こうふ取材日記

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大神さん名物「がらがら」

2014年01月31日 | 親子だるまくん

GO!GO! 親子だるまくんが行く!!


鬼は~外!! 福は~内!!

もうすぐ節分!!
節分と言えば、豆まきですね!!
豆まきと言えば、鬼。
子どもの頃はこの鬼がとっても怖かった・・・。

 

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ところで・・・
みなさんは、節分の日に甲府で大きなお祭りがあることをご存知ですか
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古くから「大神さん」と呼ばれ、親しまれている横近習町大神宮と柳町大神宮の節分祭。
このお祭りは、甲府盆地に春の訪れを告げるお祭りとして、
300年以上続く伝統行事であり、甲府三大祭りのひとつにも数えられています

 
 

見どころは、なんといっても両大神宮で行われる「追儺式」
参拝者らが元気な掛け声とともに赤鬼、青鬼に豆をまき、
家内安全や商売繁盛などを祈ります。
福豆をまかれて拝殿から逃げた鬼たちは、市内に繰り出します。
通り沿いにはたくさんの屋台が並び、多くの人々で賑わいます。

 

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今回は、このお祭りの時にしか手に入らない縁起物のお菓子「がらがら」を

親子だるまくんと共にご紹介したいと思います。
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「がらがら」の歴史は古く、明治末期に銀座通りにあった菓子店が販売したのが始まり
現在は、中央商店街にある菓子店や沿道の出店などで販売されます。

 

小麦粉・砂糖・水飴でできた生地をクレープ状に広げ、
その上にけしの実を振り掛け、約240℃に熱したオーブンへ

約15分後、焼けた生地が温かいうちに、おもちゃを生地で包みます。

 
 
 

綺麗な三角形に整えられた生地は、10分ほど冷ますとパリパリになります。

パリパリになったお菓子を袋に包んで完成

全て手作りで作っているため、1日に作れる数はごく僅か
そのため、店頭に並ぶ数も多くない為、節分の日には売り切れてしまうことも・・・
昔は、節分の日にのみ販売されていましたが、現在では、事前に予約できるお店もあるそうですので、
どうしても欲しいという方は、予約をするのも良いかもしれませんね。

 

 

良い質問だね

「がらがら」は、振ると中に入っている鈴が鳴るところから名前がついたそうです
おもちゃの中に鈴を入れるのは、「鬼除け」になるからとも言われているそうで、
中に入っているおもちゃは時代と共に変わっていますが、
必ず鈴が入っているところは今も昔も変わっていないそうです 

中に入っているおもちゃは、男の子用と女の子用で違い、
リボンの色で見分けることができます

 

さっそく中身を見てみましょう

おや
親子だるまくんより一回り大きい親子だるまくんも
美味しい匂いに誘われて寄ってきましたね。
この大きい親子だるまくん、大人の手よりも大きいんですが、
「がらがら」はそれよりもはるかに大きいです

 

では、さっそく割ってみましょう

 えいっ!!

たくさんのおもちゃに大喜びの親子だるまくん
周りのお菓子もほんのり甘くてとっても美味しかったです 

この時期だけの甲府ならではの縁起物のお菓子。
ぜひ、召し上がってみてください

 

おまけ

「がらがら」の他にも、この時期ならではのお菓子がもうひとつ

そうです「切山椒」

山椒は、古くから漢方薬・生薬・香辛料として、古くから使われており、
胃を丈夫にし、腸の働きを整え、新陳代謝を活発にするという効能があるといわれています
更に、発汗作用の働きもあり、冷え性の改善にも良いとされており、体の中から温めて
体内の厄払いになることから、鬼はらい、厄除けなどを祈願して作られているそうです。

また、「切山椒」の形は拍子木の形をしており、
2月の火災の多い時期に「火の用心」になるようにとの願いも込められているとのこと

長い間受け継がれている、甲府ならではの節分のお菓子。
食べ続けられるのには、理由があるんですね

昔食べていたという方も、今まで知らなかったという方も、
今年の節分は、大神宮祭に出掛けて、「がらがら」と「切山椒」を食べて、
“昔ながら”の“甲府ならでは”の節分を味わってみてはいかがでしょうか 

 

≫≫≫大神宮祭紹介ページ

 


 


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