
2007/12/04(火)
○厭離庵の散紅葉
12月も4日となれば、紅葉も終盤。
散紅葉、綺麗ですが、やはり少し遅い様子。
厭離庵の散紅葉は深紅に染まり、美しいことで有名。
深紅の絨毯が境内を彩る。
ここも、以前テレビ放映あってから、人が徐々に増え、
常に数人の人がいる状態。それでも、コミコミの
嵯峨嵐山の名所としては少ない方でしょうが…
①③あちこちの石畳が散紅葉に埋まる。②茅葺屋根に残り紅葉。
散紅葉って、散ってから、ある程度は
見頃が続く…と思ってたんですね、私。
確かに見頃なんですが、やっぱり散ったばかりの、
新鮮な葉っぱに目がいくのですよ。
踏まれてしまったり、日が経って茶色っぽくなって
しまった落葉ではないのです。楓にとっては
どちらも葉が散るという生理現象なんですが。
…そりゃぁ、散った葉っぱから水分が失われて、
茶色に変化するのは、自然なこと。
あの、真っ赤な絨毯と同じお寺の散紅葉と
思えないぐらいの明るい色合いの散紅葉。
ということで、見頃は見頃で美しいのですが、
一番綺麗だったのは1~3日前、上部の枝が
もう少し残っている頃なのかな~と思います。
(これも、好みですが…)花も、紅葉も一瞬の美しさです。
一日一日の変化、その推移も面白いものです。
寂しくなった枝が秋の終焉を告げる。
で、お庭は美しいんですが、人が増えてしまったためか?
記念撮影のために、苔を踏んで庭にずんずん入っていく人を
2組ほど見て、悲しい思いになりました。
今は紅葉の絨毯になって見えなくなってしまっていますが、
ここのお寺は苔を大切にしているのです。
一昨年は、お寺の人が内部にいて、
注意していた記憶があるのですが、
今年は見ていません。
更に人が増え、こういった事が増えると…
苔はダメになってしまうのではないのでしょうか。
こういう、「お庭が綺麗じゃなくなる」とか
「綺麗だったお庭が改修されて、原型をとどめていない」とか
いうことに、私はショックを受けるようです。
ブログに載せることで有名になるなら、やめようかと
思ってしまった程。
でも、敢えて書くことにしました。
これを読んで、少しでも苔に気を配ってくれる人が増えるなら。
この散り紅葉の中に入って記念撮影する人、3日にもいました。残念ですね。
2~3年前の散り紅葉は新鮮で綺麗だったんですが、今年はもう一つでしたね。ちょっと時間経ちすぎたんでしょうか。
散紅葉も生ものだとわかりました。
うぅむ、私も一昨年の方が綺麗だったと
思います。
写真を見てると綺麗に見えるので、
気のせいかと思ってましたが…
何ででしょうね~?
苔が痛むのは一瞬ですが、直り育つのには長い時間がかかるのですよね…
絶対、鑑賞価値が下がると思うんですよね~
密かに、ココももうあかん…と思ってしまいました。
苔が傷まないよう、気をつけてくれる人が
増えることを祈るばかりです。
私が行った日より色があざやかです。
やっぱり日が経つと艶やかさが
失われるんでしょうね。
もう人も少なくなっていました。
苔を踏む人は見かけませんでしたが…
何てことをするんでしょうね。
TBありがとうございました。
少し遅ければ、人も少なくじっくり楽しめたでしょうね。
なかなか、一番いいタイミングには
私も行ったことがないです。
苔は来年は…どうなってるんでしょうね。