スーパーナチュラル シーズン13 ざっくり感想7

第11話　ブレーキ・ダウン

クリミナルマインドか？！
ドナが出るのでユーモラスな話かと思ったら。誘拐、監禁、人体ネットオークション、シリアルキラー、取り調べの駆け引き…。ほんとクリマイかと思ったよ…(汗)　 

ドナが2話連続も珍しいけれど、これも『ウェイワード・シスターズ』つながりだった。
彼女はS11でいい感じになった保安官助手のダグ(元夫とはダンチの気の良い男)と順調だったようで、でも今回それが壊れてしまう。可哀想。パートナーがいて幸せだと、シスターズの方では不味いんだよね。女ばかりのチームの一員になるには、私生活の充実設定を外さなきゃという厳しさ。でも企画が通らなかったので、ヨリ戻さね？(^^;

ドナの優秀な保安官ぶり、姪の命が絡んでいても冷静さも失わない面も見せた。
ストーリーでは、シスターズの敵になるのは一般生活に紛れ込んでいる怪物だというのも匂わせていた。大人二人は保安官で、アレックスは看護師。家を出たペイシェンスはジョディ家に居候して通学だろうし、クレアも一応戻った。飛び回るだろうけど、バイトとか始めたんじゃないかな。
普通の生活に隠れてる魔の物に向かうシスターズ。わかりやすい。この回でもFBIのおっさんが、定職に就き日曜は芝を狩る、でも人肉を求めて逸脱する怪物たちが数え切れず存在すると言ってた。
ジョディも前回兄弟に、「あんたたちは世界を救って。私たちはス―ホールズを守る」と。これもヒントだったね。

それなら面白くできそうだったし、納得できた。まあヴァ〇パイア・ダイ〇リーズみたいなラブものには遠いが(笑)　本編から派生しても土臭さがSPNの真情。ほんと前回スピンオフのセレブモンスターは間違ってたよ…。
異世界からのセミっぽい鳴き声のチープなバケモノが、シリーズ通して出るわけはない。ダークカイヤもクレアの宿命の相手の位置付けながら、異次元繋げの役柄だった。

シリーズ化できてたら、そのうち以前の最強少女クリシーもゲスト出演させればよかったと思う。ハンタースキルも過酷な経験も段違い。ウェイワードメンバーも辛い経験はしてるけど、クリシーは幼少期に母親が怪物に引き裂かれるのを見てる。ハンターになった父を手伝い旅暮らし。その父親もある朝、血の海に倒れてた。はるかに壮絶。クレアの考えなしの鼻っ柱を折って成長させるのに、彼女ほど適任はいないよ。そういうの見たかったなー。

前回は兄弟がゲストみたいなものだったが、一応通常営業に。サムがいきなり⤵モード。メアリー、ジャックを戻せず、カイヤも死なせた。原因ははっきりしてるが、どうしてこの兄弟は片方がマシになると片方が落ちるのか。二人揃って落ちたらこの世の終わりが来るからです。
しかし靴とかいじってなかったか。どうした、幼児返りか。

「お前は今日10時に起きた。10時だぞ」
「パンケーキも食わなかった。パンケーキだぞ」

弟とは早起きで、兄の手作りパンケーキを食うものであるんだぞ(ディーン信条)

ドナの姪ウェンディが攫われ、心配のあまり兄弟に連絡。
本物のFBIクレッグが来ていて、彼とドナとサムとで、怪しい巡教牧師を尋問。こいつがまた、クリマイに出てくるような気味わりい奴(汗)　でも犯人じゃありませんでした。ドナの尋問ぶりがイカす。
ディーンはダグと、トラック運ちゃん(女性)の口コミで知ったドライブインに聞きこみ。無線でトラック野郎たちに呼びかけたので、彼女に会う際にそれらしい格好をしてる。ネルシャツは普段着だが、　ダウンベストを上に。ディーンのダウン姿珍しいよね。
ダグは、ドナの様子が姪の失踪以外にもおかしいと思っていて、ディーンに相談。優しいんだよね…。
ドライブインのバイト男がグルだった。獲物をみつけ、連絡する。捕まえた先は人体部分売買…。顧客は怪物たち。ウェンディもセリにかけられ、時間がない。
バイト野郎もヴァンパイアで、ダグを仲間にしてしまう。こいつ馬鹿。怒れるドナとウィンチェスター兄にわざわざちょっかいかけて、死に急ぐアホ。
ドライブインのバイトして人間の手先だったこやつを、煉獄でアルファさんシバいてくれ。
兄はドナに解毒薬作りを命じられる(^^;

