄弟に、ローレスはディーンをぶんなぐり縛り付けるも、兄貴の説得に心を変える。
赤い目のご説明に付き合ってたサムの危機をローレスが救い、二人を逃して自分はヘルハウンドに引き裂かれる。
物理的に少年に戻った回よりも、実質的に少年帰りした兄弟を見れました(笑) ジョンは冒頭殺されたハングマンのつるし縄が降りてくると盛り上がったそうで、立派な血ですな。息子二人と父親、数少ない娯楽の思い出。ウィンチェスター家は早くに酒が解禁になってそうだけど、ジョンもビールを二人に渡したのかな。
若いレスラーのハーリーは立派だったな。今回も字幕より吹き替えが良いです。お下品なセリフもそのまま訳してて、レスラーや兄弟の感じがつかめる。ルシとクラの「いちもつ」応酬も(^^;
吹き替えはかなり意訳なんだけど、的確で面白い。
スパナチュではたいてい、しゃべり過ぎた悪はチャンスを逃すんだが、ルシファーはクラウリー以上にそれで失敗してんだよな。前回も弟にそれで飛ばされてんのに学習しない。演出的にクラウリーを逃がすためでも、他に何かないのか…。シモンズはこんな野郎のどこが良くて身代わりにまでなったんだ。彼女が来た時点で罠だと視聴者でもわかるが。ミーシャが上手いからだろうが、酷薄な顔つきのペリグリノ・ルシより、ルシキャスの方がさらに嫌ーな感じで耐えられん私(^^;
クロスロードデーモンもお喋りで墓穴。しかしルシシンパでない悪魔もいるようだ。魂を集めてどうやってダークネスとルシファー対策になるのかは、相変わらず説明無いがよ。
ローレスとディーン。自分が一番輝いていた時代にあがめてくれた少年が、大人になった今も憧れの目で「男の中の男だ」と言ってくれた。そのファンを殺したら、手を血で汚してまでプロレスに生きてきた意味自体がなくなる。だからディーンをすぐには殺せなかった。
そして思いがけず、ディーンは悪魔も地獄も取引のことも知っていた。今まで誰にも言えず溜めていたことを吐き出せた。契約は取り消せないが、自分を操った悪魔を殺せるナイフも貸してくれた。
もう命を引き延ばしても、さらに殺しを続けて罪にまみれるだけ。ローレスにとってディーンは救いの神になったんだね。ヘルハウンドの声を聞いたときに微笑むローレスが泣ける。兄が渡した銃も受け取らず、ナイフも返して「当然の報い」を受容する。
罪もない人々を殺したけれど、彼は悪人ではなかった。若い頃の兄なら、幼い頃のヒーローの堕ちた姿に幻滅したかもしれないが、今のディーンは知っている。人は過ちを犯し、間違った選択をして人を傷つける。それでもやり直そうとすることを。
ダークネスもルシファーも、器になったキャスもなんとかする。そのためには、コツコツやる。不撓不屈で戦うと言う兄。自分から器になったキャスを戻すことを疑問に思ってたサムも賛同する。ローレスは地獄に行ったのだろうが、根っこにあった生き方は伝わったよ。
プロレスってショーなので、演技でもある。冒頭のハングマンとハーリーの試合もそうだったし、追悼試合でローレスを椅子で殴ってたヘルレイザーは、酒場で殴られたローレスを「ボス」と呼んで労わってた。やらせの世界。それでも仲間と家族として乗り切ってきた。狭くて濃い世界は兄弟と親父の琴線に触れるでしょうね。
あと削除シーンが、ツアーTシャツを買う兄弟と(笑) グローブを貰った男の子にせこい交渉を持ちかける兄貴。たいへん大人げない。それくらい欲しかったらしい(笑)
逃げおおせたクラウリーが、公園のベンチでそこらの子供に、「なにもかも無くした。これからどうしたらいい」と言ってるシーンも。情けないけど、ちょっとほだされます。
第16話 時空を超えた再会
ボビー! ルーファスも! 懐かしい~
引っ越した家で部屋の壁紙をはがしている女性。娘は家の中に何かいると怯え、母が部屋を出た時に何物かに足を引っ張られ、そのあと昏睡状態に。
今シーズンはエピソードごとに入れ替わりで、兄か弟が「狩りをしよう」「そんな場合じゃ」を繰り返してるぞ。
問題の家に出向く兄弟。隣のおばはんが、この家はしょっちゅうFBIが来ると言う。数年前に来ていたのはボビーとルーファス。
いつでもどこでも自分のペースを通すルーファス。安息王子w
現在の兄弟、過去の親爺どもが入れ替わりで話は進む。かつてボビーたちが止まった同じモーテルの同じ部屋に泊まる兄弟。
獏って日本以外に出張して、しかもアラスカで退治し、その一匹だけでもういないのか?
この家で死んだ二人の墓を掘り起こす兄弟。どちらも処理済みで骨折り損。
「簡単に掘れる道具がありゃあな」兄。
ボビーはショベルカー使用v
ボビーが兄弟を「My Boys(息子たち)」って呼ぶの好き。「お父さん熊」とルーファスに言われる。
ボビーとルーファスは昏睡状態の少年の母親に話を聞く。現代の兄弟もその女性を探して話を聞きに。
以前より生活レベルが落ちている。茶器も服も。家を売ったがサブプライムでローンが払えなくなったんだね。シビア…。
時を超えて同じ部屋で文献をあさる二組。おっさんたちはウィスキーとフードBOX。兄弟はビールとピザ。
犯人はソールイーター。ボビーとルーファスは閉じ込めるだけのまじないを、兄弟は退治する方法を見つけ出す。賢人の文献をPCで見れるようにアーカイブ作ったのかサム?!
