古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

鏡開き

2008-01-11 14:18:34 | 暮らし
今日は鏡開きです。鏡開きとはお供えした御鏡餅を割って、お雑煮やお汁粉にして頂くことです。今日も私一人ですので、お昼ご飯がわりにお餅を頂きました。向かって左はお汁粉、右は西京味噌仕立てのお雑煮です。あんこが苦手な私はあんまりたくさん頂けないので、お汁粉は小吸物椀に少しだけ。お餅の上には桜湯に使う桜花の塩漬けを乗せると甘さが抑えられていいですよ。それから見込みに松葉が描かれている蓋裏にはお口直しに宗達のお昆布。お雑煮は我が家ではお正月は関東風ですが、小正月には京風にしています。やさしい味わいの西京味噌に丸餅で削りかつおをたっぷりかけ、松葉ゆずを乗せます。削りかつおはふんわりと糸けずりでなくては格好が付かないですが、なかったので荒削り節になってしまいましたが…。
そういえば、一年に一度お茶席でお汁粉を頂く時、黒文字とお箸が一本ずつ添えられていて何とも食べにくかったことを思い出しました。お汁粉もお菓子と考えてのことでしょうけれど、当時理由を聞いたことがなかったので分からずじまいになってしまいました。もう先生も亡くなられて寂しい限りですが、お汁粉についての懐かしい思い出です。

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