FBIクレッグこそが、シリアルキラーで人体売買の元締めバタフライだった。自作自演。サムはまた(何十回目)あたま殴られて、特上の逸品としてセリへ。
いやすまん。ハラハラするより、築地市場で今朝一番の大物マグロの買い付けが浮かんだ。各地の料亭にさばいても、あり余る量。一本ン千万単位のやつ。
でもそれ、天然ものじゃないよ。兄貴が手塩にかけた養殖だから！

例によって悠長にセリかけてるうちにディーンが来て、バタフライFBIを撃ち殺した。こいつの言うことは信じちゃなんねえよ。一般人に潜む怪物がそんなに多いなら、あんたが売った人数じゃ足りんだろ。しかも元手なく金を稼いでた。それらの怪物は、W・シスターズがこれから！(ぽしゃりました)

ダグは戻ったけど、怪物や怪物退治の世界は自分には無理と、ドナに別れを( ；∀；)
仲間になるとフラグが立つので、賢明ですが…。
サムの気持ちは荒れたまま。しかし同じ状態が続かないのがスパナチュ。
タイトルはまた1997年のスリラー映画から。

今は解約したが、スカパーのスーパー！ドラマTVでSPNを見てて、ついでにクリマイも見ていた。でも段々離れた。アメドラチーム物全般だけど、メンバー間の深い絆はいいんですよね。とっても。
だけど事件があまりにも陰惨で、シリアルキラーばっかりでな。そりゃあ当然。「異常犯罪捜査チーム」なんだから、そういう犯人しか出てこない。しかしあれ見てると、アメリカという国に行きたくなくなる。J２一家が幸せに暮らす国なのに。いや私、クリマイチームがいるアメリカより、突っ込みどころ満載の悪魔や大天使をどうにかしてくれるウィンチェスター兄弟がいる米国の方がいいわｖ

第12話　魔導書を狙う者たち

若い魔女姉妹が愛の呪文で男を利用し、あとはさっさと殺す。ディーンがターゲットになったが、姉妹の目的は『黒の魔導書』だった。この二人、『エロスの館』に出てくるタイプ(笑)
呪文をかけられた兄の浮かれポンチぶり。止めようとするサムを殴り倒し、「デートから帰ったら冷やしてやる。話せてヨカッタ～！」と出てっちゃう。

檻に入れられてるルシファーとキャス。特殊な術がかかっていて出れない。見張りの悪魔に揶揄されてイラつくルシ。壁ごしのキャスとの応酬。キャス結構言うし、ルシをさらにいら立たせてニヤリ。性格良く悪くなった(笑)

魔導書をゲットし、ディーンを早速殴り殺そうとしてた魔女姉妹。サムがインパラで駆け付けたが、恋の虜の兄と組んずほぐれつ乱闘。シーズン２でボビーに呆れられたあの頃と基本変わってない。
サムが締め落とされる寸前、ディーンから呪い袋が飛び出し、燃える。正気に戻った兄弟が見上げる先には。「お・ひ・さ・し・ぶ・りｖ」　ロウィーナ復活！　相変わらずのピンヒール。

キャスとルシ。ジャックはお前にちっとも似ていないと言われ、腹を立てたルシは、木っ端をパワーで飛ばす。怒りはパワーを復活させる。ああ逆効果(;’∀’)

ルシファーに頭を割られて黒焦げにされたロウィーナだったが、やっぱり周到に呪いをかけていて、時間をかけて復活した。消し炭から戻るとは…。
いずれ魔王は戻って来る(戻ってます)、それに備えて、かつてコヴェンに封じられた自分の本来の力を取り戻したい。それには黒の魔導書が必要。だから協力し合いましょ、と持ち掛けるロウィーナ。いままでで100％じゃなかったとは。
兄弟との口八丁のやり取りが、クラウリーを思い出させる。でも息子が死んだことは知らずにいた彼女。事実を知ってショック。
「子供はファーガスだけなのよ。たとえ私を憎んでいようと生きていて欲しかった」　勝手なようだが、それがこの親子なりの絆だったよね。

魔女姉妹は、死んだ母魔女を蘇らせるのが目的だった。男嫌いも母譲りらしい。父親、殺されたっぽいな(汗)
結局三人でインパラ。魔導書の場所を察知できるロウィーナだが、正確な場所はわからない。兄が聴き込みに行く間、サムはロウィーナの見張り。そのうち、打ち明け話へ。
「力を手に入れても、何も変わらない。ぬぐいされないんだ」
「頭蓋骨を割られる前に、奴は本当の顔を見せた。恐ろしかった」
二人は同じトラウマを持っていた。どんな力を持ったとしても、ずっと恐怖は消えないとサムは諭す。