退治バージョンには、二人のうちどちらかがソールイーターの“巣”である異次元空間に入らなければならない。
じゃんけん(笑)
兄負けるvv 前回はまぐれだった模様。
図形を描くルーファスと、ソウルイーターの妨害に備えるボビー。
「そろそろ邪魔をしてくる頃だ」「手を握っててやる」「早く描け、ピカソ」おやじの食えない会話愛してる!
ソウルイーターは、大事な相手が死んだ姿を見せて弱らせる。ディーンとボビーが巣に入り、ボビーは兄弟が死んでいるのを、ディーンはサムが死んでいるのを見る。現実の二人は意識を失ってる。
ルーファスは「狩りの鉄則だ。すまんな」とボビーを放置し(笑) サムは兄を引きずって目の届くところへ置く(愛)
巣の中でディーンとボビーは、意識不明の子供に出会う。
ソウルイーターが憑依したディーンとボビー。それぞれと対決するサムとルーファス。
減らず口のまま対峙するルーファス(笑) 容赦なく兄を椅子でぶちのめすサム(愛…)
図形は完成し、捕らわれた人々は去って、時のはざまでディーンとボビーは見合う。
目覚めた兄を抱きかかえて頭をポンポンするサム! ぎゃー! 「もう大丈夫だ」ってあんたがぶちのめしたろ!(愛だよ)
時代を違えた二つの事件は解決し、ボビーは車内でディーンからの電話に出る。使われるおじさん…。
兄弟はボビーには甘えてたよなあ。
インパラ内。ボビー以外に誰が出てきたと聞くサムに、「おまえだ。死んでたよ」とディーン。
「それを聞いて安心するって、こんな兄弟いるか?」サム。
現在と過去、兄弟と老ハンター二人が同じ怪物を相手にしたエピソードを、上手く交互に映し出したエピ。なかなかシャレている。ボビーとルーファスのコンビも好きだった。二人が見れて嬉しいよ。
字幕の倍以上口が悪い吹き替えのルーファス。Suki…。
束の間の、異空間での再会。言葉を交わすこともなかったディーンとボビー。ボビーが死んでから、サムは地獄に迎えに行き、刻印の件で交霊術を通して天国のボビーと話もして手紙も貰ってた。ディーンは一度もボビーと触れ合ってなかったので、互いを見ただけでも涙。
現在のディーンはボビーが過去に巣に入ったのかもと思い至ったけど、過去のボビーは生きてるディーンとは別のディーンを見たことは説明つかなかっただろう。リリスを追ってたということはシーズン4の頃で、7年後のディーンをボビーは見た。兄はあまり変わらなく見えるけど、それでも変化はある。何より現在のディーンはジョンの革ジャンを着ていないんだよね。敏いボビーはそれに気づいたかも。でも何年後のディーンとかはわかりようもない。最終戦争の危機が迫る中、兄貴の方は少なくとも無事で、数年先も生きている。そう考えるにはあまりにも材料が足りない。その後の怒涛の展開で、たぶんボビーのこの件を頭からうっちゃったんだろう。巣に入ってボビーと会ったのがサムだったら、明らかに変化がわかったろうね。サムは髪型が変化し続けてるから(笑)
ラストにサムが確認して安心したのは、もちろんディーンの大事な存在が自分であること。こんな兄弟いるかなんてちゃかしてたけど、嬉しいくせに(笑)
心に秘めた愛の対象はアマラだったけど、この世で一番大事で失いたくない相手は弟。まあ決まってっけどね!
ボビーと兄弟が車中で聞いたラジオからの曲は、オールマンブラザーズのミッドナイト・ライダー。
サムは優しいけど、時々妙に冷たいときもあり、それがなんか可笑しくてツッコミ入れたくなりますね
シーズン1でドラマ終了と思い込み、おっしゃる通り未消化でした…
しばらくモヤ~っとしてましたね
継続中と知ったときは、10年経ってるのに!?とビックリでした
サムは弟のプロなので兄には面倒みられても、みるのは自分の仕事としておりません(笑)
「僕らは平等だ。もっと僕を頼ってほしい!」とか言いますが、たぶんバンカーでご飯作ってるのはディーンだと思うv ディーンもプロの兄なのでいいのです(笑)
S1の終わりじゃあね! せめてシーズン2なら、すっきり終わった感はあった気がします。あの頃はS3も更新されるか、2が終わった後までわからなかったんですよ。それがこんなご長寿番組にv
リアルタイムで観ていたファンの方は、更新決定まで落ち着かないですよね
S10まで一気見して、物語を続けるために工夫してるなぁと思いました
ちょっと苦しい展開もありましたが…
ブログを読ませていただくと、分からない小ネタや生活習慣、字幕と吹替えの違いなど知ることができて、よりドラマが楽しめます、ありがとうがざいます
もう何度もどちらかが死んでるので(笑) そういう終わり方も難しくなってきましたが、工夫というか無理やり感は相当ですが、それでも大好きスーパーナチュラルvv