コブリのひげをひっぱりながら…

ある日 上肢局所性ジストニア と診断され
 とうとう愚痴り相手の猫もいなくなった
  元小動物臨床獣医師の独り言

昨日の続き

2010年02月22日 | 日記
我が子が大学進学でコース変更した友人の話

親子共々を非難している訳じゃありません
むしろ
同業であるからこそ
とても理解できるなぁ、ということなんです

親にしてみりゃ
我が子が自分の跡を継ぎたい、なんて言ってくれたら
そりゃもう大喜び
子供にしてみりゃ
生みの親が大喜びするに決まってるセリフを言えたら
万々歳!
なわけで
親子共々うれしい方が良い事も当然の帰結で
双方、そうあろうとしてしまうわけです
ウチだって昔に「なれるならなりたい」と言われた時は
嬉しかったもんです
ですが
本人、本当にそうなりたいのか…
本人自身だって解ったもんじゃぁないんです
そう、解らない
だからこそ
そういう時、解らない時は違うんです
無理に家業を継ごうとすると
それは悲劇
受験受験と突っ走った後で違うことが解ったんだから
そう
その時が本当の事なんじゃないかしら
良かったね、それが解って…

そういう話でした

ワタシの場合
実は我が家はジイ様が始めた家業がありまして
中学から高校へ上がるときに
「将来は?」という親の問いに
「跡は継がない、興味全くない!」
と二つ返事でバッサリしているのです
「生きていること」が知りたかったから
「医」はあっても「歯」「薬」はなかったし
ましてや跡を継ぐなんて
そんな選択肢はあり得なかった

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