兄弟を足止め(文字通り)して、姉妹のところに向かうロウィーナ。足の裏が地面にくっついちゃった兄弟。呪い袋を取ろうと手を伸ばしてアワアワのサム。えいっ、えいっと動こうとするディーン。ここ激カワｖ

怒りのパワーを発揮したルシの力で脱獄した二人。協力体制マジかよと思ったが、追っ手を撒いて二人きりになった時に本性発揮。キャスの恩寵を奪おうとし、キャスはルシを刺し殺す（？）

姉妹がテキトーにかけた呪文で、母はゾンビ化。実は姉妹と契約してたロウィーナ。でも自分らでやると姉妹は拒否し、ゾンビ母はロウィーナの魔術も効かない。
駆けつけた兄弟は姉妹と肉弾戦。女どもつおい。１話の女子大生天使もだったが、若い女にコテンパンにされる兄弟って、オツだな！（え）　サムはまたボディで机を破壊。ロウィーナが銃でゾンビの頭を打ち抜き、姉妹を殺し合わせてジエンド。

魔導書を渡さなかった兄弟だが、サムはこっそりロウィーナに必要なページを渡してた。見抜く兄は弟の挙動を見逃さぬ。自らの拘束を解いたロウィーナ。吉と出るか、凶と出るか。

ロウィーナの復活、嬉しい。シーズン12最終話での無残な姿も、殺されるシーンがないことで生存説を取る人が多かった。彼女のキャラクター造形はスパナチュにピッタリで、演じるルースさんも熱演。ファンです。シーズン10から段階を経て、息子同様変化が無理なく見れたキャラ。
シェパード・クラウリー退陣の後、その穴を埋めるグレーゾーンで兄弟のちょっぴり味方を受け継いだ。

だが、ルシファーの本当の顔…ってのはどうもな。堕天使ルシファーは最も美しい大天使であったという伝説というか説というかは適用せんのか。推し俳優もかつて演じた(Ｃ級映画)　ドラマ「ルシファー」見てませんｖ　
地獄に落ちた(創った)から醜く変貌したとか？　まあ私はメタトロンが言った、「天使なんて本当は光の塊」の方を取るんだけどね。羽が何十枚もあるとか、クライスラービルよりデカいとか、初期の言い分は無視(笑)
ルシファーの真の顔がどんなに恐ろしかろうが、地上であの有様を見てると怖さを実感できんわ。
キャスも…うーん、ルシのゴタクをいなしてイラつかせることができるようになったのは進歩だが、力を復活させたという。でもそのおかげで出られたし、ぐっさりやったのでマシかな。むろんあれで死んだとは、ネタバレを聞かなくても思わないが。あっさりしすぎ。

キャスならその「本当の顔」を見れると思うんだよね。天使なんだから。でも気にしてなさそう。そもそも天使は、自衛本能はあっても醜いものを見てショックを受けるような種族じゃないよね。でもそうすると、虚無の「宇宙から来たUFO的な霊体うんちゃら」が言った、本当の私を見せたら、君はショックで気がふれるーも変だ。あの時も、「天使そんな種族かよ」と思ったんだ。
まあ基本、天使も悪魔も擬人化ですｖ

そういう突っ込みをしてると、進まぬのがSPN。この設定はあくまで、サムとロウィーナを近づけるためのものでしかない。
クラウリーはディーンと一歩踏み込んだ付き合いになったけど、サムはロウィーナとのつながりができる。この流れは先行き出てくる。
兄弟は結局女どもにやられっぱなしで、あまりカッコ良いシーンはない(笑)　でも可愛かったし、えてしてシリアスになるサムの抜けた姿も見れたので良し。

 

3月2日のジェンセンバースディに、ジャレッドが素敵なフォトとメッセージを出してくれましたね。あれは泣けた！
撮影も残り1か月か…。そしてシボレー・インパラが二月末で生産終了になったそう。
偶然にしてはあまりにもできすぎ！

全世界に広がる新型ウィルスの脅威。SPNのコンベンションにも影響が出始めてるようです。
こんな時こそ、お上や誰かの不手際とか文句だけ言ってるより、自分ができる自衛と助け合い。神も大方の天使も頼れない兄弟は、そうやって乗り越えてきた。

残りの撮影が滞りなく済み、素晴らしい門出となることを、私は信じてますよ！