先日は 折角頂いたモノが 期限切れ間近っで
東京国立博物館 特別展
平安の秘仏 を 観て参りました
ただ ダブルヘッダー は 今のワタシには 無理なので
「禅―心をかたちに―」 は 別の日に・・・
っで
禅宗 というモノについて 知識が乏しかったワタシ
禅問答という
例の 「隻手音声」 ってぇヤツですな・・・
禅の教えを 老禅師 が 若い修行僧へ 伝える手段として
答えられないコトを 答えさせ
次世代に つなげてゆくのかねぇ~ っと・・・
時代劇で 剣の腕前を 目録 とか 師範代などと言うけれど
印可 なんて言葉は ソレに似ているなぁと
一子相伝 ってヤツですわ・・・
(間違ってたら ごめんなさい いまだ勉強不足なモノで)
ふっと 浮かんだのは
古典落語に 「金明竹」 きんめいちく (錦明竹と書かれることもある)
という ハナシがありまして
まあ 前座話 などと言われる
滑舌のおぼつかない 初心の演者
つまり まだ 羽織を着ることを許されない
「前座」 っと呼ばれる連中がマスターすべき
第一歩的な ハナシ であります
このハナシの中で
「お次はのんこの茶碗、黄檗山金明竹(おうばくさんきんめいちく)
ずんどの花活(はないけ)
古池やァ~ 蛙とびこむ水の音ォ~ 申します
あれは、風羅坊正筆(ふうらぼうしょうひつ)の掛けモンで
沢庵木庵隠元禅師(たくあん・もくあん・いんげんぜんじ)張りまぜの小屏風(こびょうぶ)
あの屏風はなァ、わての旦那の檀那寺が兵庫におまして
その兵庫の坊主の好みます屏風じゃによって
表具(ひょうぐ)にやり、兵庫の坊主の屏風にいたします・・・」
っと 早口の関西弁で 一息で言い切る くだりがありまして
「噛んで」しまうと 元も子もなく
また 文字にすると ちっとも可笑しくない ですが
生身の人間が ひとり何役 も こなしながら 演る (ヤル) と
なんとも 滑稽な おハナシで
寿限無(じゅげむ) も そうですが
十五・六の 若い時分に アタマに刷り込んだモンは
ひょとした時に スルリと出てくるモンだなぁ っと・・・
同時に たいした学のないモノには 創作できないモノでもあると・・・
達磨から沢庵・木庵禅師までホンモノで
インゲン禅師を最後に持ってくるなんざ
禅宗のみならず
それ相応の知識がないと できないっしょ っとも・・・
熊本で奮闘する同期は
一日中 クルマで移動しながら
落語を聞いている っと 言っておりました
朝方 ちょいと揺れた様子であります
皆様方におかれましては 大丈夫っすか?
修業先の病院の待合には 院長の趣味で
水族館級の巨大水槽がありまして
当直の晩に 地震があると
ソレが割れたりしてないか 確認しなければならなかった事を
思い出しました・・・
なんだか 思いつくことより 思い出すことばかり
さて
週明け月曜日
今日の 天気は下り坂
明日から 気温も急降下!
それでも
きょうも みなさまにうれしいことがたくさんありますように!
そして 毎日笑顔がありますように!
本日のBGM