古布・和布・ちりめん細工と和の暮らし

縮緬細工をはじめ、和布、古布を使った小物作品の紹介。
着物、和の暮らし、鳥にまつわる生活雑感をつづる。

スミソニアンとナショナルギャラリー

2007-03-01 20:30:52 | 旅行
今回の旅行の目的はスミソニアンミュージアム。主人は5回目、私は始めて。スミソニアン協会はワシントンD.Cのモール(中心部)に10、それ以外の場所にも8つの博物館と美術館を持つ世界最大のミュージアムです。日中主人は研究部門で仕事をしているので、私1人で博物館・美術館めぐりをしました。とにかく広い広い、とても全部は回りきれない。見たいものを絞って、とにもかくにも自分の足が頼りです。
私は2日間かけてナショナルギャラリーと航空宇宙博物館、東洋美術のフリーアギャラリーに行きました。ナショナルギャラリーでは世界の名画がふんだんに惜しげもなく展示されていて、日本と違ってガラスに遮られることもなく間近で鑑賞できます。驚いたのは名画の前、くっつきそうな距離でイーゼルを立てて模写をしている人の多いこと。画学生を育てるのも美術館の使命と主人は言うけれど、日本ではあまり見ない光景でした。100を超える展示室を歩くと程よい間隔で趣向の違う花に囲まれた噴水とベンチがあり、目にも体にもやさしい空間でした。
航空宇宙博物館では月の石に触ったり、ライト兄弟のフライアーやゼロ戦、アポロ11号など見たいものだけ早回り。ここもとっても広いので1日かかっても全ては見きれないほど。
フリーアギャラリーは有名な孔雀の間や今回は展示されていなかったけれど歌麿の1辺が3mもの大きさの肉筆画を所蔵している1番行ってみたい所でした。孔雀の間の着物姿の貴婦人の絵は日本人とはかけ離れているけれど、西洋人の見るエキゾチックな東洋のイメージを良く表しているようでした。出てきたところで黒人の監視員に思わずBeautiful!と言ってしまったら、うっとりした顔と声でSo beautiful!と答えてくれたのが印象的でした。
フリーアギャラリーやボストン美術館、大英博物館にしても日本の名品をふんだんに持っていて、しかもほとんどが個人収集家からの寄付。しかもここナショナルギャラリーやスミソニアンミュージアムは全部入館料は無料。日本とは桁違いのお金持ちの多さと懐の深さを感じた2日間でした。
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